「SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)」勢羽夏生~透明化スーツを開発した武器製造科のエース、弟・真冬との関係~

 今回は主人公が「安西先生そっくり」と話題の殺し屋アクションコメディ「SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)」から、”透明野郎”で知られる武器製造のスペシャリスト「勢羽 夏生(せば なつき)」について解説します。

 勢羽夏生はJCC(殺し屋養成所)の武器製造科研究室のエース。

 金さえ貰えば誰にでも味方するノンポリで、初登場時は坂本たちとも敵対していました。

 一方、弟に対しては情に厚い良いお兄ちゃん。

 本記事ではそんな勢羽夏生のプロフィールや登場シーン、弟・真冬との関係を中心に解説してまいります。

「サカモトデイズ」勢羽夏生のプロフィール

基本プロフィール(年齢、誕生日など)

年齢20歳(公表時)
生年月日(誕生日)7月2日
身長176cm
体重67kg
所属JCC武器製造科研究室1年

 勢羽夏生はJCC(殺し屋養成所)武器製造科研究室に所属する学生です。

 見た目はもっさりした頭と目の下のホクロ(右に二つ、左に一つ)が特徴のイケメン。

 既に学外で仕事を請負っており、初登場ではスラー一派の鹿島に雇われて坂本たちと敵対していました(詳細は後述)。

 基本的にノンポリでスラーの思想云々には興味がなく、彼らに協力していたのはあくまで金のため(老後までに二千万円貯めたい)。

 マイペースで怠け癖が強い一方、武器開発に関してだけは途轍もない情熱を燃やす天才(変人)です。

JCC武器製造科主席の天才

 勢羽夏生はJCC武器製造科を主席卒業した研究室のエース。

 しかも武器製造科で15年ぶりにヨツムラ賞(四ツ村さん?)を受賞した天才です(ヨツムラ賞は全科の卒業生の中で数人しか選ばれず暗殺科にとられることが多い)。

 研究室の中では先輩の作った武器を勝手に溶かして使用するなど傍若無人に振舞っていますが、意外にも周囲からは好かれています。

 それは周囲のメンバーが、誰より武器製造に情熱を注ぐ勢羽夏生の姿勢を(ムカつくけど)認めているから。

 多くの者達は彼のことを結果だけ見て天才ともてはやしますが、実際の彼の発明品は大半が失敗作ばかりです。

 ただそのガラクタの山の中から、稀にとんでもない発明品を生み出すことがあるだけ。

 それは途方もない努力の賜物です。


「サカモトデイズ」勢羽夏生の能力(透明化スーツなど)

代名詞でもある”透明化スーツ”

