「ワンパンマン」童帝~ランドセル姿がかわいいS級ヒーロー、憧れの大人はゾンビマン、怪人協会編で流れた死亡説、声優など~

 今回は「ONE」先生原作の大人気作品「ワンパンマン」から、ランドセル姿がかわいいショタヒーロー「童帝」について解説したいと思います。

 童帝は多彩な発明品を武器に戦う頭脳派S級ヒーロー。

 変人奇人揃いのS級ヒーローたちの中にあって、まだ10歳ながら常識人で協調性も高く、貴重な苦労人枠のキャラクターです。

 本記事では童帝が大人たちに抱いた不信とゾンビマンへの憧れ、怪人協会編での激闘(死亡説)などを交え、その魅力を深掘りしてまいります。

「ワンパンマン」童帝ってどんな奴?(声優含む)

基本プロフィール(年齢、身長、体重、ランキング、声優、本名など)

年齢10歳
身長135cm
体重35kg
好きなもの不明
嫌いなもの不明
趣味不明
ヒーローネーム童帝
ランキングS級5位
声優高山みなみ

 童帝は10歳ながらその頭脳と多彩な発明品を駆使して戦うS級上位ヒーローです。

 整った顔立ちの利発そうなショタっ子で、ランドセルと口にくわえたペロペロキャンディがトレードマーク。

 性格は登場当初こそ年相応に生意気な部分も目立ちましたが、基本的には仲間想いで正義感と協調性にあふれた常識人。

 S級ヒーローたちの中では参謀役、仕切りを任されることが多く、クセの強いメンバーに囲まれていつも苦労しています。

 ちなみにイラつくとキャンディを噛み砕く癖があるようです。

 本名は「イサム」。

 ヒーロー活動をしていない時は普通に小学校に通っており、またそれ以外では塾の”講師”をして生活しているそうです。

元はS級6位メタルナイト(ボフォイ博士)の弟子

 童帝は元々S級6位ヒーロー「メタルナイト(=ボフォイ博士)」の弟子であったことが明かされています。

 童帝がボフォイ博士の元を離れた理由は不明ですが、二人の会話を聞く限り、童帝がボフォイ博士の性格に嫌気が差した、あるいはその行動に不信を抱いたからだと考えられます。

 ボフォイ博士は「ジェノスの家族の仇」「ヒーロー協会を内部から弱体化させている」など、何かと疑惑の多い人物ですから、童帝が距離をとるのも当然のことでしょうね。

 童帝はボフォイ博士の元を離れて以降、いっそう博士への疑念を強め、密かにその行動を探っており、そのことが物語の鍵を握っていくことになりそうです。


「ワンパンマン」童帝の強さ(装備・技)

自ら発明した装備を武器に戦う神童、作戦立案能力も高い、が……?

