「ゴブリンスレイヤー」少年魔術師~アニメ2期でヘイトを買った新人、その後の成長と相棒の圃人剣士、女魔法使いとの関係~

 今回はメディア展開が進む大人気ダークファンタジー「ゴブリンスレイヤー」から、アニメ2期でファンに叩かれた新人「少年魔術師」について解説していきたいと思います。

 少年魔術師は辺境の街で活動を始めた新米冒険者。

 女神官の最初の冒険でゴブリンの犠牲になった女魔法使いの弟であり、姉の死を切っ掛けに賢者の学院を休学し冒険者となりました。

 当初は自尊心が高く攻撃的な部分が目立ちましたが、根は素直で作中で大きく成長した少年魔術師。

 本記事ではそんな彼のプロフィールや強さ、圃人剣士との関係や作中での成長を中心に解説してまいります。

 なお、ゴブリンスレイヤー(主人公)と物語の舞台となる四方世界の紹介記事もありますので、興味のある方はこちらも読んでやってください。

「ゴブリンスレイヤー」少年魔術師のプロフィール

基本プロフィール(声優など)

 少年魔術師とは辺境の街で活動を始めた新人冒険者。

 物語開始当初新人だった女神官の更に後輩にあたります。

 外見は赤毛に眼鏡が特徴の線の細い少年。

 登場当初は自尊心が高く攻撃的な言動が目立ちましたが、実際根は素直で純粋。

 姉をゴブリンに殺され、復讐に燃える少年という点でゴブリンスレイヤーとの共通点が多く、作中では彼が少年魔術師を預かり指導することとなります。

 声優は伊瀬茉莉也さんが担当しています。

第一話で登場した女魔法使いの弟

 少年魔術師は第一話で登場した女魔法使いの弟です。

 女魔法使いは賢者の学院で学び、若くして一日に2回も呪文を使える才媛でしたが、女神官たちと組んだ最初の冒険でゴブリンの不意打ちで毒にやられ命を落としています。

 その結果、女魔法使いはゴブリンにやられた女として賢者の学院の魔術師たちから馬鹿にされることに。

 少年魔術師はそうした連中を見返し、姉を殺したゴブリンを皆殺しにするため賢者の学院を休学し冒険者となりました。

 登場当初の攻撃的な態度は、姉を殺したゴブリンへの復讐心と姉の名誉回復をしなくてはという焦りが影響していたものと思われます。


「ゴブリンスレイヤー」少年魔術師の強さ(弱い?)

 少年魔術師は魔術師としては未熟も未熟で、しかも才能も決して優れているとは言えません。

 当初習得していた呪文は【火球】の一種類だけ、しかも一日1回しか呪文を使えないという貧弱さ。

 姉の女魔法使いが一日2回、女神官にいたっては一日3回呪文を使えたのですからその才能の違いがよくわかります。

 ただこの世界の呪文遣いは極めても呪文を一日5~8回程度しか使えない(例外はいる)ので初期ビルドで一日2回以上呪文を使えるキャラクターはかなり優秀な部類。

 同じ新人の見習い聖女も当初習得呪文は【聖撃】一種類、一日1回しか使えなかったのですから、少年魔術師の能力は特別低くはありません。

 むしろゲーム的(ゴブリンスレイヤーTRPG)にはダイス目とビルド次第では呪文遣いのクラスを習得しても初期状態では一度も呪文を使えないキャラクターというのもあり得るので、少年魔術師は平均よりは優秀と言えなくもないかと。

「ゴブリンスレイヤー」少年魔術師と圃人剣士

 少年魔術師の相棒役を務める圃人剣士は、彼と同時期に辺境の街で活動を始めた新人冒険者。

 小柄な圃人(レーア)でありながら、立派な大剣士となることを目指す明るい少女です。

 少年魔術師と一緒に訓練所でゴブリンスレイヤーたちの指導を受け、ゴブリンの襲撃を潜り抜けたことが切っ掛けで少年魔術師の相棒役に。

 共に辺境の街を旅立ち、数々の冒険を潜り抜けていくこととなります。


「ゴブリンスレイヤー」少年魔術師のその後(成長)

 登場当初は自尊心が高く周囲に攻撃的な態度をとっていた少年魔術師ですが、初冒険では当然のごとく失敗続き。

 けちょんけちょんにへこまされ、しばらく訓練所で他の新人たちと一緒にゴブリンスレイヤーたちの指導を受けることになります。

 そこでの鉱人道士たちの指導やゴブリンの襲撃を経験し、自分がいかに視野が狭く非力であったかを自覚。

 改めて自分を鍛えなおすことを決意し、いずれドラゴンスレイヤーになってやるとかつて姉たちが口にした目標を掲げ、圃人剣士と共に辺境の街を旅立っていきました。

 この時には姉を馬鹿にする連中には「言わせておけばいい」と、吹っ切れてたようです。

 その後彼らはゴブリンスレイヤーの師匠を紹介されて彼の下で扱かれていた模様。

 圃人剣士と共に原作9巻や16巻で再登場し、大きく(主に精神的に)成長した姿を見せてくれています。

「ゴブリンスレイヤー」少年魔術師とアニメ2期

 アニメでは2期の序盤で登場した少年魔術師。

 しかし彼はその尖ったキャラクターから、登場当初一部の視聴者から叩かれヘイトを集めていました。

 ある意味そうした反応は予想の範疇ではありましたが、これに対し原作者は掲示板でバッサリ。

まあ「あいつが使えない、あいつが戦犯、あいつが役立たず、死ねばいいのに!」って言うのは簡単だけど、実際それってなろうのザマアされる追放元パーティばりにだっせえ言動だしましてや新人初日に対して言うセリフじゃあねえからな 普通のまともな大人は言わんのよね……

 また、少年魔術師のミスに関しても、

まー、基本新人をつれてく時点で新人が何かしらやらかすのは織り込み済みなのでそこでキレちらかしたりはしないのが余裕だし、格好良い先輩ってもんだとは思う

 本当に、そういう風に振る舞いたいものですねぇ……(なかなか難しい)

アニメ『ゴブリンスレイヤーⅡ』第二話 原作者によるリアルタイムコメンタリー的な何か - このやる夫スレ、まとめてもよろしいですか?
まとめ”だけ”を読んで安価本スレに参戦なさる行為は大変危険ですので、必ず本スレと注意事項をよく読んでからお楽しみ下さい。

【まとめ】「ゴブリンスレイヤー」キャラクター一覧



コメント

タイトルとURLをコピーしました