今回は「ジャンプ+」の人気野球漫画「忘却バッテリー」から、本作の主人公の一人「清峰 葉流火(きよみね はるか)」について解説します。
清峰葉流火は中学時代、もう一人の主人公・要圭と共に「怪物バッテリー」と呼ばれ、数多の球児を打ち砕いてきた天才投手。
相棒の要圭を含め、周囲の仲間たちは天才と評されつつも才能不足や挫折を経験した面々ばかりですが、清峰葉流火に関しては徹頭徹尾”本物”の天才として描かれています。
本記事ではそんな彼のプロフィールや過去、作中での成長や兄・葉流馬を中心に解説してまいります。
「忘却バッテリー」清峰葉流火のプロフィール
基本プロフィール(誕生日、身長、声優など)
誕生日 | 12月10日 |
身長 | 185cm |
血液型 | B型 |
所属 | 都立小手指高校 |
出身 | 宝谷シニア |
ポジション | 投手 |
投打 | 右投右打 |
背番号 | 1番 |
家族 | 父、母、兄 |
声優 | 増田俊樹(TV)、細谷佳正(OA) |
清峰葉流火は本作の主人公の一人であり、中学時代、幼馴染の要圭と共に「怪物バッテリー」と呼ばれた天才剛腕投手です。
しかし中学3年の時、相棒の要圭が記憶を失い、野球に関するあらゆる知識と興味を喪失。
要圭と一緒に野球をするためだけに、彼について野球部のない都立高校に進学しました。
外見は長身で黒髪黒目のクールで無表情なイケメン。
「圭と野球をすること」と「投球」にしか興味がなく、日常生活においては基本無関心で塩対応。
ただ野球に関してだけは非常にストイックかつ負けず嫌いであり、日々の全てを野球に注ぎ込み、放っておけばオーバーワークになりかねないタイプです。
完全無欠と評された本物の天才投手
清峰葉流火は140km/hオーバーの剛速球と高速スライダーを駆使する天才投手。
スタミナやコントロールも高水準で、持ち球にはスローカーブやスローボールも存在します。
特に高速スライダーは一級品で、シニア時代は藤堂や千早など限られた相手にしか投げたことのない決め球です。
また現在は縦変化の新たな変化球を習得中(後述)。
打撃センスも高く、シニア時代は四番。
何となくで来た球をスタンドにぶち込むセンスお化けです。
また足も非常に早く、フィジカルとセンスに関してはまさしく完全無欠の天才と言えるでしょう。
「忘却バッテリー」清峰葉流火と要圭(過去)
清峰葉流火は要圭と幼馴染で、彼と一緒に野球を始めました。
才能にあふれた清峰葉流火を見て、周囲の大人たちは無責任に色んなことを教え、彼の才能を潰しそうになってしまいます。
そんな清峰葉流火を守り、彼を教え導いてくれたのが要圭。
清峰葉流火にとって要圭の言葉は「絶対」であり、その指導で清峰葉流火の才能は磨かれ、ますます要圭に心酔していきました。
ただ、要圭は決して清峰葉流火のような本物の天才ではなく、彼の隣に立つために異常な努力をし続け、心も体も摩耗することに。
そして全国一の名門、大阪陽盟館高校から清峰葉流火のバーターとしてスカウトされたことが切っ掛けで、要圭は記憶喪失になってしまいました。
「忘却バッテリー」清峰葉流火の成長
中学時代はただ要圭に導かれるまま、彼と一緒に野球ができればいいと考え、周囲に無関心だった清峰葉流火。
彼は高校に進学し、要圭以外にも仲間ができて、チームが好きになって、人として、エースとして成長していきます。
しかしそれは同時に、清峰葉流火がエースとしての重荷を背負い、また自分が要圭を追い詰めたことを自覚することにも繋がりました。
人の気持ちが分かるようになり、要圭が自分の隣に立つためにどれだけの犠牲を払っていたのかを本当の意味で理解するようになります。
そしてその全てを背負い、相応しい投球をしなければとエースとしての自覚を持つようになったのですが……
「忘却バッテリー」清峰葉流火と変化球
一年夏の敗戦後、清峰葉流火は要圭(智将)から新たな変化球の習得を求められていました。
要圭(智将)が求めた球は「チェンジアップ」。
肘への負担が小さく、剛速球のストレートと非常に相性が良い球種です。
ただ清峰葉流火はリリースの瞬間だけ力を抜く感じが上手くつかめず、これを習得できずにいました。
その代わり、清峰葉流火が密かに練習していたボールが「フォーク」。
縦変化で習得できれば非常に魅力的ですが、肘への負担が大きく要圭(智将)が避けていた球種です。
フォークも当初はほとんど曲がらず習得できずにいましたが、二年夏の帝徳戦で完成。
落差もスピードも凄まじく、高速スライダーに続くもう一つの決め球となりましたが、実際にはフォークではなく「スプリット」だと監督に指摘されていました。
「忘却バッテリー」清峰葉流火の兄・葉流馬
清峰葉流火にはキングオブAV鑑賞ニストという意味不明な称号を持つ、清峰葉流馬という兄がいます。
当初はキングオブAV鑑賞ニストというワードのみの登場でしたが、50話でついにご本人が登場。
馬の被り物をした素顔不明(後に馬の被り物は脱ぐが素顔は不明)のリーマンという新たな属性が追加されました。
ただ兄の葉流馬は、シャイで初対面の人とはお面を付けないとうまく話せないという欠点はあるものの、基本礼儀正しく優しい人。
唯一の例外は弟の清峰葉流火に対してであり、弟に対してだけは非常に厳しく、弟が粗相をすれば凄まじい勢いで体罰を加えていました。
なお、根は非常に弟思いなブラコンであり、幼い頃は弟に構い過ぎて弟が泣き出してしまうほどだったそうです。
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