今回は大人気恋愛漫画「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」から、ヤンジャン始まって以来の美少女と噂の「大仏 こばち(おさらぎ こばち)」について解説します。
大仏こばちは本作の裏ヒロイン・伊井野ミコの親友。
登場当初は単なる地味なメガネ女子かと思いきや「元子役で素顔は美少女」「意外と肉食系」など、次々情報が追加されていったキャラクターです。
メインエピソード「仏の御石の鉢編」では、その厄介オタクぶりが存分に発揮され、一部読者からは「嫌い」「うざい」といった声もあがっていました。
本記事では大仏こばちの人間関係と炎上の経緯を中心に、その素顔を深掘りしていきたいと思います。
「かぐや様は告らせたい」大仏こばちのプロフィール
基本プロフィール(誕生日、血液型、クラス、声優など)
誕生日 | 6月6日 |
血液型 | B型 |
家族構成 | 母 |
所属(クラス) | 1年B組 → 2年A組 |
部活動 | 風紀委員 |
声優 | 日高里菜 |
大仏こばちは本作の裏ヒロイン・伊井野ミコの親友として生徒会選挙編から登場したキャラクター。
外見は(一見すると)ビン底眼鏡に黒髪の地味で真面目そうな印象の少女です。
実際、登場当初の印象は見た目通り真面目かつ友達想いで、親友の伊井野ミコを陰日向に支える普通の友人キャラ。
しかし物語が進むにつれ、「元子役で素顔は秀知院難題女子の一人に数えられる美少女」「意外と肉食系」「伊井野に抱く鬱屈した感情」など、情報が次々追加され非常に複雑なキャラクターとなっていきました(詳細は後述)。
中等部時代から風紀委員を務める優等生である一方、カプ厨で自分の推しに関しては妥協しないかなりの厄介オタク。
眼鏡と素顔、外見と内面、友人に対する建前と本音など、様々な二面性を抱えた少女と言えるでしょう。
伊井野ミコに対応する難題女子(モデル・モチーフ)
本作の登場人物の名前や設定が竹取物語に由来していることは良く知られていますが、その中で大仏こばちは、かぐや姫が五人の貴公子に課した無理難題の一つ「仏の御石の鉢」がモチーフとなっています。
竹取物語では、石作皇子(いしづくりのみこ)がかぐや姫にこの「仏の御石の鉢」を持って来いと言われますが、石作皇子は3年頑張っても見つけられず、これで勘弁してくださいとポエム混じりの頑張ったアピールをしたのだとか。
本作において、この石作皇子(いしづくりのみこ)をモチーフに作られたキャラクターが伊井野ミコ。
本当の意味で大仏こばちの友情を得る事こそが伊井野ミコに与えられた課題であり、彼女の成長の鍵となっていきます。
「かぐや様は告らせたい」大仏こばちの素顔
かなりの肉食系「論理的に考えてオトコ要るでしょ?」で団長と付き合う
大仏こばちは意外と肉食系です。
リアルの男には興味なさそうな外見をしていますが、文化祭直前には応援団で団長を務めた筋肉系陽キャの風野先輩と付き合い始めたことが発覚。
風野の方から試しに付き合ってみないかとアプローチされたようですが、大仏も、
「文化祭を女友達と周るとかダサいし」
「これ終わったらクリスマスとかも」
「控えてるじゃない」
「論理的に考えてオトコ要るでしょ?」
かなり積極的な様子を見せています。
とは言え、12月の文化祭直前に付き合い始め、その直後のクリスマスには筋トレが暑苦しいという理由で風野をフッてしまっているので、本当にお試しで終わったみたいですけど。
ちなみに大仏こばちは秀知院難題女子(生徒会女性陣に並ぶ美少女で付き合うことが難しい高嶺の花)の一人に数えられていますが……この肉食系ぶりは難題女子とは矛盾してないか?
元子役、ヤンジャン始まって以来の美少女?