 童帝は自ら発明した装備(メカ・アイテム)を武器に戦う頭脳派ヒーロー。

 その発明品の多くはランドセルの中に収められており、子供らしく文房具やおもちゃを模したデザインをしていることが多いです。

 ランドセルから無数のアームが飛び出て敵に襲い掛かる様はどこかの錬金術師にも似ていますね。

 童帝の戦い方はその無数の発明品を状況に応じ適切に使いこなすというもので、発明者としての能力だけでなく分析・作戦立案能力にも長けています。

 また、意外なことに身体能力も並のA級ヒーローを凌ぐ超人的な水準(本人曰く「鍛えてますから」)。

 もちろんS級ヒーローの中でその身体能力は最低ランクですが、怪人たちに対抗する上で最低限の肉体強度・反応速度などは十二分に備えています。

 唯一の欠点は糖分が不足すると思考力が低下し、その頭脳を十二分に活かせなくなってしまうこと。

 当たり前のことですが糖分は大事です(197話のキングの実感)。

多彩な発明品(メカ・装備)の数々

 童帝の多彩な発明品の数々を紹介します。

 数が多いので全てを説明することはできませんが、ご容赦ください。

カマセイヌマン
複数機存在する犬型ロボット。
囮や敵戦力の分析に使われることが多い。
3体が合体することでカマセケルベロスへと進化する。

イライラシールド
見た目はキャンディの包装紙。
広げて展開することで高い防御力を持つシールドとなる。

ミニタコタンク8号
ラジコン兵器。
領域に入った対象を二酸化炭素排出量が0になるまで攻撃する。

敵機無力化装置・虫かご君
見た目はリコーダー。
高圧電流の檻を展開することとができる。

ケロケロマスク
カエル型の小型ロボット。
顔に張り付いて防毒マスクになる。

コチョコチョ虫3号
相手の服の中に潜り込んでくすぐる小型ロボット。

ブレイブジャイアント
最終兵器。巨大ロボ。
厳密には巨大なパワードスーツらしい。
凄まじい戦闘力を発揮するが短時間しか使用できないなど、基本を押さえている。
ギガボルトスマッシュなる自爆機構(浪漫)も完備。


「ワンパンマン」童帝の活躍と今後(原作ネタバレ注意)

怪人協会編ではフェニックス男の精神攻撃に苦しむがゾンビマンに救われる

 怪人協会編では敵のアジトに突入し、人質を救出するもフェニックス男の襲撃にあう童帝。

 ちなみにフェニックス男は原作版ではただの雑魚で瞬殺されましたが、リメイク版では災害レベル「竜」(5段階で上から2番目)の強敵・転生フェニックス男へと進化しており、以下はリメイク版準拠の内容です。

 フェニックス男の多彩かつ強力な攻撃に苦しめられた童帝は最終兵器「ブレイブジャイアント」を出して対抗しますが、フェニックス男は精神攻撃により童帝を怪人の道へと誘います。

 精神世界でヒーロー協会の裏の顔を知らされた童帝は動揺して怪人化寸前。

 そんな童帝を精神世界から救ったのが、理不尽の塊サイタマ先生でした。

 しかし精神世界から解放されても童帝の心に根付いた大人への不信は消えません。

 そこにかかってきたゾンビマンからの連絡。

 それはゾンビマンから童帝への感謝と労いの言葉でした。

 ゾンビマンの在り方に目指すべきヒーロー、大人の姿を見出した童帝は精神的に立ち直り、見事フェニクッス男を撃破したのです。

ホームレス帝の攻撃により死亡説も流れたが……

 また怪人協会との激戦の中で、童帝には一時死亡説も流れていました。

 186話でホームレス帝の攻撃により生死不明になっていた、というものですが、その前後にゾンビマンやアマイマスクタンクトップマスターも生死不明の重傷を負っており、そのことが余計に死亡説に重みを与えていました。

 実際にはこの時、童帝はカマセイヌマンが盾になってホームレス帝の攻撃の直撃を逃れています。

 土砂で生き埋めになり生死不明とはなっていましたが、その後無事に(?)ぷりぷりプリズナーに救出され、戦線復帰を果たしていました。

怪人協会編後は協会に見切りを付けネオヒーローズに移籍するが……

 ここから先は原作版のネタバレを含みます。

 怪人協会編後、ヒーロー協会へ改革案を提出し、それが受け入れられなかったことを契機に協会に見切りを付け、新たに設立された「ネオヒーローズ」へ移籍した童帝。

 村田リメイク版では自分のヒーロー名「童帝」の意味を(今更)理解し、グレて「非童帝」を名乗るというエピソードも追加されていましたね。

 しかし童帝はそこでも組織に疑念を抱くことになります。

 ネオヒーローズのバトルスーツなどの装備使われている技術にボフォイ博士の影を見た童帝。

 ヒーロー協会に所属しているはずのボフォイ博士がなぜネオヒーローズに、と組織に不審なものを感じた童帝は独自に調査を進めていくことになるのですが……

 

 なお、村田版では最初からネオヒーローズを怪しみ、その調査のために潜入したという風に変更されています。



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