今回は主人公が「安西先生そっくり」と話題の殺し屋アクションコメディ「SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)」から、シンの実父「安藤 丞(あんどう たすく)」について解説します。
安藤丞は幼いシンを旧友の朝倉に預けて失踪した殺連の元研究者。
長らくその正体は謎に包まれていましたが、シンと坂本の出会いを描いた過去編において登場しています。
シンに対し愛憎入り混じった複雑な感情を抱いていた男。
本記事ではそんな安藤丞のプロフィールや登場回(何話)、シンとの関係を中心に解説してまいります。
「サカモトデイズ」安藤丞のプロフィール
基本プロフィール
年齢 | 不明 |
生年月日(誕生日) | 不明 |
身長 | 不明 |
体重 | 不明 |
所属 | 殺連の元研究者 |
声優 | ー |
安藤丞(あんどうたすく)はシンの実父。
ラボ編において「旧友の朝倉にシンを預け失踪した男」としてその存在は語られていたものの、長らく正体不明となっていた人物。
196話から始まる坂本とシンの出会いを描いた過去編において登場を果たしました。
外見は息子のシンをワイルドに成長させた感じのちょいワルオヤジ。
性格はあまり本心を語らないひねくれたタイプのようですが、カリスマ性があり、部下からは慕われているようです。
殺連から追われる元研究者
安藤丞は殺連の元研究者。
ただしある理由から殺連に追われ、本編11年前の過去編時点では「機密情報漏洩」の罪状で当時ORDERだった坂本のターゲットとなっていました。
詳しくは後述しますが、安藤は人工的にORDERを生み出すために子供たちを集めて殺しの英才教育を受けさせる児童養護施設「アルカマル」の元責任者。
安藤の罪状の「機密情報漏洩」はそのアルカマルに関するものです。
アルカマルは殺連会長に就任した麻樹栖が関わる殺連の闇ですから、わざわざORDERが出張ってくるのも頷けますね。
なお、安藤がシンを連れて殺連から逃亡したのはシンが物心つく前のことで、196話から始まる過去編時点で既に何年も逃亡生活を送っていました。
「サカモトデイズ」安藤丞とシン
シン(息子)を旧友の朝倉に預け失踪
安藤丞は旧友の朝倉に息子のシンを預けて失踪しています。
シンは物心つく前に預けられていて、13歳の時に過去編で再会するまで、実父である安藤丞の顔さえ知りませんでした。
安藤は当時、殺連から追われる身でしたので、幼いシンを連れて逃亡することは困難。
シンを朝倉に預けたのはやむを得ない判断でした。
シンも、実父が自分を手放したのは何か事情があったのだと信じ、ラボを飛び出した9歳の時から四年間も安藤のことを探し続けていましたが……
シンを疫病神呼ばわりしていたが……
シンと再会した安藤丞は「俺にガキはいない」とシンを突き放します。
それどころか、自分が殺連を追われることになったのはお前が原因だと、シンのことを疫病神呼ばわりさえしていました。
というのも、安藤が殺連から逃亡した理由は、息子のシンがアルカマルで育てられることを回避するため。
アルカマルの教育は異常かつ過酷であり、当時の安藤はシンを守る為に逃亡者となったそうです。
ただ、そうはいっても長年殺連に追われる逃亡生活を送っていれば、当時の選択を後悔することもあるでしょうし、シンに八つ当たりしたくもなるというもの。
安藤丞の「疫病神」発言は、そうした過酷な環境が言わせてしまったものでした。
安藤は根っこの部分では今でもシンのことを大切に思っており、シンに危険が迫った時にはその身を挺して彼のことを守っています。
「サカモトデイズ」安藤丞の登場回(死亡)
安藤丞は196話から始まるシンと坂本の出会いを描いた過去編において登場しています。
実際にその姿が描かれたのは197話。
父の愛情を求めて安藤を探すシン、ORDERとして安藤を殺そうとする坂本、凸凹コンビが協力して安藤を追いかけ、クルーズ船においてシンと安藤は再会します。
安藤を慕うお姉系のイカリがシンに向ける嫉妬が激しかったですね。
一時はシンのことを完全に突き放した安藤でしたが、乱戦の中、シンの窮地に咄嗟に身体が動き、シンを庇って致命傷を負ってしまいます。
安藤は自分が死ねばクルーズ船が爆発するよう爆弾を仕掛けていて、坂本とシンは爆弾が爆発する前に乗客を逃がすために奔走。
シンは安藤と最後に話すために戻ろうとしますが、子供の思念をキャッチして子供の救出を選択します。
安藤はそんなシンの姿に成長と息子が無事であることを喜び、「生きろ」と言い残して死亡しました(202話)。
「サカモトデイズ」安藤丞とアルカマル
前述した通り安藤丞は殺連の児童養護施設「アルカマル」の元責任者です。
アルカマルはスラー一派の楽、ハルマ、熊埜御、天弓らが育てられて施設だと言えば分かりやすいですね。
実は以前からシンとアルカマルの関りについては示唆されていて、シンの顔を見たハルマが、
「どこかで見たことがあるなお前」
「お前幼少期はどこにいた?」
と発言していました。
ただシンがラボに預けられたのは物心つく前ですから、顔を見ただけでハルマがシンのことに気づけたとは思えません。
シンは実父の安藤とそっくりなので、ハルマが覚えていたのはシンではなく安藤の方で、そこからシンを連想したという可能性が高そうですね。
シンとアルカマルの関係が深掘りされれば、安藤が(回想シーンで)再登場する可能性もありそうですが……
「SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)」キャラクター一覧
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