今回は「週刊少年サンデー」で連載中の大人気ファンタジー「葬送のフリーレン」から、影なる戦士のシスター「ロレ」について解説します。
ロレとは帝都編で登場した影なる戦士の一人。
影なる戦士としては異質な「女神の魔法」を扱う僧侶であり、優秀な戦闘指揮官として周囲から頼りにされています。
おしとやかに見えて結構毒舌。
本記事ではそんなロレのプロフィールや強さ、人間関係や登場話を中心に解説してまいります。
目次
「葬送のフリーレン」ロレのプロフィール
基本プロフィール
ロレは帝国の特務機関「影なる戦士」の一員です。
外見は常に閉じているように見える目(モノは見えているようなので糸目なだけ? 魔力探知に集中している?)が特徴の若いシスター。
合理的で落ち着いた性格の持ち主で、見た目に似合わず結構毒舌。
死を恐れていないわけではなく、意外にメンタルが脆いところがあります。
これは優れた能力故に今まで死の恐怖を感じる機会がなかったからのようですね。
名前の由来はドイツ語で「役割、立場」。
影なる戦士であり女神に仕えるシスター
ロレたち影なる戦士とは魔力の隠匿に特化した戦士たちで構成される対魔法使い専門の特務機関です。
多くの魔法使いを抱える帝国には、その反乱を防ぐため対魔法使い専門の特務機関がいくつか存在していますが、公式に存在が認められているのは魔導特務隊のみ。
また影なる戦士は16年前に先代皇帝の勅命で組織自体が解体されており、今活動しているのは主に勅命を無視して独自に活動している者たちです(中には組織が解体されたことを知らない者もいる)。
彼らの活動は基本的に無報酬であり、日々の糧を得るため、周囲の目を欺くために偽りの身分を持ち働いています。
ロレの表の身分は同じ影なる戦士の先達であるクレマティスが神父を務める教会のシスター。
これは形だけの身分ではなく、実際に女神の魔法を扱える本物のシスターです。
「葬送のフリーレン」ロレの強さ
ロレは見た目通りあまり直接戦闘向きではなく、影なる戦士の中では司令塔、サポートの役割を主に担っています。
影なる戦士は「魔力の隠匿に特化した戦士たち」で構成されているということですが、ロレは戦士ではなく女神の魔法を使う僧侶。
高度な魔力探知と通信魔法を使い、的確な戦闘指揮を振るいます。
戦闘指揮官にとって戦場での索敵と味方とリアルタイムで情報をやり取りできることはこの上ない強みですから、女神の魔法と戦闘指揮のシナジーは抜群。
一方、僧侶なので体力的には脆弱で、少し走っただけで息が切れるなど一般人と大差なく、使える魔法もあまり直接戦闘向きではありません。
「葬送のフリーレン」ロレの人間関係
影なる戦士の神父クレマティスの後継者として育てられたロレですが、クレマティスに対する態度は結構辛辣。
表向き丁寧な言葉遣いは崩していませんが、お茶を淹れてくれというクレマティスの言葉を無視して買い物に出かけたり、傍目には嫌っているように見えます。
クレマティスは(自分も含め)人を平気で駒として死地に送り込むイカレた指揮官なので、ある意味この態度は妥当。
能力や実績は認めているが感情的に受け入れられない育ての親に対して、娘が反抗しているようなものでしょうね。
影なる戦士の年少組であるイーリス、ルティーネ、ガゼレは同じくクレマティスに育てられた者たちでロレにとっては後輩。
彼女らとの関係は良好で、戦闘指揮官としても信頼されています。
「葬送のフリーレン」ロレの登場話
初登場は129話
ロレの初登場は129話。
レーヴェからの任務を受けて、仲間同士その情報を伝え合う影なる戦士のメンバーの一人として顔と名前だけが登場しました。
帝都に潜伏するシュリットやヴォルフら他のメンバーも鍛冶屋のクライスを除いて全員このタイミングで登場していますね。
フリーレン達と交戦(134話~)
ロレの本格的な活躍シーンは134話から始まるフリーレン一行との前哨戦です。
フリーレンが銀貨に仕込んだ追跡の魔法、これにより居場所を追跡されていた影なる戦士の露天商ガゼレ。
この追跡に気づき、逆探知を仕掛けたのがロレでした。
ロレはその場にいたガゼレとヴォルフ(シュリットは酔っぱらって役に立たない)を指揮して即座にフリーレンらを奇襲。
ヴォルフの毒矢でシュタルクが射抜かれ、フリーレン一行は絶体絶命のピンチに陥ります。
そこに現れたのが偶然再会した僧侶ザイン。
ザインによってシュタルクの毒は治療され、逆探知により居場所を特定されてしまうロレ。
彼女は上空から自分を狙うフェルンから隠れ、捕縛の聖呪によりフェルンの魔力を封じて仕留めようとしますが、魔法の早撃ちではフェルンに敵うはずもなく、逆に攻撃魔法で撃ち抜かれ倒されてしまいました。
ゼーリエ暗殺本番前にリタイア(139話)
装備の魔法耐性に助けられ気絶しただけで済んだロレでしたが、これまで優れた戦闘指揮で敵の攻撃に晒されたことがなかった彼女は、すっかり怯えてしまいます。
139話では布団にくるまって出てこないロレの姿が描かれており、しばらくは再起不能状態。
他のメンバーも無理に戦いに連れて行くつもりはないようで、ロレはゼーリエ暗殺の本番前にリタイアしています。
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