「ゴールデンカムイ」門倉利運(看守部長)~狂運に愛されたかわいいダメ中年、最後の刺青、門倉スイッチ、声優など~

 今回はヤングジャンプで連載中の大人気漫画「ゴールデンカムイ」から、その愉快な狂運によって読者から愛されたダメ中年「門倉 利運(かどくら としゆき)」について解説します。

 門倉はのっぺら坊が収監されていた網走監獄の看守部長。

 その正体は土方歳三に忠誠を誓う内通者の一人であり、能力は決して高くないものの、作中ではその驚異的な狂運でしぶとく死亡フラグを回避し続けてきました。

 本記事ではそんな門倉の狂運(通称:門倉スイッチ)や、その背中に隠された最後の刺青などを中心に、彼について深掘りしてまいります。

「ゴールデンカムイ」門倉利運のプロフィール

基本プロフィール(外見、性格、誕生日、年齢、モデル、声優など)

 門倉利運はアイヌ民族の金塊の行方を知る「のっぺら坊」、そしてかつて土方歳三らが収監されていた網走監獄の看守部長として登場した男です。

 外見はソフトモヒカン風の髪型が特徴の(一見すると)渋い中年男性。

 しかしその中身はやる気のない事なかれ主義の典型的なダメ中年で、監獄を取り仕切る犬童典獄からは「役立たず」「腑抜けたタヌキ」などと罵倒されていました。

 のっぺら坊と土方らが企てた刺青囚人たちによる集団脱獄以前から監獄に勤めていて、勤続7年目の古株。

 誕生日は7月7日、正確な年齢は不明ですが50歳前後と言われています。

 モデルとなった実在の人物は存在しません。

 声優は安原義人さん。

その正体は土方一派の内通者

 門倉の正体は土方一派が監獄に送り込んだ内通者でした。

 その役割は犬童の動向とのっぺら坊の監獄を把握しておくこと。

 集団脱獄後は看守たちの総入れ替えが行われたのですが、門倉はダメ人間を装っていたおかげでそれに引っかかることなく網走監獄に潜入を続けることができました。

 作中では土方たちの網走監獄襲撃を手引きし、その後は土方たちと行動を共にして、中間管理職として土方が雇った者たちの取りまとめを行っています。

 なお、ダメ人間は偽装ではあったものの、戦闘訓練などは受けたことがないため腕っぷしは弱く、小心者でもあるので、門倉には変わらずダメ人間のイメージが付きまとっています。


「ゴールデンカムイ」門倉利運と土方一派

土方歳三への深い忠誠心

 門倉の父は土方歳三と共にかつて旧幕府軍として戦っており、その縁から門倉は土方のことを慕っています。

 その忠誠心は必要とあらば自らの命も差し出すほどで、作中では躊躇いなく看守の職を捨てて土方のお供をしていました。

 基本ダメ人間でやる気のない門倉ですがその忠誠心だけは一本筋が通っており、土方一派の中ではその狂運(詳細は後述)もあって地味ながら重要な役割を果たしています。

キラウシとは仲は良いが、基本舐められている

 土方一派の中では中間管理職として、土方が雇ったメンバーの取りまとめをしている門倉(そういう普通の仕事ができる奴が土方一派には他にいない)。

 中でも門倉と仲が良いのはアイヌ民族の通訳兼案内人のキラウシです。

 作中では行方不明となった土方と牛山を探してこのコンビが活躍していました。

 ただ、キラウシは門倉のことを完全に舐めており、彼の門倉に対する認識は「雇い主(土方)の下僕」というもの。

 他のメンバーのことはアイヌ語で旦那を意味する「ニシパ」の敬称付きで呼んでいるのに、門倉のことだけは呼び捨てで態度もかなり辛辣です。

 ……まあ、キラウシの的確な人間観察の結果と言えるでしょう。


「ゴールデンカムイ」門倉利運の狂運(門倉スイッチ)

「俺はそういう星の下に生まれたんだ」

 門倉は狂運、そして悪運に限りなく近い強運の持ち主です。

 門倉はこれまで、野焼きで自分の家だけが全焼したり、みんなと行動していて自分だけが雪で隠れた肥溜めに落ちたりと、とてつもない不運に見舞われてきました。

 しかし一方で、悪運染みた強運によって何度も命を救われてもいるのです。

 例えは網走監獄に潜入していた宇佐美とやり合う羽目になった際は、落ちていた小銭を拾おうとしゃがんだおかげで宇佐美に見つからずに済み、命拾いしています(本人は気づいてない)。

 また、トリカブトの毒で苦しんでいる時に偶然飲んだ丸薬がフグ毒で、それが偶々トリカブトの毒を相殺してくれたこともありました(意味不明)。

 そして一番有名なのが「門倉スイッチ」と呼ばれる一件。

 門倉がビール工場の火災に巻き込まれ一酸化炭素中毒になって昏睡し、煙突が倒れたり周囲が大惨事になったにも関わらず、冗談のような偶然が重なり当人は布団の中ですやすや熟睡して無事だったという一幕です。

 ちなみに「門倉スイッチ」の由来はNHKの「ピタゴラスイッチ」です。

「ゴールデンカムイ」門倉利運と人皮刺青

 門倉は最後の刺青の持ち主であったことが明かされています。

 門倉自身は囚人ではありませんが、囚人たちの脱獄が起こった際に「のっぺら坊」から極秘でその背中に刺青を彫られていたのです。

 この事実は驚愕とともに杉元たちに知らされたものの、後に刺青がそろってくると、全ての刺青がなくとも暗号はとけるということが判明。

 しかも実際に暗号が解けた際、門倉の刺青は他の刺青の内容とダブっていたことが判明したのです。

 つまり門倉の刺青は完全なムダズミ。

 暗号が解けた興奮を打ち消して、何ともやりきれない空気が一行を包み込んでいました。

 ……しかし!

 実は門倉の刺青には「馬」という文字が入っており、この文字こそが現地で金塊を発見するための鍵となっていたのです。

 一度持ち上げ、どん底まで落としてから再び持ち上げる。

 いや、門倉さん本当にムダズミじゃなくて良かったね。



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