「かぐや様は告らせたい」四条眞妃(マキ)~翼への片思いが不憫でかわいいツンデレガール、インド旅行、四宮かぐやとの関係~

 今回は大人気恋愛漫画「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」から、不憫でかわいいツンデレガール「四条 眞妃(しじょう まき)」について解説します。

 四条眞妃は主人公の一人・白銀御行の同級生であり、四宮かぐやの遠い親戚。

 登場当初は単なる不憫なモブガールかと思われていましたが、実は四宮かぐやに比肩する才女であり、四宮家と敵対する四条グループ令嬢という重要人物であることが判明しています。

 本記事では四条眞妃のプロフィールと翼くんへの不憫すぎる片思い、そしてもはや理解不能という他ないクリスマスインド旅行エピソードなどを交え、彼女の魅力を語ってまいります。

「かぐや様は告らせたい」四条眞妃(マキ)のプロフィール

基本プロフィール(誕生日、血液型、クラス、声優など)

誕生日1月1日
血液型AB型
家族構成父、母、双子の弟
所属(クラス)2年B組 → 3年A組
部活動ボランティア部
声優市ノ瀬加那

 四条眞妃は秀知院学園に通う主人公・白銀御行四宮かぐやの同級生です。

 外見は両サイドの編み込みと短めのツインテールが特徴の勝ち気そうな少女。

 初登場は6話とかなり早めでしたが、その際は恋愛相談に来た田沼翼とその想い人・柏木渚がメインで、四条眞妃は翼をからかうモブ女生徒に過ぎませんでした。

 しかしその後、翼の告白が成功し渚と付き合い始めると、涙目でショックを受けている様子が描かれ、実は翼に片思いをしていたことが判明。

 その後しばらくはコマの端やおまけページで翼への想いを諦めきれず涙を流す不憫な様子だけが描かれていました。

 本格的な登場は98話「四条眞妃は何とかしたい」で、そこで初めて彼女の名前や四宮かぐやとの関係性などが明かされます。

 所謂オールドタイプのツンデレで、芯は強いものの意外と押しに弱く純真無垢。

 社交界に身を置いているため警戒心は強めですが人を見る目は確かで、気を許した相手には徹底的に甘えるタイプの少女です。

四宮かぐやとは再従祖叔母と再従姪孫の関係で誕生日も同じ

 四条眞妃は四宮家の分家で現在は敵対関係にある四条家の令嬢で、四宮かぐやとは再従祖叔母(かぐや)と再従姪孫(眞妃)の関係にあります(血縁的には8親等離れていますね)。

 誕生日もかぐやと同じ1月1日。

 かぐやとほぼ同スペックの才覚の持ち主で、学業ではかぐやに次ぐ学年3位(後に1位も獲得)の成績を誇りますが、本人的にはまるで本気を出していないのだとか。

 スポーツなど学業以外の分野でもほぼ万能。

 かぐやの天才性がスパルタ教育による「思考の速さ」「模倣力」「完全記憶」なのに対し、四条眞妃の天才性は先進的な教育による「思考の深さ」「対応力」「選別記憶」。

 思考アプローチは対極ですが本質的に似た者同士であり、同じ結論に到達することが多いようです。

 家同士は骨肉の争いを繰り広げる敵対関係にあり、眞妃とかぐやも表向きあまり親しくすることができませんが、眞妃本人はそのことに不満を抱いています。


「かぐや様は告らせたい」四条眞妃(マキ)は不憫かわいい

田沼翼への片思いと親友・柏木渚との三角関係(最終回)

 四条眞妃は恋愛関係においてはただただ不憫な少女です。

 彼女は田沼翼という同級生の少年に片思いをしていました。

 その切っ掛けは10歳の頃、入院先の病室に田沼(医者の息子)が毎日遊びに来てくれたこと。

 それ以来、ずっと眞妃は一途に田沼を想い続けていましたが、ツンデレな彼女は素直になれず、彼に対して全く恋愛感情がないかのように振舞っていました。

 一方、田沼翼は眞妃の親友である柏木渚に想いを寄せていましたが、当時渚は翼のことを異性として意識しておらず、翼が告白したとしても本来なら上手くいくことはなかったでしょう。

 しかし翼の恋愛相談に乗った白銀御行が彼に「壁ダァン」なる必殺技を伝授してしまい、その技に動揺した渚が思わず翼と付き合い始めてしまったことろから、眞妃の不幸は始まります。

