「忘却バッテリー」佐古優助監督~ニートから小手指の監督に就任したオッサン、その過去やレイラとの関係など~

 今回は「ジャンプ+」の人気野球漫画「忘却バッテリー」から、小手指高校の監督「佐古 優助(さこ ゆうすけ)」について解説します。

 佐古優助は一年目の夏の大会後に主人公たち小手指野球部の監督に就任したオッサン。

 大学卒業後、腐ってニートになっていたごく潰しですが、野球経験者で監督としてのポテンシャルは中々のものです。

 緩くて頼りない部分と、大人らしい経験と判断力の二面性を持った若き名将の卵。

 本記事では佐古優助監督のプロフィールや人間関係、作中での活躍を中心に解説してまいります。

「忘却バッテリー」佐古優助監督のプロフィール

基本プロフィール(誕生日、身長、声優など)

誕生日不明
身長不明
血液型不明
所属都立小手指高校
出身不明(大学野球)
ポジション不明
投打不明
背番号
家族不明
声優

 佐古優助は主人公の要圭清峰葉流火ら小手指高校野球部の監督に就任したオッサンです。

 見た目もっさりした小汚いオッサンですが、年齢はまだ二十代前半から半ば。

 監督就任前はニートのごく潰しだったそうです。

 性格は基本緩いダメ人間系で、何かあるとビビりまくったり幼児退行したりとぐだぐだ。

 ただしそうしたダメな部分に目を瞑れば、野球経験豊富で柔軟な思考と冷静な決断力を併せ持つ頼れる監督。

 作中では原作87話、一年目の夏の大会後から登場し、監督に就任しています。

頼りないが明快で決断力のある監督

 佐古優助は監督経験こそないものの、野球経験豊富で中々の知性派指揮官。

 結構ビビりでおっちょこちょい、決断の迷いや怯えが顔どころが全身に表れるタイプですが、その判断はいつも明快で論理的です。

 監督の役割を選手を「決断」するストレスから解放することと位置づけており、秋大会の欠場など選手が取りづらい方針を躊躇なく選択。

 一方でまだまだ若く、指導者・監督としての経験不足は否めず、選手を信じるがあまり決断が遅れる青い部分もあります。


「忘却バッテリー」佐古優助監督の過去

 佐古優助監督は野球経験者。

 しかも山田が身体つきや体幹を見る限り、かなり上手い方だったようです。

 ですが佐古優助は高校2年生の時に肩を壊してマネージャーに。

 それでも諦めず、リハビリして大学野球にチャレンジしますが、怪我をした彼はもはや選手として扱われることはありませんでした。

 ベンチでスコアブックをつけ、チームメイトを応援しながら、いつしか自分ならああする、こうすると試合の構成を考えるようになっていた佐古優助。

 大学卒業後、彼は腐って二度と野球などやるものかと思っていましたが、小手指の才能あふれる選手たちを見て彼らのファンになり、野球の監督になることを決断します。

「忘却バッテリー」佐古優助監督とレイラ

 佐古レイラは佐古優助の従兄妹であり、小手指高校に通う主人公たちの一学年上の先輩です。

 佐古優助を監督として推薦したのがレイラ。

 レイラは口では色々ときついことを言っていますが、小さい頃自分に野球を教えてくれた佐古優助を慕っており、彼に誘われて野球部のマネージャーにも就任しています。


「忘却バッテリー」佐古優助監督の活躍

初対面ではクールに決めようとし、尻を出す

 佐古優助監督は監督候補として初登場した際、自分が小手指のファンなのを悟られないよう、最大限クールに行こうと考えていました。

 しかしその結果、メンバーから見た彼はただの汚くて失礼なオッサン。

 しかも犬に嫌われる体質の彼は、話の最中に犬に襲われて服が破れ、尻が丸出しに。

 そこから尻ポケットに入れていた小手指メンバーの写真がポロリし、ファンであることがバレるという最悪の初対面をかましてしまいます。

 ですが、尻も見られた佐古優助は腹を割って素直に自分の考えを話し、秋季大会の欠場を提案。

 部員が8名しかおらず、無理に助っ人を入れて出場したところで絶対に勝てず、消耗するだけ。

 それなら思い切って休み、能力上げに集中した方が得ではないか、と。

 その考え方に納得した部員たちは、佐古優助を監督として迎え入れることを決めたのでした。

難しい場面で躊躇なく選手交代する名将の卵(?)

 佐古優助監督は緩い雰囲気ではありますが、試合では厳しい判断を下す監督です。

 二年目夏の大会二回戦の花木戦では、カット戦術により球数を投げさせられたエース清峰を接戦にも関わらず躊躇なく交代(ビビりまくってましたが)。

 勇気のある決断で試合の流れを決定づけていました。

 一方で、準決勝の帝徳戦ではエース清峰の変調を感じ取りながら、エースとしての自覚を持ちつつある清峰を信じすぎるあまり、交代が遅れホームランを打たれてしまいます。

 しかしそこで終わらないのが佐古優助監督。

 彼は精神的にどん底に落ちた清峰ではバッティングも期待できないと判断、代打を送って清峰を完全に引っ込めてしまいます。

 清峰再登板の可能性もなくなる難しい判断でしたが、この代打が大当たり。しかも下げられた清峰の心にも良い変化をもたらすことになり……



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