「怪獣8号」伏線&考察一覧(まとめ・随時更新・未回収の伏線を中心とし、回収済みの場合はその旨追記します)


 今回は大人気漫画「怪獣8号」から、これまでに作中で描かれてきた伏線について整理したいと思います。

 「怪獣8号」は怪獣が天災の一つとして大量発生した架空の日本を舞台にしたバトル漫画。

 大人も子供も楽しめる王道の作品で、これまでに「ジャンプ+」で数々の記録を打ち立ててきました。

 今回は作品内で散りばめられた数々の謎・伏線に整理しています。

 内容については新しい情報が入り次第、随時更新してまいります。

日比野カフカは怪獣8号に選ばれた?

 主人公の日比野カフカは、入院中に突如現れた小型怪獣を食べてしまった(向こうから口に飛び込んできた)ことで、怪獣8号に変身する力を手に入れました。

 この時、小型怪獣は、

「ミツケタ」

 と発言しており、明らかにカフカを選んでその口の中に飛び込んでいることが分かります。

 何ら特別の力を持たないはずのカフカですが、体質、あるいはその過去に選ばれた理由が隠されている可能性が高そうです。

日比野カフカの解放戦力が0~1%と低い理由

 日比野カフカの特徴と言えば、戦闘用スーツの解放戦力(適性)が並外れて低いことが挙げられます。

 戦闘用スーツは怪獣の筋肉繊維から作られており、防衛隊員がどれほどスーツの性能を引き出しているかは解放戦力という数値で示されます。

 解放戦力の目安は、

・20%……訓練を受けた一般隊員
・40%超……小隊長格
・90%超……隊長格

 初めてであれば10%を超えれば優秀と言われていますが、カフカの入隊試験の時の値は何と前代未聞の「0%」。

 後に訓練を受けて「1%」に上昇していますが、それでも異常というべき低さです。

 恐らくは怪獣8号と融合したことが影響していると思われますが(他の怪獣細胞と反発している?)、あるいは元々異常に適性が低くて、だからこそ怪獣8号に選ばれたという可能性もありますね。


日比野カフカは自分が怪獣になることを知っていた?

 コミックス5巻38話では、カフカが夢の中で自分の少年時代を回想していますが、ここで一つ気になることが。

 怪獣にネコを殺されて泣きじゃくる亜白ミナを見て、カフカは奇妙なことを考えています。

『だからもし自分が』
『身も心も怪獣になっちまうんだったら』
『人間として死のうと思ったんだ』

 この時のカフカはまだ怪獣8号とは何の縁もない普通の人間(のはず)。

 なのにどうして自分が「怪獣になっちまう」なんて考えが浮かんでくるのでしょう?

 まるで自分が怪獣になることが分かっていたみたいですよね。

 カフカの過去、生い立ちには何か大きな秘密が隠されているような気がします。

>日比野カフカの解説記事

亜白ミナに付き従う虎は何?

 戦闘中、亜白ミナには一匹の虎が付き従っています。

 登場当初、その正体について何も語られておらず、ミナが口にした「伐虎(ばっこ)」という名前だけが判明していました。

 伐虎は戦闘中、ミナが砲撃をする際にその背を支えて反動を抑えるなどサポートをしています。

 その正体について、103話で「怪獣のなり損ない」であると言及されており、可能性としては、

①飼い猫のミィコが偶然怪獣化した
②専用装備の一種

 がありますが、①は少しファンタジーが過ぎますかね。

 恐らくは②、怪獣細胞から作られた自立型の専用装備という可能性が高いと思われます。

>亜白ミナの解説記事



識別怪獣&識別怪獣兵器(ナンバーズ)の行方と適合者

 作中で多数発生する怪獣ですが、その中でも特に強大で討伐が難航したものは、識別怪獣として「怪獣〇号」といった呼ばれ方をします。

 そしてその識別怪獣から得られた素材は、識別怪獣兵器(ナンバーズ)という特に強力な兵器に使用されています。

 これまでに判明している識別怪獣とその行方、識別怪獣兵器の使用者(適合者)は次の通りです。

識別怪獣現状兵器使用者(適合者)
怪獣1号討伐済鳴海弦
怪獣2号討伐済 → 9号が吸収四ノ宮功 → 9号が吸収
怪獣3号討伐済適合者複数
怪獣4号討伐済四ノ宮ヒカリ → 四ノ宮キコル
怪獣5号討伐済適合者複数
怪獣6号討伐済市川レノ
怪獣7号討伐済適合者複数
怪獣8号生存(日比野カフカ)
怪獣9号生存
怪獣10号討伐済(核のみ生存)保科宗四郎
怪獣11号生存
怪獣12号生存
怪獣13号生存
怪獣14号生存
怪獣15号生存

 市川レノが最強の怪獣兵器と呼ばれながら今まで適合者がいなかった6号兵器の適合者となっており、今後の躍進が期待されますね。

 また、キコルの母が使用していた4号兵器はキコルへと受け継がれています(遺伝的にも相性が良かったんでしょう)。

 保科副隊長も10号兵器を装備し、今まで大型怪獣相手には向いていないとされた弱点を克服しそうです。

 一方、3・5・7号については複数適合者がいますが、今のところ特定の使用者はいないようです。
 これらは順当にいけば、亜白ミナを含めた隊長格か、カフカの同期の新人たちが装備することになるのでしょう。

怪獣9号の目的は?

 怪獣9号は高い知性を有して人語を解し、捕食した人間に擬態したり、その知識を吸収したりするこれまでにない性質を持つ特殊な怪獣です。

 元々強力な怪獣でしたが、他の怪獣を吸収したり脱皮する度にその力を増しており、今のところその力の上限が見えません。

 さらに怪獣9号は、怪獣10号のように意図した新種、しかも極めて強力な個体を生み出す能力を持っていることが判明しました(76話では9号が生み出した個体が新たに11~15号に認定されました)。

 まさしく人類の天敵とも呼べる存在ですが、今のところその正確な目的は分かっていません。

 四ノ宮長官を倒して怪獣2号の力を取り込み、また四ノ宮長官の記憶から防衛隊の正確な戦力まで把握してしまった怪獣9号。

「次に私が動く時」
「怪獣の時代が始まる」

 など、人類を滅ぼし、怪獣の世を作ろうとするかのごとき発言をしていますが……

>怪獣9号の解説記事

 



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