今回は主人公が「安西先生そっくり」と話題の殺し屋アクションコメディ「SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)」から、主人公の相棒役「シン」について解説します。
シンは主人公・坂本太郎の殺し屋時代の部下で、坂本を慕って殺し屋を辞め、今は坂本商店で働いているエスパーの少年です。
殺し屋としてはまだまだ未熟ですが、作中での活躍も多く、伸びしろも十分。
本記事では、この作品のもう一人の主人公とも呼べるシンのプロフィールや過去、その能力などを中心に解説してまいります。
「サカモトデイズ」シンのプロフィール
基本プロフィール(年齢・誕生日、声優など)
本名 | 朝倉シン(名字は偽名の可能性有り) |
年齢 | 20歳(初登場時) |
生年月日(誕生日) | 2000年6月7日 |
声優 | 島﨑信長 |
シンはこの作品の主人公・坂本太郎の相棒役を担う少年。
人の心を読むことができるエスパーで、かつては殺し屋時代の坂本太郎の部下として一緒に仕事をしていました。
しかし坂本は5年前に殺し屋を引退。
シンは組織から坂本の殺しを命令されるも失敗してしまいます。
坂本の強さや生き様に憧れていたシンは、それを機に殺し屋を辞め、坂本が営む「坂本商店」で従業員として働くことに。
未熟ながら坂本の相棒役として、坂本一家に降りかかる災難を共に打ち払っていきます。
ラボに預けられ、エスパーとなった過去
シンは生まれついてのエスパーではありません。
彼は幼い頃、安藤という人物(恐らくシンの親)によって殺連直属の研究施設「LABO(ラボ)」に預けられ、朝倉という研究者に育てられました。
朝倉は超能力者を生み出す研究を行っており、シンは朝倉が実験で作った薬品を誤って飲んでしまい、人の心を読む超能力を獲得してしまいます。
当初は実験の成功を喜んでいた朝倉でしたが、エスパーとなったシンが周囲に疎まれ出したことで実験を中断。
朝倉と衝突したシンはそのままラボを飛び出し、殺し屋となってしまいました。
ちなみに、シンは殺し屋の養成機関「JCC」には通わず、僅か9歳で殺し屋のライセンスを獲得しています。
ただ、眞霜から外部試験でライセンスを獲得したことを褒められた際「いや……」と言葉を濁していましたので、その辺り何か言いにくい事情があるのかもしれませんね。
「サカモトデイズ」シンの人間関係
心酔する上司・坂本太郎
シンにとって坂本太郎は憧れの存在。
殺し屋時代からシンは坂本の強さと生き様に心酔し、慕っています。
初登場時は他の人間に殺されるぐらいなら、いっそ自分がと坂本を殺そうとしましたが、坂本が家族を持ち、帰る場所があるのだと知ると、共にそこを守りたいと思うように。
殺し屋を辞め、時給850円(都の最低賃金以下じゃね?)という薄給で坂本商店で働き始めます。
無口な坂本にとって、人の思考が読めるシンは実は最良の相棒。
シンは坂本の想像の中で何度も殺され、都度シンはそれに反応しているのですが……傍から見たら完璧に独り芝居ですね。
一方、普段はあまり態度に出しませんが、坂本にとってもシンは可愛い後輩。
何だかんだシンのことを頼りにしていますし、JCCの編入試験でシンが独り立ちを宣言した際は、寂しさに密かに涙を流していました。
元マフィアの同僚・陸少糖(ルー・シャオタン)
元マフィアで、現坂本商店同僚の陸少糖(ルー・シャオタン、以下「ルー」)は、現時点でシンとコンビを組むことが多い少女です。
常識人で落ち着いているシンと能天気で明るいルーは性格的にも良いコンビ。
今のところ恋愛要素は一切ありませんが、相性は良さそうです。
またシンとルーは実力的にも釣り合っています。
普段の実力はどちらも未熟ですが、酔っぱらって酔拳モードに入ったルーは達人クラス。
後述するシンの制限付き覚醒モードと共に、まだ弱いけどイザという時に光る若手コンビとして活躍しています。
