今回は大人気漫画「呪術廻戦」において、呪術師・呪霊を含めた登場人物の強さについてランキング形式で語ってみたいと思います。
実際のところ、こうしたバトル作品の「強さ」は対戦相手との相性や条件設定によって評価が大きく左右されるため、一概に誰が強い弱いとは言いづらいものがあります。
また、主人公格のキャラクターは作中で大きく成長を遂げるため、どの時点での強さを切り取るかによって評価も大きく変わってきますよね。
本記事ではそうした諸々の要素を敢えてごちゃ混ぜにし、主観と客観を織り交ぜながら総合的な強さランキングを作成しております。
第10位:秤金次
第10位には五条と乙骨、二人の特級呪術師から「自分に並ぶ術者になる」「ノッてる時は僕より強い」と極めて高い評価を受けたギャンブラー・秤金次がランクインです。
コンプライアンス違反と呼ばれたパチンコ領域展開「坐殺博徒」は大当たりが出るとその間(4分11秒間)秤に膨大な呪力が与えられ、実質的に彼を不死身にするというもの。
運の要素が強い術式ではありますが、秤自身の基礎戦闘力も高く、上手くハマればジャイアントキリングも可能。
ただ、上位の強者であれば大当たりする前に倒したり、不死身だろうとぶち殺したりできちゃいそう(?)なので、この順位としております。
第9位:伏黒甚爾(パパ黒)
第9位には若かりし日の五条悟に勝利したこともあるフィジカルモンスター、伏黒甚爾(パパ黒)がランクイン。
伏黒甚爾は御三家の一つ、禪院家に生まれながら呪力を一切持たない異端児で、その代償・天与呪縛のフィジカルギフテッドによって超人的な身体能力を獲得しています。
当初の真希の完全上位互換で、呪力を完全に失うことで肉体は呪力への耐性を持ち、五感で呪霊を感じ取ることも可能。
呪具が無ければ呪霊を祓うことができないという弱点はありますが、対呪術師相手ならば特級クラスの実力を保持しています。
条件次第ではいくらでもジャイアントキリングが可能な力は持っていますが、逆に条件次第で何もできず完封負けする可能性もあり得るため、第8位としております。
第8位:真人
第8位には特級呪霊たちのボスであり、人が人を憎み恐れた腹から生まれた呪い・真人がランクイン。
作中では宿敵であり天敵・虎杖悠仁との対戦が多かったため、それほど強い印象はありませんが、実際には反則、チートと言ってよい能力の持ち主です。
真人の術式「無為転変」はその手で触れた者の魂を自在に操る術式で、普通の呪術師は魂の存在を知覚していないため呪力で防御することが難しく、並の術者なら触れただけで瞬殺してしまいます。
加えて真人は自分自身の魂に干渉することも可能で、それによりどれほどダメージを負っても魂が傷つかない限り即座に回復可能。
言うなれば即死効果を付与した防御貫通攻撃とベホマを持つ特殊能力全振りキャラですね。
作中ではこうした特殊能力を無効化する上にフィジカルに特化した天敵・虎杖と対戦したことで最後はちょっと情けないイメージでしたが……あれは相性悪すぎ!
第7位:漏瑚(じょうご)
第7位には特級呪霊たちのまとめ役にして火山を象徴する呪い・漏瑚がランクインです。
漏瑚は作中で最強ツートップとの対戦を余儀なくされたやられ役という印象が強いですが、渋谷事変ではダメージを負っていたとはいえ七海健人や禪院直毘人ら一級呪術師を一瞬で倒した強者。
特級呪霊グループの中でも突出した実力を有しており、ファンブックでは後述する羂索(けんじゃく)でさえ、漏瑚と真人の相手はタイマンでもかなりしんどいと評されていました。
特別な能力を有しているわけではありませんが、シンプルに火力が高く、総合力では特級呪霊グループでもトップ。
魂を操る真人と対戦した場合、漏瑚の火力なら一撃で真人が再生不能なダメージを与えることが可能と考えられるため、この順位としております。
第6位:九十九由基
第6位には四人の特級呪術師の一人にして東堂葵の師匠でもある謎めいた美女、九十九由基がランクインです。
永らくその術式が不明だった九十九ですが、とうとうその能力が「質量」という概念そのものを操る術式であることが判明。
その破壊力は特級呪霊を容易く屠るほど強力で、五条悟にも匹敵するのではないでしょうか。
ただ一方、領域展開に関しては少し難があるようで(領域の押し合いに自信がない?)、その点は上位の使い手との戦いでは致命傷となり得るため、この順位としています。
第5位:乙骨憂太
