今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」から、作中屈指の人気を誇る天才射手(シューター)「出水 公平(いずみ こうへい)」について紹介します。
ワールドトリガーは異世界からの侵略者「ネイバー」と、それに対抗する防衛機関「ボーダー」との戦いを描いたSFアクション群像劇です。
出水はA級1位部隊太刀川隊を支える名サポーターにして天才シューター。
作中でも屈指の実力と存在感を誇る人気キャラクターです。
本記事ではそんな出水の活躍や天才と呼ばれる所以となった「合成弾」、A級3バカをはじめとした人間関係を中心に、その魅力を語ってまいります。
ワールドトリガー、出水公平のプロフィール(声優含む)
「千発百中」Tシャツで知られる感覚派天才シューター
ボジション | シューター(A級1位部隊 太刀川隊所属) |
年齢 | 17歳 |
誕生日 | 9月21日 |
身長 | 175cm |
血液型 | B型 |
星座 | おおかみ座 |
職業 | 高校生 |
好きなもの | エビフライ、コロッケ、みかん、フルアタック |
声優 | 石川界人 |
ボーダーの誇るA級1位部隊、太刀川隊に所属する天才シューター。
一見するとチャラそうなどこにでもいる少年ですが、高度な戦略と技術に裏打ちされた確かな実力者です。ただし、頭の回転は速いのですが、学業成績は並といったところ。
ボーダー内ではA級3バカの一人と認識されており「弾バカ」と呼ばれることも(ちなみに他の二人は「槍バカ」の米屋、「迅バカ」の緑川)。
服のセンスは極めて微妙で、トレードマークは『千発百中』とプリントされたTシャツ。
これは出水のシューターとしての戦術に由来するのですが……正直、どうなんでしょうね? ボーダーでグッズ化されて売り出されているそうですが、買う人いるんでしょうか?
ちなみに太刀川隊の隊服は黒のロングコート。これを隊長から告げられた出水の反応は「マジか超かっけぇ!」だったそうです(苦笑)。
姉が1人いて、名前は「映子(えいこ)23歳」。
コミュ力も抜群、ボーダーでもかなり顔が広い
A級3バカという呼称が定着した、「槍バカ」米屋、「迅バカ」緑川とは別の隊ですが、大規模侵攻編で見せたコンビネーションは抜群。コミュ力も高いことがうかがえます。
特に米屋とは学校でクラスメイトということもあり、プライベートでも親しいようですね。
あの気難しい二宮とも普通に仲良くしており、柔軟性も高いようです。
ちなみに、元々太刀川隊は太刀川とオペレータ―の国近、現玉狛支部の烏丸の3人部隊で、出水は烏丸と国近をダシに太刀川にスカウトされたことが判明しています。
なお、出水には「自分が下の名前で呼んで欲しい相手は下の名前で呼ぶ」性質があるらしく、国近のことは「柚宇さん」、烏丸は「京介」と呼んでいますが、米屋のことは頑なに下の名前で呼ぼうとしません。
ワールドトリガー、出水公平の強さ
天才にして名サポーター出水公平、同じ射手の二宮や那須との違いとは?
トリオン | 12 |
攻撃 | 8 |
防御・援護 | 10 |
機動 | 5 |
技術 | 9 |
射程 | 5 |
指揮 | 3 |
特殊戦術 | 4 |
合計 | 56 |
これが出水のパラメーターです。
ちなみに、トリオンというのは、ボーダーで使用するトリガーと呼ばれる武器を使うためのエネルギー量のことを指します。
出水はトリオンの弾丸を直接的にぶつけて戦うシューターというポジション。
このポジションはトリオンのパラメーターが重要になってくるのですが、彼のトリオン量はボーダー内3位(ヒュース加入後は4位)と非常に高水準です。
作中では他に優秀なシューターとして二宮、那須と言ったキャラクターが描かれていますが、出水と彼らの違いは「自分が直接敵を倒す」「味方に敵を倒させる」のどちらが得意かということ。
二宮、那須は前者、出水は後者です。
もちろん直接倒すこともできるのですが、実戦での出水はとてもクレバー。
戦場を的確にコントロールして味方に敵を倒させることを得意とする名サポーターなのです。
「千発百中」という言葉も、全ての弾を敵に当てる必要はないという彼の戦い方を的確に表したものかもしれません(言葉のセンスはやっぱりどうかと思いますが)。
個人的にシューター出水の一番の見せ場は大規模侵攻編のハイレイン戦。負けはしましたが、あの頭脳戦は見ものでしたね(是非、ご一読を)。
天才の象徴、なんとなくやったらできた「合成弾」
また、出水を語る上で欠かせないのが「合成弾」です。
合成弾とは、複数の弾丸トリガーを融合させることで新たな性質を持った強力な弾丸を生み出す技術なのですが、これを生み出したのが出水。
何となくやってみたら出来たと言うのですから、そのセンスは作中随一と言っても過言ではないでしょう。
例えばこれを使えば、「追尾弾」+「炸裂弾」で追尾する炸裂弾とか、「通常弾」+「通常弾」で貫通力向上とか、様々なことができます。二宮や那須といった他の一流シューターも出水からこの技術を学んでいますが、この高度な技術を使いこなせるのはごく一部。
使用中は防御ができなかったり、合成に数秒の時間がかかったりと使いどころは難しいですが、作中の要所要所で使われている合成弾は、シューターの花形と言っても過言ではありません。
これを最初に見せられたボーダーのエンジニアはどんな反応をしたんだろう?
ワールドトリガー、出水公平の活躍(師匠役、大規模侵攻)
出水公平は名師匠!?
さて、天才肌として描かれる出水ですが、意外にも作中では良い師匠役として描かれており、主人公の一人である三雲修も出水に師事し、出水の的確な指導で実力を高めています。
まあ、修の場合は本人に才能が無さすぎたので、限界はあったわけですが。
何より、作中屈指の俺様キャラである二宮が、合成弾を学ぶために頭を下げて出水に弟子入りしたこともあるそうですから、出水は才能だけの男ではない、ということですね。
大規模侵攻編で、ランバネイン、ハイレインとの激闘
そして出水の最大の見せ場と言えば、大規模侵攻編でのランバネイン、ハイレインとの連戦でしょう。
A級3バカで巧みに敵の動きをコントロールし、B級部隊と連携してランバネインを撃破。
この一戦はA級3バカという言葉が世に出た戦いでもあります。
そしてその後、アフトクラトル遠征部隊のトップであるハイレインとの戦い。
反則的なブラックトリガーを持つハイレインに最後は破れてしまいますが、冷静に敵のトリガーの性質を見抜き、その上で味方と連携してハイレインを追い詰めたこの戦いでは、敵であるハイレインでさえ出水のことを高く評価していました。
また今後も大規模侵攻編のような出水の活躍があると良いですね。
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