「サカモトデイス」シンの強さ(能力・覚醒)
人の心を読むエスパー
シンは人の心を読むエスパーです。
当初彼の能力は「半径20m以内の人の心が読める」と説明されていましたが、あくまでそれは目安(後の天弓との戦いの描写では400m程度まで拡大した模様)。
驚いた人間の思考などは離れていても聞き取れますし、人間以外の動物の思考も感じ取れるようです。
一方、この能力には弱点もあり、あまりに膨大な情報量の思考を読もうとすると脳がオーバーヒートして倒れてしまいます。
覚醒①運動準備電位の把握による先読み
人の心を読めるシンですが、彼の体術はまだまだ未熟(一般レベルからすれば十分化け物ですけど)。
心を読んでから動いたのでは、防御や回避が間に合わないことも多々ありました。
むしろ戦闘面では足手まとい気味だったシン。
そんな彼もスラーの部下「ソウ」との戦いの中で新たな力に覚醒します。
それが「運動準備電位の把握による先読み」。
人が身体を動かすとき、既に脳はその行動を決定しています。
それが運動準備電位。
例えば、パンチをしようと決めたら、その決断のコンマ数秒前には、脳は無意識の内にパンチすることを決定している、ということですね、
シンはその運動準備電位を読み取ることで、相手の行動を先読みすることができるようになったのです。
ただ、この力は負担が大きく、今のシンでは連続使用できるのは5分が限界。
まだまだ制限付きの覚醒モードです。
弱点:決定力不足 → グローブ装備で解決?
シンの戦闘スタイルは超能力を活用したカウンタータイプ。
相手の思考を読んで、それに対処する形で一撃を加える戦い方です。
時間制限付きとはいえ、動きの先読みまで出来るようになりましたから、既に彼は防御面ではかなりハイレベル。
そんなシンの欠点は決定力不足です。
カウンタータイプは、敵の攻撃の隙をついて一撃で敵を仕留めるのが本来の在り方。
しかし体術の未熟なシンでは、格上の敵を倒しきることができません。
そこでシンは勢羽夏生が発明した「脳のリミッターを外し平常時の人間にはあり得ない膂力を引き出すグローブ」を装備し、この欠点を改善。
このグローブは動作の遅れが発生するため普通の人間ではまともに扱えない欠陥兵器ですが、運動準備電位を察知して先読みができるシンなら使いこなすことが可能です。
JCC編の「VS佐藤田先生」では飛躍的な成長を見せていました。
覚醒②超能力により相手の動きを支配
シンは世紀の殺し屋展のハルマ戦で更なる覚醒の兆しを見せています。
その能力は何と相手に直接超能力で相手に思念を伝え、動きを支配するというもの。
今は単純な「止まれ」という命令しか下せていませんが、ORDERやスラー一派クラスの敵にも通用しており、伸びしろの大きそうな能力です。
ただし同じ相手には一度しか使えないという弱点があり(人間に備わる耐性による)、決して万能の力という訳ではないようです。
自分自身に使う分には回数制限が無く、シンはこれで自身の肉体と脳をフル活動させ一時的にパワーアップすることが可能となりましたが……
「サカモトデイス」シンとアルカマル
スラー一派のハルマと対峙した際、ハルマはシンを見て不思議な反応を見せています。
「どこかで見たことがあるなお前」
「お前幼少期はどこにいた?」
シンが幼い頃、ラボで育ったことは前述したとおりですが、安藤という人物が彼を預けたという以上の情報は今のところ明かされていません。
シンの幼少期にあたる時期、ハルマはスラー一派が育った殺連直属の児童養護施設「アルカマル」に在籍していたはずですが、つまりシンは「アルカマル」にいたことがあるということ……?」
「SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)」キャラクター一覧
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