「呪術廻戦」重面春太(しげもはるた)~七海にボコられつつも生き延びたサイドテールの男、その術式と死因など~

 今回は言わずと知れた大人気漫画「呪術廻戦」から、小者臭いと評判のサイドテールの呪詛師「重面 春太(しげも はるた)」について解説します。

 重面春太は偽夏油に協力する呪詛師の一人。

 弱いものイジメが大好きといういかにも小者な卑劣漢で、多くの読者から嫌われていました。

 決して強くはないものの、非常に特殊な術式の持ち主で、作中では七海にボコられつつも生き延びた奇跡の男。

 本記事ではそんな重面春太のプロフィールや術式、渋谷事変でのやられっぷりと最終的な死因などを解説してまいります。

「呪術廻戦」重面春太のプロフィール

基本プロフィール(声優など)

誕生日不明
呪詛師になった理由お遣いはできてもルールを守れるタイプじゃないので
向いていると思っていること弱いものイジメ
声優羽多野渉

 重面春太は偽夏油に協力していた呪詛師の一人。

 外見はサイドテールの小柄で華奢な青年で、目の下に特徴的な紋様が刻まれています(詳細は後述の術式の項目で)。

 性格は弱いものいじめが大好きな快楽主義者の下衆。

 あまり深いことは考えておらず、とにかく自分が楽しければいいと、刹那的な快楽を求めて偽夏油に協力しています。

 普段は弱者をいたぶって無邪気な笑みを浮かべていますが、自分より強い相手を前にすると途端にビビって下手に出る小者。

 多くの読者からシンプルに「嫌い」とヘイトを集めていました。

初登場時は名前が不明で、サイドテールの男、握力弱男などと呼ばれる

 重面春太の初登場は京都姉妹校交流会編で、花御組屋鞣造らとともに高専を襲撃。

 歌姫先生に襲い掛かり、釘崎真依らと対峙していました。

 とはいえこの時は、ほとんど戦闘らしい戦闘は行わず、帷が破られるや否や早々に逃亡。

 名前も術式も明かさず、ただただ自分語りをして性格の悪さを露呈しただけで去っていきました。

 その為、その後しばらく彼は本誌紹介文では「サイドテールの男」、読者には後述の武器のエピソードから「握力弱男」などと呼ばれることに。

 ……雑な扱いだけど、まあ当人がアレだし、いいか。


「呪術廻戦」重面春太の強さ・術式

組屋鞣造が与えた人の手が柄になった剣

 重面春太の戦い方は、剣を使ったシンプルな接近戦です。

 彼の剣は仲間の組屋鞣造が作り与えたもので、人の手が柄になったもの。

 組屋曰く「お前は非力だから、刀からも握ってもらえ」とのことで、これが「握力弱男」の由来となっています。

 特徴として手を放しても生き物のように操作し、敵の不意を突くことが可能。

 京都姉妹校交流会と渋谷事変では刀身のデザインが変わっていますが、これは刃を付け替え可能で呪具化するからです(刀身に輪っかを描くのが面倒になった作者の後付け設定)。

 一方、剣としての切れ味そのものは並で、重面春太の実力もあるのでしょうが、一級呪術師の七海には斬りつけても全くダメージを与えられませんでした。

 ここから考えると、重面春太の純粋な戦闘能力は精々二級呪術師相当。

 ただし、後述する術式により、戦闘能力だけでは計れない性質の悪さを持ち合わせている印象です。

”奇跡”を貯める術式

 重面春太の術式は極めて特殊なもので、彼自身も術式の全容を把握できていません。

”奇跡”を貯める術式
日常の小さな奇跡を重面の記憶から抹消し蓄える。
蓄えられた奇跡は命の危機に関わる局面で放出される。
奇跡の多寡は目元の紋様で把握できるが、重面自身はそれを把握していない。

 日常のちょっとした奇跡(時計のゾロ目など)をため込んで、ピンチの時に自動でそれを発動させる術式。

 要は物凄く悪運強く死ににくくなる能力ですね。

 重面春太の目元には左右に計6本の線のような紋様が刻まれており、奇跡が溜まっている時は黒く、奇跡が消費された時は色が白くなっていきます。

 この術式のおかげで、重面春太は渋谷事変において七海にボコられながらもしぶとく生き延びることに成功しています。


「呪術廻戦」重面春太、渋谷事変で七海にボコられる

 渋谷事変の最中、伊地知潔高を始めとした多数の補助監督を襲撃する重面春太。

 そんな重面は続いて釘崎と新田明に襲い掛かり、追い詰めますが、そこに一級呪術師・七海健人が現れます。

 伊地知が傷つけられたことを、かつての友・灰原が死んだことに重ね合わせ、激怒する七海。

 重面は七海に斬りかかるも全くダメージを与えられず、逆に殴り飛ばされ大ダメージを受けてしまいます。

 この時、奇跡の残量を表す6本のラインは1本が白く染まっており、術式が無ければ死んでいたことを理解する重面。

 続く七海の2撃目でさらに重面のラインが1本白く染まります。

 重面は刀を操作して不意打ちを仕掛けますが、それも釘崎に防がれ絶体絶命。

 最後は七海の術式で壁を突き破って吹き飛ばされ、完全に死亡した……やに思われました。

 七海たちも倒したと確信してその場を去っていきますが、実は重面は残るライン4本分の奇跡を消費し、生き延びていたのです。

「呪術廻戦」重面春太の死因(伏黒は地雷)

 術式によって奇跡的に七海から生き延びた重面春太ですが、その直後に彼は調子に乗ってやらかし、死亡しています。

 ダメージを追ってボロボロの伏黒恵を見つけ、これ幸いと彼をいたぶって楽しむ重面春太。

 しかし追い詰められた伏黒は、切り札である自爆技・魔虚羅の調伏を重面を巻き込んで始めてしまい、重面は再び窮地に陥ります。

 そこに現れたのが伏黒に強い興味を持つ宿儺

 宿儺が魔虚羅を倒したことで助かったと歓喜する重面でしたが、意気揚々とその場を去ろうとした直後、重面は宿儺の術式で真っ二つに。

 彼の奇跡は、七海から生き延びたことで使い切っていたのです。

 まあ、伏黒は宿儺の地雷ですから、そこに手を出したらダメですよね。

【まとめ】「呪術廻戦」キャラクター考察wiki

 



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