今回は大人気漫画「文豪ストレイドッグス」から、内務省異能特務課新米エージェント「辻村深月」について解説させていただきます。
辻村深月は「文豪ストレイドッグス外伝 綾辻行人VS京極夏彦」に登場するヒロイン。
特A級危険異能者に指定された殺人探偵「綾辻行人」の管理を任務とするエージェントで、物語における探偵助手役です。
本人も異能力者ですが、実はその異能には彼女の母に関わる重大な秘密が隠されていました。
本記事では辻村深月のプロフィールと異能力、綾辻行人や母との関係を中心に解説してまいります。
「文豪ストレイドッグス」辻村深月のプロフィール
基本プロフィール(年齢、身長、誕生日、声優など)
年齢 | 24歳 |
身長 | 167cm |
体重 | 55kg |
誕生日 | 2月29日 |
血液型 | B型 |
好きなもの | スパイ映画、ホットラテ、心霊ドキュメンタリー |
嫌いなもの | お説教、答えのない問題、センスのない大人 |
声優 | 高橋李依 |
辻村深月は「文豪ストレイドッグス外伝 綾辻行人VS京極夏彦」に登場するヒロインであり、内務省特務異能課の新米エージェント。
特A級危険異能者に指定された殺人探偵こと「綾辻行人」の監視と管理、非常時の抹消を任務としているキャラクターです。
外見は薄緑色の髪を結い上げた細身でクールな雰囲気の女性。
本人は「ミステリアスな女」を自称していますが、そうしたキャラは本人が意識して作り上げたもの。
スパイ映画の影響で英国から手間をかけてアストンマーティンを取り寄せるなど、実際は凝り性でオタク気質なところのある女性です。
内務省異能特務課の新米エージェント
辻村深月は内務省異能特務課に配属されて二年目の新米エージェントです。
内務省異能特務課とは異能力という公にしづらい現象を扱う内務省直属の異能秘密組織。
本編に登場する坂口安吾は辻村深月の先輩兼上司にあたります。
辻村深月は五年前に母の死を切っ掛けに異能力に目覚め、母の死の真実に近づくために内務省異能特務課のスカウトを受け入れました(詳細は後述)。
異能を抜きにしても身体能力は非常に高く、射撃も格闘もトップクラスの成績で試験をパス。
若くて未熟な部分はありますが、その分吸収が早いと綾辻行人からも評価されています。
「文豪ストレイドッグス」辻村深月の異能力
辻村深月は自律型の強力な異能力を保持しています。
異能力:きのうの影踏み
「影の仔」と呼ばれる山羊の角を持つ悪魔のような異能生命体を操る能力。
ただし実際には辻村深月の命令を聞いたことはなく、勝手に現れ、勝手に誰かを攻撃してしまう。
系統的には泉鏡花の夜叉白雪と似通っていますが、よりコントロール不能な印象ですね。
母親の死後に後天的に発現した異能力で、周囲からは母親の忘れ形見、贈り物と言われています。
作中で「影の仔」は綾辻行人の異能によって一度倒されていますが、時間経過により復活するため、数年もすれば元の大きさに成長すると言われていました。
「文豪ストレイドッグス」辻村深月の元ネタ
「文豪ストレイドッグス外伝 綾辻行人VS京極夏彦」は、辻村深月本人を含め故人ではなく存命中の作家が登場するチャレンジングな外伝でした。
元ネタとなった作家の辻村深月先生は数々の賞を受賞し、多くの作品を世に送り出してきたミステリー作家。
同じく外伝に登場する綾辻行人や京極夏彦の大ファンでプライベートでも親交があるそうです。
ちなみにペンネーム辻村深月の”辻”は綾辻行人からとったものなのだとか。
異能力名にもなっている「きのうの影踏み」は「手紙の主」「M」「七つのカップ」などのショートホラーがまとめられた短編集。
読みやすいですが思わずゾッとするような内容の作品が集められています。
「文豪ストレイドッグス」辻村深月と綾辻行人
辻村深月の監視対象である綾辻行人は、五年前に彼女の母を殺したとされている人物です。
綾辻行人は「殺人事件の犯人を見抜くと必ず犯人が事故死する」異能力の持ち主。
辻村深月の母は、囹圄島の連続殺人事件の共犯者17名の1人として綾辻行人に見抜かれ、その異能によって事故死したとされています。
綾辻行人に近づくために異能特務課のスカウトを受け入れた辻村深月ですが、彼女が綾辻に抱く感情は復讐心なのかどうか、本人にもよく分かっていません。
どちらかと言えば母は本当に殺人事件の共犯者だったのか、その死の真相を知りたいという思いが強いようです。
「文豪ストレイドッグス」辻村深月の母
死んだとされている辻村深月の母ですが、実は彼女は生きていました。
ややこしいですが、辻村深月の母の名前も辻村深月で、母子は全くの同姓同名。
ここでは「母」「娘」と表記します。
実は母の正体は内務省特務異能課に所属するエージェントであり、対異能戦のスペシャリスト。
しかしある時、母は敵を作り過ぎてしまいエージェントを引退せざるを得なくなってしまいます。
そこで母は殺害対象だった綾辻行人に取引を持ち掛け、彼を見逃す代わりに自分の死の偽装に協力するよう求めました。
表向き死んだことになっている母ですが、彼女は異能特務課の地下図書館で局長補佐として影から特務課を取り仕切っています。
娘の「きのうの影踏み」は実は母の異能力であり、母の「娘が殺そうとしている対象を、その直前に殺せ」という命令を受けて行動していました。
ちなみに泉鏡花の母に異能の譲渡方法を伝えたのが、この辻村深月の母です。
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