作中ではほとんど素顔を晒すことのない大仏こばちですが、眼鏡の下はとんでもないレベルの美少女。
元子役で192話では子役時代の別人としか思えない美少女っぷりが描かれていました。
現在でも校門には追っかけの男どもがたむろしており、女生徒たちから嫉妬されトラブルを起こすレベルですね。
おまけページや煽りでは「ヤンジャン始まって以来の美少女」と評されることもあり、単純な顔の造作では作中随一(という設定)なのでしょう。
大仏本人も周囲から美人と評されることには慣れきって(うんざりして)いるらしく、周囲の誉め言葉を「センキュ」とあっさり流していました。
ちなみに、大仏こばちの両親も芸能人ですが、両親は彼女が中学時代に母親の不倫が原因で離婚。
それ以降、大仏こばちも芸能活動は行っていないようです。
「かぐや様は告らせたい」大仏こばちと石上優、伊井野ミコ(炎上)
中学時代、石上に想いを寄せるが伊井野との関係を見て身を引く
大仏こばちは石上優に想いを寄せています。
容姿に恵まれた大仏こばちは、人から色んなものを与えられる度、対価に愛を求められてきました。
そんな彼女にとって、何の見返りも求めず陰ながら人を助ける石上の存在は新鮮で、彼のことを好きになるのは自然なことでした。
けれどその「好き」が「恋」になる前の段階で、彼女は陰ながら支え合う石上と伊井野の関係をお似合いだと思ってしまい、そのまま想いに蓋をして一歩引いてしまいます。
そのまま石上と伊井野が結ばれていれば、大仏も自分を納得させることができたのでしょう。
しかし石上は中学時代に荻野コウによって冤罪を着せられることになり、その際に伊井野は石上を支えることができず、大仏は伊井野に失望してしまいます。
だからこそ余計に、大仏は石上には良い人と結ばれて幸せになって欲しいと願うようになり、彼が子安つばめに恋をした際には、その想いが報われるよう色々と手を尽くしていました。
大仏自身、過去に子安つばめのお節介で救われたことがあり、自分の想いを子安つばめに託していた、という面もあったのでしょう。
「仏の御石の鉢編」では色々想いをこじらせて炎上
作中では石上優が子安つばめに失恋し、その後、伊井野ミコと距離を縮めていくことになるのですが、そのことに不満を抱く大仏こばちがメインで描かれているのが「仏の御石の鉢編」です。
大仏にとって伊井野は親友であると同時に、かつて石上が冤罪を着せられた時、支えてあげられなかった前科者。
石上の幸せを願う大仏としては素直に応援できません。
しかももし石上と伊井野が結ばれれば、好きな人と親友がイチャつく様を見せつけられるのですから、たまったものじゃありませんよね。
思わずそうした気持ちを陰で四宮かぐやに吐露してしまうのですが、そのことを伊井野に聞かれてしまい、二人は一時絶交状態に。
最終的には二人は腹を割って話し合い、仲直りするのですが……この一連の流れが、まるで伊井野が石上と付き合うのに大仏の許可を必要としているように見えたと、一部読者の間で大炎上。
まあ確かにこの時の大仏はすごく面倒くさい女だったわけですが、別に言っていることは普通なんですよね。
好きな人(石上)が、自分の親友だけど彼を不幸にしそうな人(伊井野)と結ばれて、しかもその様子を見せつけられるのは嫌だ。
それならいっそ親友とは縁を切ってしまった方がいい。
別に伊井野に何を強制しているわけでもありませんし、彼女が石上と距離を縮めることを邪魔しているわけでもありません。
むしろ、納得できないまま親友と想い人のイチャコラを見せつけられるとか、どこのツンデレ先輩だよって話ですよね。
むしろこの一連の流れは三角関係でもなんでもなく、互いに何となく身を寄せ合っていた幼い少女たちが互いを理解し合い、大人になっていく友情と成長の物語なのかな、と。
そこに変に色恋が関わっているので、色々誤解され、炎上していただけのような気がしますね。
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