今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」から、神の国アフトクラトルの精鋭砲手「ランバネイン」について解説します。
ランバネインはハイレイン率いる遠征部隊の一員として三門市に大規模侵攻を仕掛けた精鋭部隊の一員。
ボーダーの精鋭たちを相手に単騎で大立ち回りを見せた強化トリガー使いです。
本記事ではランバネインの基本プロフィールに加え、作中で見せた圧倒的な強さ、尺稼ぎを疑われたアニメ版での戦いの経緯を中心に解説してまいります。
ワールドトリガー、ランバネインのプロフィール(声優含む)
豪放磊落なアフトクラトルの武人
所属 | アフトクラトル |
年齢 | 24歳 |
誕生日 | 不明 |
身長 | 202cm |
血液型 | 不明 |
星座 | 不明 |
職業 | 不明 |
好きなもの | 手強い相手との戦闘、肉と酒、空を飛ぶこと |
声優 | 柳田淳一 |
ランバネインは大規模侵攻編で登場した敵国アフトクラトルの遠征部隊の一員。
ブラックトリガー使いでこそないものの、トリガーホーン(ツノ)で強化された強化トリガー使いであり、ボーダーの精鋭たちを大いに苦しめました。
キャラクターデザインのイメージは「赤鬼」。
竹を割ったような豪快な性格をした男性で、強敵との戦いを好み、敵の実力を素直に称賛する堂々たる武人です。
ハイレインとは兄弟、ミラは婚約者候補?
ランバネインは遠征部隊の隊長・ハイレインの弟にあたります。
ハイレインはアフトクラトル四大領主の一角・ベルティストン家の当主。
次代の「神(=ネイバーの星の核を為すマザートリガーを動かすための生贄)」を探し出し、国家の主導権を握ることを目的として遠征部隊を率いる人物です。
ランバネイン自身はそうした権力闘争にさほど興味がなく、兄の下で気ままに戦いを楽しんでいる印象ですね。
また、同じく遠征部隊に参加しているブラックトリガー使い・ミラは政略的にハイレインかランバネインと結婚する予定の女性。
もういい年齢なのにどちらと結婚するか決まっていないのは、ハイレインに他にお相手候補がいるからか、それともハイレインとランバネインが内心ミラにビビっているからか……
ワールドトリガー、ランバネインの強さ
さわやかジェットゴリラと称された本場の弾バカ
トリオン | 25 |
攻撃 | 20 |
防御・援護 | 8 |
機動 | 15 |
技術 | 8 |
射程 | 9 |
指揮 | 7 |
特殊戦術 | 2 |
合計 | 94 |
これがランバネインのパラメーターです。
ランバネインはトリガーホーン(角)と呼ばれるトリオン受容体を移植された強化人間で、トリオンの量も質も並の使い手とは一線を画しています。
トリオンモンスターと呼ばれた千佳(トリオン評価:38)ほどではないにしろ、従来ボーダートップのトリオン量を持つとされていた二宮さん(トリオン評価:14)の倍近いのですから、その凄まじさがよく分かりますね。
同じ強化人間であるヒュースでさえトリオン評価は18止まりなので、ランバネインは強化人間の中でも特にトリオン量が豊富だと推測されます(そしてヒュースは恐らくトリオンコントロールに優れたタイプ)。
ランバネインの戦闘スタイルは後述する強化トリガー「雷の羽(ケリードーン)」による砲撃戦で、その破壊力と連射性、射程は圧巻の一言。
作者からは「笑顔、筋肉、高火力と三拍子そろった本場の弾バカ(元々は出水公平に対する呼称)」、「さわやかジェットゴリラ」と評されていました。
強化トリガー「雷の羽(ケリードーン)」(ブラックトリガー級?)
