「SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)」スラー(有月憬)~謎に満ちた殺し屋殺しの正体、その過去と仲間(メンバー)~

 今回は主人公が「安西先生そっくり」と話題の殺し屋アクションコメディ「SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)」から、謎に満ちた殺し屋殺し「スラー(有月憬)」について解説します。

 スラーとは殺連の壊滅を目論む一派のトップ。

 殺害現場に✖印を残すことから、殺連によって✖(スラー)と名付けられました。

 主人公の坂本太郎と過去に因縁が有り、坂本の首に10億円の懸賞金をかけたスラー。

 本記事ではその過去や正体、スラーに付き従う仲間(メンバー)を中心に語ってまいります。

「サカモトデイズ」スラー(有月)のプロフィール

基本プロフィール

年齢不明
生年月日(誕生日)不明
所属反殺連組織のトップ

 スラーは殺連を滅ぼし、殺し屋界に新たな秩序を創ろうと目論む一派のトップ。

 殺連に関わりの深い殺し屋たちを惨殺する殺し屋殺しで、殺害現場に✖印を残していることから、殺連によって✖(スラー)と名付けられました。

 その正体に関しては未だ謎に包まれており、詳しい素性は不明。

 かろうじて、主人公・坂本太郎南雲のJCC(殺し屋養成所)時代の同期で、本名が有月憬(うづきけい)ということまでは判明しています。

 坂本とは過去に因縁があるようで(詳細は後述)、坂本の首に10億円の懸賞金を設定し、殺し屋を引退した坂本を再び殺し屋界の騒乱に引き込む切っ掛けを作りました(121話で別の人間が懸賞金を懸けた説が浮上)。

 ちなみに絵が好きで、部下に絵を描いて贈ったこともありますが、所謂「画伯」系。

 中々に前衛的な画風を好んでいるようです。

殺連へ敵意を向ける殺し屋殺し

「腐敗した殺連をリセットしよう」
「新たな秩序は俺が作る」

 スラーの詳しい目的は不明ですが、彼は現在の殺し屋界を支配する殺連に強い敵意を向け、殺連を滅ぼそうとしています。

 彼らが動き出したのはここ数か月ほどと最近。

 しかしその数か月の間に、殺連に関わりの深い組織30社のプロの殺し屋100人以上を殺害し、既に殺連の最高戦力であるORDER(オーダー)が動き出すほどの事態となっています。

 特に直近では、スラーとその部下・楽(がく)が殺連関東支部を襲撃し、死亡者176名、負傷者3名、行方不明者1名という大打撃を与えていました。

 こうしたスラーの活動に対し、若手殺し屋の中には憧れを抱く人間も多く、徐々にその活動と思想が殺し屋界を侵食していっています。


「サカモトデイズ」スラー(有月)の仲間(メンバー)

