今回は「ジャンプ+」で連載中のオカルティックラブコメ「ダンダダン」より、大蛇を鎮めてきたと称する地主一族の長「鬼頭ナキ」について解説します。
鬼頭ナキはジジ(円城寺仁)の家がある一帯を牛耳る鬼頭家のトップ。
一見すると顔のデカいゴツイ老婆ですが、その正体は人間に化けた地底人でした。
200年に渡り大蛇に生贄を捧げ火山の噴火を鎮めてきたと発言していましたが、鬼頭ナキには火山を鎮める以外に別の目的があったようです。
本記事ではそんな鬼頭ナキ(鬼頭家)のプロフィールや正体(元ネタ)、作中での動向や目的を中心に解説してまいります。
「ダンダダン」鬼頭ナキのプロフィール
基本プロフィール
鬼頭ナキはジジ(円城寺仁)の家がある温泉地帯・大蛇町を牛耳る地主・鬼頭家のトップです。
外見は眉の繋がった顔がデカくてゴツイ年齢不詳の婆さん。
性格はとにかく強引かつ傲岸不遜。
街の絶対権力者として横暴の限りを尽くしており、家を借りている立場のジジは鬼頭家に頭が上がりません。
鬼頭家と大蛇信仰
鬼頭家が牛耳る大蛇町には大蛇信仰が存在し、大蛇が暴れることで火山が噴火すると信じられてきました。
鬼頭家は火山の噴火を防ぐため、200年に渡って大蛇に生贄を捧げ大蛇を鎮めてきたと称する一族。
権力者としてこの地域に君臨してやりたい放題しており、警察とも繋がって犯罪行為も平気で行っています。
地域住民からは厄介な存在として忌み嫌われているものの、地元に強く根を張っているため中々排除できません。
鬼頭家は今でも大蛇に生贄を捧げており、実はジジたち一家に貸した借家は元々大蛇に捧げる生贄の祭壇があった場所。
ジジたちは大蛇に捧げる生贄として鬼頭家にその身を狙われていました。
「ダンダダン」鬼頭ナキの正体は地底人(元ネタ)
原作50話では鬼頭ナキの正体が人間ではなく、人間の皮を被った地底人であったことが判明しています(他の鬼頭家の者たちが地底人かどうかは不明)。
地底人の外見は二本角とタコのような口を持つ二足歩行の不気味な怪人。
鬼頭ナキは200年以上に渡り人間に化けて大蛇に生贄を捧げ続けていました。
コミックス7巻のカバー裏で地底人たちの出身は「アガルタ」だと記載されていたため、地底人の元ネタは地底都市「アガルタ」に住むUMA(宇宙人という説も)。
アガルタとは地球の中心に存在する理想都市で、地球空洞説と共に語られることが多い架空の都市です。
そこに住む地底人は高度な文明や超能力を持ち、非常に長寿の存在だとされています。
「ダンダダン」鬼頭ナキの強さ(能力)
鬼頭ナキ(=地底人)の能力については未だ不明な点が多いです。
というのも、鬼頭ナキは初登場となった邪視編ではモモたちの前で人間として振る舞っており、地底人としての能力や技術は特に見せていないからです。
一応、人間・鬼頭ナキとしても、超能力を持つモモを圧倒するほどの身体能力を有し、そのパンチは家の壁をぶち破るほど(人間のフリをしている意味はあるのか?)。
必殺技は「ぢぇにふぁろぺす穴根打(あなこんだ)」で、「ぢぇにふぁ」で蹴り、「ろぺす」で変なポーズ、「穴根打(あなこんだ)」でトドメの諸手突きを放つ連続攻撃です。
ちなみにオカルンは地底人の弱点が太陽光(細菌と共生しているため紫外線を浴びれない体)だと解説していましたが、鬼頭ナキに太陽光を怖がる様子はなく、これが元々平気なのか、人間の皮を被っているから平気なのかは分かっていません。
「ダンダダン」鬼頭ナキ(鬼頭家)の動向
鬼頭ナキ及び鬼頭家の初登場は34話。
彼らは大蛇町にあるジジの家にやってきたオカルンたちの前に現れ、強引にジジ、オカルン、モモの三人を大蛇への生贄として捧げようとします。
ただ大蛇は鬼頭家でもコントロールできる存在ではなく、三人を生贄に捧げようとした鬼頭家が逆に大蛇に襲われ食べられてしまう始末。
そこにかつて鬼頭家に生贄として捧げられ怨霊となった邪視が登場し、ジジに憑りついて事態は混沌としていきます。
最終的に、モモの機転で日の光を浴びて大蛇は倒れ鬼頭家は吐き出されたものの、大蛇が暴れた影響か火山が噴火。
大蛇の身体をホース代わりに水をかけたことで最悪の事態は免れ、邪視も現場にやってきた星子、満次郎、シャコ、人体模型の活躍で封印され、事件は一旦の収束を見せることとなります。
鬼頭家は殺人監禁の容疑で逮捕されたものの、鬼頭ナキだけは警察から逃げ延び、最後にその地底人としての正体を露わにしていました。
「ダンダダン」鬼頭ナキ(鬼頭家)の真の目的は?
鬼頭ナキ(鬼頭家)は、大蛇に生贄を捧げることで火山の噴火を鎮めてきたと発言していましたが、火山の噴火と生贄には何の関係もなく、鬼頭ナキは別の目的があって大蛇に生贄を捧げていたようです。
そもそも大蛇の正体は「モンゴリアンデスワーム」と呼ばれる巨大食人ミミズのUMA。
ただ伝わっている話では体長1.5m~2mぐらいの生き物のはずでしたが、200年間鬼頭家が生贄を捧げ続け育てた影響か数百m級の巨体へと成長しています。
50話で鬼頭ナキは「200年かけてあそこまで大きくしたのによぉ!」と発言しており、モンゴリアンデスワームを何らか別の目的で利用しようとしていたことが分かっています。
そして鬼頭ナキはモンゴリアンデスワームを倒したモモに強い恨みを抱き、「地底人(オレたち)を敵に回したな!」と怒りをあらわにしていて……
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