第5位は前日譚の主人公にして四人の特級呪術師の一人、乙骨憂太がラインクイン。
五条悟をも凌ぐ呪力量と、他者の術式を「模倣(コピー)」することができる埒外の異能の持ち主です。
現在は彼の力の源となっていた特級過呪怨霊・祈本里香が成仏したため、術式の使用などには5分間の制限がかかっていますが、それでも十分にチートですよね。
膨大な呪力で強化した肉弾戦はそれだけで驚異的ですし、反転術式をそのままアウトプットすることで自分や他者を治療することも可能。
潜在能力ではもっと上かもしれませんが、現時点ではまだまだ経験不足ということで、第5位としております。
第4位:夏油傑
第4位には四人の特級呪術師の一人にして呪詛師、夏油傑がランクイン。
前日譚のラスボスであり、ポケモンマスターのごとく倒した呪霊を取り込み、自分の手駒として使うことができるチート術式、呪霊操術の使い手です。
取り込んだ呪霊は成長こそしませんが、呪霊自身の呪力を使って術式を行使することが可能なため、取り込めば取り込んだだけ強くなることができます。
夏油本人も体術の達人であり、全く隙がありません。
前日譚では乙骨憂太に敗北していますが、それは手持ちの呪霊を東京と京都に分散したためで、それさえなければ夏油が勝利していたと言われているため、乙骨より上の4位とさせていただきました。
第3位:羂索(けんじゃく)
第3位にはこの物語の黒幕、羂索(けんじゃく)がランクインです。
羂索は他人の肉体を渡り歩く術式を持ち、千年前から生き続ける最悪の呪詛師。
その呪術の知識や結界術の技量などは現代の呪術師が及ぶものではなく、しかも千年をかけて様々な呪具や呪物をストックしています。
現在は呪霊操術の使い手である夏油の肉体を乗っ取ってパワーアップ。
さらに「重力」らしきものを操る切り札まで隠し持っています。
シンプルな強さでは流石に続くツートップには及びませんが、厄介さという意味では他の追随を許しませんね。
第2位:五条悟
第2位は現代最強の術師、五条悟。
無限を操る無下限呪術と原子レベルでの呪力操作を可能とする六眼を併せ持つ最強の呪術師です。
作者が「最強」と定義して誕生したキャラクターであり、1位でも全然おかしくない、というか1位じゃないとおかしい強さの男。
後述する1位とも実力伯仲しており、どちらが勝ってもおかしくないところなのですが、作中ではっきり結果が出てしまったため、五条は2位ということになりました。
第1位:両面宿儺
第1位は呪いの王、両面宿儺。
両面宿儺は千年前、呪術全盛の時代に術師が総力を挙げて彼に挑み敗れた呪詛師にして天災。
死してなお、時代を渡る死蝋さえ消し去ることができず呪物としてこの世に残り続けてきた本物の化け物です。
2位の五条悟とは実力伯仲していましたが、作中で実際に行われた決戦では宿儺が勝利。
宿儺が乗っ取った伏黒の十種影法術が無かったとしても勝てたかどうかは怪しいと五条悟自身が認めています。
しかも五条悟との決戦では彼自身の切り札をいくつか温存していたようで……
最強ランキングトップ10から漏れた実力者たち
勿論トップ10から漏れたキャラクターにも実力者は多数存在しますし、条件次第ではトップ10圏内の面々を凌駕することもあるでしょう。
ただ、11位以下はかなりの団子状態にあるため、本記事ではトップ10に絞ってランキングを作成しています。
ちなみに11位以下でトップ10に食い込み得る実力者と言えば今のところ次のような面々が挙げられますね。
ミゲル
百鬼夜行MVP。
五条悟相手に粘ったのは凄いが、黒縄抜きでどこまでいけるかは未知数なので圏外。
覚醒真希
伏黒甚爾と同じ完全な天与呪縛のフィジカルギフテッドを手にする。
とは言えまだ成長途上で、甚爾と比べれば経験で劣るため圏外。
虎杖悠仁・伏黒恵
主人公組で、潜在能力ならトップ10に入る。
とは言え、まだまだ発展途上でなので圏外。
花御・陀艮
特級呪霊組で七海・東堂ら1級術師より一段上の実力を持つ。
真人たちと比べると一段劣る。
高羽史彦
超人、五条悟にも届き得る術式。
流石にどうかと思うので圏外。
鹿紫雲一
雷を操る武闘派。
切り札を切れば秤より上かも?
石流龍
単純出力では乙骨以上。
ただ相性差など対応力はそれほどでもなさそうなので圏外。
今後の物語の展開次第では、このランキングにも変動がありそうです。
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