今回はメディア展開が進む大人気ダークファンタジー「ゴブリンスレイヤー」から、外伝・イヤーワンに登場した「森人の女剣士」について解説していきたいと思います。
森人の女剣士は冒険者となったばかりの若き日のゴブリンスレイヤーと出会い、一時行動を共にしていた謎めいた旅の剣士。
ゴブリンスレイヤーに基礎的な剣の指南をした人物でもあります。
作中では故郷を滅ぼした仇を追って旅していた森人の女剣士。
本記事ではそんな彼女のプロフィールや強さ、その最後(死亡)を中心に解説してまいります。
なお、ゴブリンスレイヤー(主人公)と物語の舞台となる四方世界の紹介記事もありますので、興味のある方はこちらも読んでやってください。
「ゴブリンスレイヤー」森人の女剣士のプロフィール
引用元:ゴブリンスレイヤー 公式
基本プロフィール
森人の女剣士は外伝「イヤーワン」に登場する森人の女性。
本編に登場する妖精弓手のかつての友人でもあります(森人秘伝の焼き菓子を作れないため、妖精弓手のような高貴な生まれというわけではない模様)。
外見は長い青髪が特徴の凛々しい雰囲気の麗人。
森人らしく少し古めかしいものいいをすることがありますが、決してとっつきにくい人物というわけではありません。
外伝「イヤーワン」に登場
森人の女剣士は若き日のゴブリンスレイヤーを描いた前日譚「イヤーワン」でのみ登場するキャラクターです。
黒曜等級に昇級し駆け出しを一歩脱したゴブリンスレイヤーはゴブリン退治の最中に偶然森人の女剣士と遭遇。
彼が手に入れる筈だった魔剣を成り行きとは言え拝借してしまった代償として、しばし彼の冒険に付き合うことを申し出ます。
当初は「身体で払う」とゴブリンスレイヤーを試すような発言をしていましたが、ゴブリンスレイヤーはそれに興味を示さず、代わりに森人の女剣士から剣術を学ぶことに。
森人の女剣士はある魔術師を追っている最中で、ゴブリン退治の最中にその魔術師の尻尾を掴むのですが……
「ゴブリンスレイヤー」森人の女剣士の強さ
銅等級の熟練冒険者
森人の女剣士は銅等級の冒険者。
銅等級は10段階ある冒険者の等級の中で上から4番目。「熟練冒険者」を意味します。
1番上の白金等級は勇者専用、2番目の金等級は国家レベルの特別な功績を持つ英雄ですので、在野の冒険者は3番目の銀等級から。
銅等級は冒険者の中でもかなりの上澄みです。
ちなみに冒険者の等級は実力よりも功績が重要視されるので、等級と実力は必ずしも一致しません。
森人の女剣士は旅の途中であまり積極的にギルドに貢献していたとは考えにくく、実際は銀等級と比べてもそん色ない実力を有していたものと思われます。
我流ながら卓越した剣技
森人の女剣士はほぼ我流(基礎のみ人から習った)でありながら非常に卓越した剣技の使い手。
作中ではオウルベアや大目玉を一太刀で切り裂いていました。
森人なので多少打たれ弱いところはありますが、戦士としての技量は原作開始時のゴブリンスレイヤーより確実に上。
作中では魔術師の「力矢」を剣で弾き返すといった絶技まで披露していました(TRPG版でも呪文を弾き返す「奥義」はありますが、「力矢」は必中の特殊な呪文であり本来は絶対に弾き返すことができません)。
「ゴブリンスレイヤー」森人の女剣士の過去
森人の女剣士は故郷の里を滅ぼした邪悪な魔術師を追っています。
ある日、森人の里を訪れたその魔術師は「死灰神」という外なる神の影響を受けていました。
「死灰神」とは混沌の勢力に与しているわけではありませんが、その影響を受けた者に独善的な思考をもたらす邪神。
この神の声を聞いた者は、「自分は絶対に正しい」「自分の正義のためなら何を犠牲にしてもいい」という歪んだ考えを抱くようになります。
里を訪れた魔術師は「真言こそ至高」という思想に囚われ、真言を用いない森人の術を否定。
自らの論理を正当化するため、里を焼き、住民たちを殺し、その死体を操って連れ去ってしまったのです。
「ゴブリンスレイヤー」森人の女剣士の最後(死亡)
ゴブリンスレイヤーの仕事に同行する中で、森人の女剣士は故郷を滅ぼした影のごとき魔術師と遭遇します。
魔術師の手下の相手をゴブリンスレイヤーに任せ、自身は魔術師と一対一で対峙する森人の女剣士。
彼女は魔術師の「力矢」の呪文を弾き返し、自身も重傷を負いながら魔術師の胴体を両断。しかしその瞬間魔術師の身体から飛び出してきた蠕虫に肉体を貫かれ、致命傷を負ってしまいました。
助からないと理解した森人の女剣士は、その後追いついてきたゴブリンスレイヤーに介錯を頼み、死亡しています。
なお、胴体を切り裂かれても蠕虫を操り生き汚く逃げ延びようとしていた魔術師は、ゴブリンスレイヤーによって止めを刺されていました。
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