 想い人と親友が結ばれたものの諦めきれず、しかも目の前で二人がイチャコラする様子をまざまざと見せつけられたり、赤裸々な性体験を語られたり……

 それでも眞妃は渚のことを嫌いになれず親友を続けていますが、時々彼女がサタンに見えると複雑な心境も吐露しています。

 ある意味眞妃は、恋愛関係で失敗した四宮かぐやの可能性とも言えそうです(例えば、かぐやがグダグダやってる間に白銀がうっかり藤原千花あたりに絆されて付き合い始める、といった可能性もゼロではなかった)。

白銀御行、石上優の前では素直でかわいい、早坂とも……

 四条眞妃は98話で恋愛相談に乗ってもらったことが切っ掛けで、白銀御行と石上優とは深い友情を築いています。

 警戒心が強く、これまで相談できる相手がいなかったという眞妃ですが、二人の前では普通に素直でかわいらしい姿を見せていました(この姿を翼くんに見せていれば……)。

 この辺りの人を見る目というか人間的な好みはかぐやによく似ているんですよね。

 眞妃は二人に恋愛相談を持ち掛けるだけでなく、普通に遊びに行くこともあります。

 早坂愛もそれに同行して一緒にバッティングセンターに行っており、早坂は当初眞妃と少し距離を置いていましたが、自分の(元)主とよく似た眞妃のかわいい姿を見て、すぐに普通に仲良くなっていました。

 また、直接的な友人というわけではありませんが、伊井野ミコとは同じ横恋慕という闇を抱えた者同士、何か通じるもの(写経・悟り)があるようです。

 ……もし、壁ダァンを伝授したのが白銀だと知ったら、眞妃はどうなってしまうんだろう?


「かぐや様は告らせたい」四条眞妃(マキ)インド旅行と弟

クリスマスには悟りを開くためインド旅行へ向かうが……

 何かと奇行が目立つ四条眞妃ですが、その最たるものがコミックス16巻161話「四条眞妃は悟りたい」で描かれたクリスマスインド旅行。

 クリスマスで多くの男女が恋愛を謳歌している中、その輪からはじき出された眞妃は悟りを開くためにインドのニューデリーを訪れていました。

 要は翼と渚が付き合ったことを引きずって、その苦しみから逃れるために悟りとか涅槃とか言い出したようです。

 取り敢えずガイドのシンさんとともに悟りを得るべくインドを巡る眞妃。

 ちなみに主目的であったガンジス川はニューデリーから6~7時間かかるため、ダルくなってあっさり断念していました。

 その代わりにタージ・マハル、ヨガ、ショッピング、エステ、占い……悟り関係なく普通に観光楽しそ~。

 そしてインド食に飽きた眞妃は日本食を食べたいと要望しますが、その結果、お腹を壊してホテルで苦しむことに。

 この旅での悟り。

「やっぱ私インドより日本が好きかなぁ」

姉を心配して同行した双子の弟・帝はそれが原因で……

 ちなみにこのインド旅行には、眞妃を心配した双子の弟・四条帝も同行していました。

 流石に高校生の女の子一人で海外旅行はさせられませんよね。

 四条帝は四条グループの後継者にして竹取物語における「帝」をモチーフとした本作のキーキャラクター。

 この時点ではサッカーをするために地元の公立校に通っており、全国模試では白銀を抑えてトップに立ったこともある文武両道の天才です。

 まあ、このインド旅行の時点ではただただ姉に振り回されるかわいそうな弟。

 全国高校サッカー選手権の直前にも関わらず(きっちり優勝はする)インド旅行に行くという常人には理解不能な行動をとってしまったことで、後々周囲の人間からあらぬ誤解を受けていました。

 ちなみにこの時、眞妃からは、

「アンタには分からないでしょうね!」
「好きな人が友達と付き合って」
「諦める事も友達を嫌いに」
「なる事もできない私の苦しみが!」

 と言われていましたが、弟もこの後、好きな人(かぐや)が友達(白銀)と付き合って、諦める事も友達を嫌いになる事もできない苦しみを味わうことになるわけで……

 弟は弟でもう一度インド旅行に行くことになるのかなぁ……?

「かぐや様は告らせたい」四条眞妃(マキ)のその後

眞妃と渚、翼たち3人の最終回は、眞妃の想いを知った渚が翼に別れを告げたものの、渚は眞妃に叱られ再び翼とヨリを戻すという展開。

 改めて前を向こうと決意した眞妃でしたが、突如判明した「柏木渚:妊娠3か月」に、最後の最後まで泣かされることになります。

 しかしそのラストでは眞妃が本当の幸せを掴む物語はちゃんと用意されていることが示唆されてました。

 秀知院卒業後は、気まぐれで受けたスタンフォードにうっかり合格してしまい、白銀やかぐやと同じ大学に通うことになったそうです。

 



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