ランバネインが持つ「雷の羽(ケリードーン)」はボーダーのトリガーとは隔絶した性能を持つ強力な最新鋭のトリガーです。
雷の羽(ケリードーン)
飛行ユニットを併せ持つ強力な射撃型トリガー。
射撃は腕と一体化した銃から放つ威力・連射性重視の弾丸と、背面から放つ拡散型の弾丸の二種類。
どちらもボーダーのシールドを容易く貫く威力がある。
飛行ユニットによる高速飛行と強力なシールド生成能力を併せ持つ。
数値上、その攻撃力と機動力はブラックトリガーにも匹敵しています。
もちろんトリガーも強力なのですが、それを操れるのはトリガーホーンで強化されたランバネインのトリオン能力あってこそでしょうね。
ランバネインの戦闘スタイルは正確なシールドで確実に身を守りつつ、高速飛行で敵を追い詰め、火力を活かした大雑把な攻撃で敵を倒す割り切った戦い方。
速くて硬くて強いと三拍子そろった正にパーフェクトゴリラです。
ワールドトリガー、ランバネイン戦(VS東・3バカ、尺稼ぎ?)
東率いるB級合同部隊を圧倒、A級3バカの合流によりようやく戦いとなる
ランバネインは大規模侵攻編において戦力の分断を目的に出撃しました(コミックス7巻)。
ランバネインと相対したのは東春秋率いるB級合同部隊。
まずしょっぱなに大威力の砲撃で茶野隊の2名を瞬殺し、連射で鈴鳴第一の別役を撃破。
ランバネインの圧倒的なトリガー性能は東の予測さえ超えていました。
東が囮となってランバネインを釣り、荒船隊が一斉に狙撃を仕掛けますが、それも簡単に防がれ、反撃で穂刈と半崎がベイルアウト。
あっという間に5人が倒されてしまいます。
残る戦力はB級隊員7人でとても勝負になるはずもなく、東たちはランバネインから隠れて膠着状態に。
そのまま時間だけが過ぎるかと思われましたが、そこに出水、米屋、緑川のA級3バカが現着。
3人が主力となってランバネインと相対し、その警戒レベルを引き上げたことでようやくまともな戦いが成立しました。
アニメ版ではそのラストで尺稼ぎが疑われる
終始戦いを優勢に進めつつも、A級3バカの活躍で徐々に防御に割く余裕を失いつつあったランバネイン。
東はそれを見抜き、数の優位を活かしてランバネインの意識を散らすように指示します。
そして射撃によりランバネインに圧力をかけ、彼が機動力を使って浮いた駒から狩っていくように誘導。
ランバネインが目をつけたのは来馬でした。
来馬が囮となって追い詰められた瞬間、建物の上に隠れていた米屋がランバネインの頭上から奇襲をしかけます。
しかし。
「なるほど」
「こうして敵を呼び込むわけだな」
「よく理解できたよ」
それを読んでいたランバネインは空中で身動きの取れない米屋を砲撃で仕留めようとします。
「……と、思うじゃん?」
しかしそれさえ東たちの予測の内。
周囲の人間が一斉にシールドで米屋を防御。
米屋はそのままランバネインを仕留めることに成功します。
敗北したランバネインはその後ミラに回収され、戦線を離脱することに。
葦原先生の当初の予定ではランバネインはここで退場する予定ではなかったそうですが、予想以上にA級3バカが奮闘し、このような決着となったそうです。
ちなみに、アニメ版においてこの決着のシーンはあからさまな尺稼ぎだと話題になってました。
米屋が建物から飛び降りた後、ひたすら米屋とランバネインが交互に「おおおおお!」と叫び合うシーンが続き、何と米屋は1分近く自由落下を続けるはめに。
原作では僅か4ページ、一瞬の結末だっただけに、この尺稼ぎはいかにもニチアサだなぁ、と。
まあ、一昔前のアニメならあるあるですよね(昔のドラゴンボールとかひたすらエネルギー弾を放って叫び合うだけで一話丸々使ってたし)。
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