 勢羽夏生の代名詞とも言える発明品が「透明化スーツ」。

 学部の卒業制作で主席を獲得した作品でもあります。

 その機能は名前の通り身に纏った者を周囲から透過させること。

 本人だけでなく着ている服や持ち物など何でも透明にすることができ、腕だけなど一部分だけの透明化なども可能です。

 見えない敵、攻撃がどれだけ厄介なものかは改めて説明するまでもありませんよね。

 勢羽夏生は武器製造科ではありますが、体術や判断力なども相当なレベル。

 作中ではこの透明化スーツを纏った変幻自在の戦闘スタイルで、シンたちを苦しめていました。

JCC編ではシンに切り札を提供

 JCC編で再登場した勢羽夏生は、シンに協力を申し出、彼に自分の作った武器を提供します。

 ただしその大半はとんでもない失敗作ばかり。

例)
・感電する電気銃
・補充に二日かかる液体窒素爆弾
・スクリームガン(うるさい)
・すげえ光る剣
・ファイヤーシューズ

 その中でシンの目に留まったのが「脳のリミッターを外し、平常時の人間ではあり得ないほどの膂力を引き出すグローブ」。

 ただこのグローブはここ最近では一番の問題作で、発動までに数秒のタイムラグ(後に0.5秒の遅れに調整)があるという近接戦闘においては致命的な欠陥を抱えていました。

 未来でも視えない限り使えない、

 しかし、エスパー能力で疑似的な未来視が可能なシンにとって、これは決定力不足を補う最高の武器となったのです。

「サカモトデイズ」勢羽夏生と弟の真冬

 勢羽夏生には、シンたちと同期でJCCの編入試験を受験した真冬という弟がいます。

 真冬は兄と異なり暗殺科を受験しており、単純な戦闘センスは兄以上。

 二人の口振りから推察するに、弟を気にかける兄と、兄を信頼しているもののウザがって素直になれない弟、みたいな関係性ですね。

 本来であれば真冬はシンと同期でJCCに通っていたはずですが、彼は編入試験合格後、虎丸と共にスラー一派に拉致されてしまっています。

 その事実を真冬からの無言のSOSで把握した夏生は、スラー一派の居場所を探るためシンたちに協力することになります。

 

 真冬はORDERになることを目指しているのですが、その理由は夏生のためでした。

 二人の父親は彼らを最高の殺し屋に育て上げ、ORDERにしようとしていたのですが、夏生の目標は武器職人。

 父親はORDERの育成施設(アルカマル?)に真冬を入れようと考えており、夏生は自分がJCC卒業後にそちらに行くので、真冬は勘弁してやってくれ、と両親にお願いしました。

 それを聞いた真冬は、兄の夢を叶えるため、兄がJCCを卒業するより早くORDERにならなければないと考えるようになったのです。


「サカモトデイズ」勢羽夏生の登場シーン

初登場はラボ編、スラー一派の鹿島に雇われる

 勢羽夏生の初登場はコミックス3~4巻で描かれたラボ編。

 鹿島に雇われ、彼の命令でエスパー能力を持つシンを狙う一派の一人として登場します。

 しかし同僚・田中先輩のうっかりミスで間違えてルーを攫ってしまった勢羽夏生たち。

 彼らはルーを救出しにきた坂本やシンたちを迎え撃つことになります。

 勢羽夏生が戦うことになったのはシン。

 シンは勢羽夏生の透明化スーツに大いに苦しめられますが、眞霜平助の援護でスプリングラーの水を浴びさせ透明化スーツを無効化することに成功。

 切り札を破られた勢羽夏生はあえなく敗北してしまいます。

 ラボ編後、特にお咎めなく解放された勢羽夏生。

 コミックス4巻のおまけページでは、金を稼ぐため田中先輩とクレープ屋を開き、透明化スーツを使った”浮くクレープ”が大人気となる様子が描かれていました。

JCC編では真冬救出のためシンに協力

 JCC編でスラーの秘密が記録されているというデータバンクを探すシンと再会した勢羽夏生。

 当初はシンと関わるつもりはありませんでしたが、弟の真冬から無言のSOS電話がかかってきたことで状況は一変。

 受話器越しにスラーの手下(鹿島)の声が聞こえ、真冬がスラー一派に捉われていることを察した勢羽夏生は、シンに協力することを決めます。

 古株教師・佐藤田先生からデータバンクの居場所を聞き出すため、シンや赤尾晶と協力して佐藤田先生に挑戦。

 佐藤田先生には敵いませんでしたが、彼女を納得させ、データバンクの正体が超記憶能力を持つ人であることを聞き出すことに成功します。

 そしてそのタイミングでJCCを襲撃したやクラブ・ジャムたちスラー一派。

 スラー一派を迎え撃つシンたちとは別に、勢羽夏生はデータバンクの偽情報をエサにクラブ・ジャムから弟の居場所を聞き出そうとしますが……逆に失敗して洗脳されてしまうことに。

 クラブジャムに操られシンたちと戦う勢羽夏生ですが、実は彼は操られたフリをしていただけでした。

 土壇場でクラブ・ジャムの不意を撃ち、シンと協力してクラブ・ジャムを撃破することに成功します。

 

 JCC編終了後、勢羽夏生はJCCに残ってスラー一派の様子を探っていくことに。

 真冬を救うため、引き続き坂本たちと協力体制をとります。

「SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)」キャラクター一覧



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