 スラーには彼に付き従う多数の仲間(部下)がいます。

 個性豊かでその目的もバラバラ、非常にまとまりのないメンバーですが、スラーのカリスマ性によって一つの方向を向いている印象ですね。

 現時点では組織の全体像が見えていないため、具体的にどれだけのメンバーが所属しているのかは不明ですが、ここではその主要メンバーについて紹介しておきます。

鹿島(かしま)
スラーに心酔する全身サイボーグ男。
普段は鹿の被りモノを被っている。
戦闘力も中々だが、非常に多才で腕の接合手術もこなせる。

楽(がく)
スラーに従うマイペースな少年。
組織の中でも有数の武闘派で、から逃げ切ったツワモノ。
武器はミンチハンマー。

宇田さん
殺連関東支部に潜入していた男。
篁からスラーと楽を逃がすため自爆する。

キャロライナ・リーパー
包帯で目を覆ったキレ系の男。
名前は世界一辛い唐辛子の意味。

クラブ・ジャム
キャロライナ・リーパーの弟。
ドMで催眠術遣い。

熊埜御(くまのみ)
スラーと楽の旧友。
楽もビビる凄い怖い女性。
磁力使い。

ハルマ
スラーと楽の旧友。
スラーのことを憬と呼びかなり親し気。
砲丸バレーの使い手で球技が得意。

京(かなぐり)
殺連の最高戦力、ORDERの裏切り者。
有名な映画監督で映画の事しか頭にない。
殺連とスラーの抗争を映画に撮るべく、スラーに通じている。

 スラーは殺連が名付けた呼称なので、部下たちは基本的にスラー(有月)のことをボスと呼んでいます(過去回想だと楽が「憬」と名前呼びしていたことも)。

 メンバー間で上司と部下という意識は(鹿島を除いて)希薄であり、スラーはしばしば部下のことを「友人」と評していました。


「サカモトデイズ」スラー(有月)の強さ

 今のところスラー(有月)の戦闘シーンはほとんどなく、詳しい強さは分かっていません。

 武器は蛇腹剣のように刃のついた鋼鉄の鞭で、その刃圏は約12m。

 殺連関東支部襲撃時には、(全盛期より格段に弱体化した)坂本を一瞬で倒していますから、最強クラスの実力者であることは確か。

 ORDERメンバーである京がスラーに通じていることを考えれば、スラーは平均的なORDERメンバーよりは強いと考えられます。

 ORDERより弱い人間が殺連に抗争を仕掛けないでしょうし、そんな結果の見えた勝負に京が興味を持つこともないでしょう。

 一方で、真の最強系お爺ちゃん・篁さんには流石に及ばないようです。

 ざっくり考えると、

(一般)ORDER ≦ (全盛期)坂本 ≒ スラー < 篁

 といった感じでしょうか。

 南雲とスラーだとどっちが強いのかが気にかかるラインですね。

「サカモトデイズ」スラー(有月)の過去と正体(二重人格)

スラーと坂本の因縁

 これまでに判明しているスラー(有月)の過去と正体に関する情報について整理します。

 スラーはJCC(殺し屋養成所)時代の坂本と南雲の同期でした。

 しかしJCC時代は決して目立つ存在では無かったようです。

 当時は今ほど強くなかったのか、それとも実力を隠していたのかは不明。

 スラーはJCC時代の坂本と南雲の悪友、赤尾リオンを殺害しています。

 その時期や殺害に至る詳しい経緯は不明。

 そして坂本はかつてスラーを殺そうとし、実際に殺したと思っていました。

 しかしスラーは傷こそ負ったものの生存。

 再び坂本たちの前に現れます。

 スラーは唯一自分に傷をつけた存在として坂本のことを警戒しており、彼の首に10億円の懸賞金をかけました。

 ……が、そもそも懸賞金で動くレベルの殺し屋に坂本が殺せるはずもなく、本当に坂本を警戒しているのなら行動が矛盾している、との指摘もあります。

データバンクの口から更なる事実が判明

 JCC編ではデータバンクの口からスラーの更なる過去が判明。

 スラーは元々、殺連直属の児童養護施設「アルカマル」の出身。

 楽や宇田さんも同じ施設出身でした。

 14歳の時にJCCの編入試験を受けて入学したものの、実力的には全く平凡だったようです。

 どうやらスラーは二重人格らしく、学生時代の平凡な彼と今の彼は別人格なのでは、との疑惑が持ち上がっています。

 だとすればスラーが自分の過去を隠したがっている理由にも説明がつきますね。

 そしてどうもこの「アルカマル」というのは、身寄りのない子供を集めて人工的にORDERを作る計画の呼称でもあったようで……

過去編では坂本たちと合同任務、仲間を人質に取られ裏切り?

 坂本たちのJCC時代を描いた過去編では、有月は坂本・南雲・赤尾リオンの3人組と共に、補習として特別任務を請負っています。

 この時の有月は心優しい善良な少年に見えますね。

 当時ORDERを仕切っていたキンダカの下に送り込まれた坂本たちは、殺連会長の妻子の護衛を手伝わされます。

 坂本たちに負けない実力を見せる有月でしたが、彼は児童養護施設「アルカマル」の仲間を人質に取られ、殺連会長に成り代わろうとする勢力から送り込まれたスパイでした。

 一般人の妻子の殺害を躊躇う有月は代わりにキンダカの殺害を提案。

 紆余曲折あったものの、結果的にキンダカは死亡(正確には昏睡状態)し有月は逃走。

 赤尾リオンがその後を追い、姿を消すことになります。

 そして1年後。坂本が有月を発見した時リオンは既に息を引き取っており、坂本はリオンの弔い合戦の末、有月を殺害した……はず、でした。

 なお、過去編において有月をスパイとして送り込んだのは麻樹栖(あさきせい)

 有月の兄を名乗り、現在殺連会長の地位にある男です。

スラーの別人格は赤尾リオン?

 129話ではスラーの別人格の正体が「赤尾リオン」であったことが判明します。

 その口ぶりや態度は単にスラーが別人格を作ったのではなく、まるで赤尾リオンの魂が宿ったかのよう。

 スラーの行動は赤尾リオンの望みでもあったということなのか……?

「SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)」キャラクター一覧

 



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