今回は「ジャンプ+」で連載中のオカルティックラブコメ「ダンダダン」より、最強格闘家警官「鬼の部賀(ベガ)」について解説します。
鬼の部賀は作中で登場する神越交番に勤務する厳めしい顔の警官。
初登場時はただのモブかと思われていましたが、後にズマの里親であったことが判明し、物語に大きく関わってくることとなります。
厳しくも優しい大人の男を体現した鬼の部賀。
本記事ではそんな警官のプロフィールや強さ、ズマとの関係(過去)や登場回(初登場)を中心に解説してまいります。
「ダンダダン」鬼の部賀(警官)のプロフィール
基本プロフィール
鬼の部賀(ベガ)は神越交番に勤務する男性警官。
登場当初はただのモブかと思われていましたが、後に呪行李(のろいごおり)編で再登場し活躍することに。
下の名前は不明で、鬼の部賀(ベガ)は警察界隈で伝わっている彼の通称。
厳めしい顔をした屈強な中年男性で、見た目通り厳格で頑固な性格をしています。
妖怪の力を宿した不良少年ズマ(頭間雲児)の里親で、家族を失い自暴自棄になったズマを引き取り、厳しくも親身になって育ててきました。
鬼の部賀(ベガ)の名前の由来
鬼の部賀は警察界隈ではかなり有名な格闘技の達人。
名前の由来はその見た目や格闘技の達人という設定から、ストリートファイターに登場するボスキャラ「ベガ」だと思われます。
あちらのベガは悪の組織「シャドルー」の総帥という設定ですが、鬼の部賀はちゃんと正義の人。
またストリートファイターのベガは「サイコパワー」なる悪のオーラを操りますが、鬼の部賀にはそんなとんでもパワーはなく、鍛えられた己の肉体と格闘技の技で戦います。
「ダンダダン」鬼の部賀(警官)の強さ
鬼の部賀は霊力も超能力も妖怪の力も超科学の力も持たない普通の人間です。
しかし鍛えられた肉体と技はすさまじい戦闘力を発揮し、強力な妖怪相手と真っ向から戦うことができうるほど。
実力的には特殊能力を持つ主人公勢とも遜色なく、セルポ星人(六郎)とも普通に殴り合っていました。
特殊能力がないため決定力には欠け、また肉体的には普通の人間なので川に流されて溺れたりと決して無敵の存在ではありませんが、「普通の人間」の枠の中では間違いなく最強格の存在でしょう。
「ダンダダン」鬼の部賀(警官)とズマ(頭間雲児)
鬼の部賀は妖怪アンブレボーイの力を宿した不良少年ズマ(頭間雲児)の里親です。
ズマは幼い頃に父親を過労死で亡くし、弟を事故で、母親は自殺して天涯孤独となった過酷な過去の持ち主。
施設に引き取られた後は自暴自棄になって暴れまわっていましたが、ついに傷害事件を起こして少年院に。
この時ズマを捕まえたのが鬼の部賀でした。
ズマの境遇を不憫に思った鬼の部賀は少年院を出たズマの里親となり、彼を引き取ることに。
最初は反抗していたズマでしたが、鬼の部賀の過去を知り、彼が心からズマのことを思っていることを理解し、立ち直っていきます。
「ダンダダン」鬼の部賀(警官)の過去
鬼の部賀にはかつて妻と幼い娘がいました。
しかしある日、妻が娘を保育園に連れていった折、二人は通りすがりの男に刃物で刺されて死んでしまいました。
その男と殺された二人は全く無関係で、男は「社会を憎んでいるからやった」「幸せそうな連中を道づれにしてわからせてやりたい」と発言していたそうです。
鬼の部賀は今でもその男を殺して自分も死のうと思っています。
しかしギリギリのところで子供の顔が浮かび、このクソみたいな世界に負けたくないと踏ん張っているそうです。
ズマの里親となったのは、彼にもこの世界に負けて欲しくないと思ったからでした。
「ダンダダン」鬼の部賀(警官)の登場回(初登場)
鬼の部賀の初登場はオンブスマン編の123話。
当初は委員長が交番に届けたというオカルンのゴールデンボールを受け取りに行った際、対応をしたモブ警官でした。
この時はさほど厳めしい雰囲気はなく、どちらかと言えば怪しいオッサンでしたね。
再登場は呪行梨(のろいごおり)編の130話で、オカルンとモモがターボババアを落とし物に偽装して交番に届け、潜入してゴールデンボールの行方を探ろうとした際。
警官はオカルンの顔を覚えて怪しんでおり、ものすごく厳しい態度になっていました。
続く131話でセルポ星人(六郎)に協力してもらった際、セルポ星人のハッキングにより「鬼の部賀」という彼の通称が判明。
その後、鬼の部賀は夜中に歩き回るオカルンと委員長を追いかけて呪行李に中に。
そこでアンブレボーイとなって暴走するズマと遭遇し、アンブレボーイの正体がズマであることに気づき、戸惑いながらもオカルンたちと一緒に彼らを呪行李の中におびき寄せた妖怪メルヘンカルタに立ち向かい撃破する、という展開です。
コメント