今回は大人気恋愛漫画「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」から、裏主人公・石上優の想い人「子安つばめ」について解説します。
子安つばめは体育祭編以降、石上が想いを寄せることになった3年生のマドンナ。
作中では結局石上のことをフッてしまいますが、それも彼女なりに石上の想いに誠実に向き合った上での結論でした。
人望厚い好人物である一方、ファンからは石上をフッた事実を以って最低と叩かれることもあるつばめ。
本記事では子安つばめの人望や石上との関係を中心に、彼女がどういった人間かを深掘りしていきたいと思います。
「かぐや様は告らせたい」子安つばめのプロフィール
基本プロフィール(誕生日、血液型、クラス、声優など)
誕生日 | 4月4日 |
血液型 | A型 |
家族構成 | 父、母、兄 |
所属(クラス) | 3年A組 → 体育大学へ推薦進学 |
部活動 | 新体操部 |
声優 | 福原遥 |
実写版キャスト | 福原遥 |
子安つばめは秀知院学園高等部に通う女生徒。
主人公・白銀御行や四宮かぐやの一学年上の先輩で、その可憐な容姿や人当たりの良い性格から、学園のマドンナの一人に数えられています。
外見は色素の薄い髪をワンレン風にまとめた柔らかい雰囲気の持ち主で、メリハリの効いたスタイル抜群の美女。
いわゆる陽キャで非常にノリが良く、パリピ語は勿論、気分が上がってくると「つばめ語」なるノリだけの言葉を使い始めます。
世界的バーテンダー兼大手飲食会社エリアマネージャーの娘と中々のお嬢様。
新体操の実力はあるものの体格が新体操に向かない成長を遂げたこと、容姿の良さから痴漢被害や同性からの妬みをうけるなど、中々悩みの多い人生を送ってきた少女でもあります。
作中では体育祭で石上優が参加した応援団の副団長として登場し、それが切っ掛けで石上に想いを寄せられることになりました。
難題女子の一人であり三年のマドンナ(モデル・モチーフ)
子安つばめは三年のマドンナであり、同時に生徒会メンバー以外で付き合うことが難しいとされる美女、通称「難題女子」の一人に数えられています。
つばめはその容姿や性格もあって、かなり早い段階で色々失敗も経験しており、そのため現在は女性としての警戒心が非常に高く、異性を見る目は非常にシビア。
ある意味、恋愛に関しては非常に臆病な女性と言えるでしょう。
ちなみに彼女の名前の由来(モデル・モチーフ)は、かぐや姫が求婚者の一人に課した無理難題の一つ「燕の子安貝」。
竹取物語では石上麻呂足(石上優のモデル)がこれを手に入れようとして転落、命を落としてしまったわけですが……(作中でも石上がかぐやに「どんな手段を使ってもいいわ。子安つばめを手に入れなさい」って迫られてたなぁ)
「かぐや様は告らせたい」子安つばめの人望
大仏こばち、龍珠桃らに手を差し伸べた過去
子安つばめはこれまで多くの人の支えとなり、時にメンターとして悩める者に手を差し伸べてきた人望厚い人物です。
過去には、同じように優れた容姿を理由に辛い目に遭ってきた大仏こばちに対しアドバイスをする姿も描かれていました。
そうした経緯もあってか、大仏はつばめに対しかなり好意を持っており、自分が好きだった石上をつばめ先輩になら任せられると「石つば派」を自称して二人の背を押していましたね。
また、暴力団組長の娘である龍珠桃も、つばめが居なければ普通に学校を辞めていたと思うと発言しており、彼女に何らかの形で救われた一人であることが分かっています。
本作において、主人公の白銀御行は、
「人を頼らないのは単なるコミュ力不足であり人間が持つ最大の武器を好意。美学というにはあまりに愚か」
という結論に至っています。
その考え方に則るならば、誰かにを頼り、頼られ、その結果信頼を勝ち得てきた子安つばめは、人間としての最大の武器を最も美しく扱える「強い人間」と言えるでしょう。
「子安つばめは塗り替えたい」
そうした子安つばめの人望が最も良く表れているのが、191話「子安つばめは塗り替えたい」。
石上優の過去の悪い噂を塗り替える作戦でしょうね。
石上は中学時代、荻野コウによって「石上は大友京子のストーカーであり、逆恨みして荻野に暴力を振るった」という冤罪をかけられていました。
石上は荻野が大友京子に危害を加えることを恐れ、真実に蓋をし、その汚名を甘んじて受け入れていたのです。
その過去の真相を知ったつばめは、石上のために何かを残したいと、この悪い噂を別の噂で塗り替えるという作戦を計画します。
この作戦には秀知院VIP組を含めこれまで彼女に救われてきた多くの人々が協力し、石上を苛んできた風評は瞬く間に一掃されることとなったのです。
「かぐや様は告らせたい」子安つばめと石上優(誠実or最低?)
石上優からの好意は嬉しく思うも、結局恋愛対象とは見れずフッてしまう
石上は体育祭以降つばめに想いを寄せており、つばめも文化祭で石上の好意を知ることになります(石上が告白してきたと勘違いしたためですが、石上の好意自体は勘違いでないという微妙な誤解)。
石上のことは好ましく思っていたつばめですが、それはあくまで「後輩」として。
当初はどう告白を断ろうかと悩んでいましたが、石上としっかり向き合ってから答えを出そうと、結論を一旦保留します。
石上とデートをしてみたり、クリスマスの夜には暴走して石上と一夜を共にしようとしたり(未遂)。
しかしつばめは結局、石上のことを「良い後輩」としか見れず、最終的に石上のことをフッてしまいます。
つばめ本人に言わせれば、石上の悪い噂を塗り替えたことも、自分の罪悪感を誤魔化すための最低の行為。
しかし、石上の好意にしっかり向き合った上で、それに流されることなくはっきり自分の想いを伝えたその姿勢は、間違いなく誠実なものだったといえるでしょう。
一部で「最低」と叩く人間がいるのは石上の人気の裏返し
石上が健気だっただけに、つばめが石上をフッたことに関しては色々賛否がありました。
特に多かったのは、石上の魅力を分からない女なんて、というもの。
まあこれは石上の読者人気の裏返しでしょうね。
つばめは石上の魅力は理解した上で、恋愛対象としては見れないと答えただけなんですから(例えばかぐや様だって石上に想いを寄せられれば同じ答えをしたでしょうよ)。
また「子安つばめは塗り替えたい」の作戦そのものが、過去の石上の覚悟や漢気を台無しにするものだ、みたいな意見もありましたが、これも言いがかりでしょう。
別に石上が守ろうとした大友の笑顔は損なわれていませんし、誰が不幸になったわけでもありません。
これまで石上たちが解決できなかった問題を、部外者のつばめが解決してしまったことで、石上の苦労が軽く扱われたように感じたファンもいたようですが、そもそもつばめが動いたこと自体、石上のこれまでの頑張りがあったからこそですしね。
結局、石上ファンというか、熱狂的な石つば派が多かったってことなのかなぁ?
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