「SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)」佐藤田悦子先生~その強さ、坂本たちとの過去、京との激闘と最期(死亡)~

 今回は主人公が「安西先生そっくり」と話題の殺し屋アクションコメディ「SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)」から、JCC(殺し屋養成所)の最強・最古参教師「佐藤田 悦子(さとうだ えつこ)」について解説します。

 佐藤田先生はかつてORDERにスカウトされたこともある合気道の達人で、坂本や南雲たちのJCC時代の恩師。

 坂本たちは学生時代何度も佐藤田先生に捻られており、今でも頭があがりません。

 思いやりに溢れ、作中では死してなお生徒のために身体を動かした佐藤田先生。

 本記事ではそんな彼女の強さや過去、京との戦いと最期(死亡)を中心に解説してまいります。

「サカモトデイズ」佐藤田先生のプロフィール

基本プロフィール(年齢、誕生日など)

年齢不明
生年月日(誕生日)不明
所属JCC暗殺科教師

 佐藤田悦子はJCC(殺し屋養成所)暗殺科の最古参教師。

 見た目は品の良い落ち着いた雰囲気の老女ですが、かつては殺連直属の特務部隊にして最高戦力・ORDERにスカウトされたこともある合気道の達人です。

 上品なのは見た目と口調だけで中身はゴリゴリの武闘派。

 作中では生意気な生徒たちを容赦なく実力で黙らせていました。

 坂本南雲赤尾リオンらのJCC時代の恩師でもあり、当時何度も捻られた坂本にとっては今でも頭の上がらない存在。

 次々と同期が死んでいく殺し屋界を憂い、この世界を教育から変えていかなければならないとORDERのスカウトを蹴ってJCCで教鞭をとる道を選んだ情の深い女性です。

JCC編ではシンや晶たちの前に立ちふさがる

 佐藤田先生の初登場はコミックス10巻80話。

 データバンクを探して古株の教師を当たっていたシンの前に立ちふさがりました。

 データバンクの在り処を教えてほしいなら(=スラーの情報を探りたいなら)、せめて殺し屋を引退した自分に一撃入れてみなさい。

 そうすることでシンたちを危険から遠ざけようとした佐藤田先生。

 シンは赤尾晶と共に何度も彼女に挑戦しますが、軽くひねられてしまいます。

 最終的に勢羽夏生とも協力し、自分の弱さを認めて仲間や道具、あらゆるモノをフル活用して佐藤田先生にあと一歩にまで迫ったシン。

 佐藤田先生に一撃を入れることこそ叶いませんでしたが、佐藤田先生はシンたちの頑張りを認め、データバンクに関する情報を開示することになります。


「サカモトデイズ」佐藤田先生の強さ

かつてはORDERにもスカウトされた合気道の達人

 前述した通り、佐藤田先生はかつて殺し屋界の最高戦力・ORDERにスカウトされたこともある最強格の殺し屋。

 現役時代はゴリゴリの武闘派で、任務では一度も傷を負ったことがないそうです。

 敵の攻撃をいなすことに長けた合気道の達人。

 もともと合気は殺しには向かないというのが通説でしたが、佐藤田先生の登場以降は殺し屋教育の必須科目になっているそうです。

 シンや晶といった学生レベルで歯が立つ相手ではなく、彼らを相手にした時も余裕をもって対処していました。

現在は幾分衰え、現役ORDERには及ばない?

 現役を退き、老いて今なお強者であることに疑いはない佐藤田先生。

 しかし後述する京(かなぐり)との戦いを見ると、彼女も現役時代と比べれば幾分衰えているものと考えられます。

 現役時代の佐藤田先生はORDERクラスの実力者。

 しかし作中では現役ORDERである京を相手に敗北しています。

 周りに守るべき生徒がいるという佐藤田先生にとって不利な状況だったこともあり、比較的あっさりとした決着。

 体力的なものもそうでしょうが、実戦から離れたことによる戦闘勘の衰えが大きかった印象ですね。

 現役時代の佐藤田先生であれば、そもそもそうした”状況”を問題にはしなかったでしょう(坂本とかは人ごみを搔い潜りながら戦ってますし)。


「サカモトデイズ」佐藤田先生の最期(死亡・VS京)

 佐藤田先生は89~90話で、JCC内に乱入した京(かなぐり)を迎え撃っています。

 京はカメラとカチンコ(=映画でカットに使うあれ)を武器に戦うふざけた男ですが、その実力は本物。

 しかも、

「俺が本気でカメラを」
「構えたら手ブレなどしない」

 と、腕をとっても投げ飛ばそうとしても、カメラを持ったその腕は微動だにしないという、佐藤田先生にとって天敵のような男でした。

 周囲に守るべき生徒たちがいることもあり、戦いに集中できない佐藤田先生。

 京はその隙を突き、佐藤田先生を仕留めました。

 

 直後、現れた坂本に殴り飛ばされる京。

 死の間際の佐藤田先生は坂本に全てを託し、こと切れます。

「しばらく見ない間に」
「いい男になったわねぇ」

「先生ご無沙汰してます」
「お変わりないようで」

「じゃ、あと頼むわね」

「はい」

 この時、佐藤田先生は完全に死亡していました。

 しかしその直後。

 彼女の身体は教え子である赤尾晶の危機に反射的に動き、放たれたナイフは京のカメラを貫いてその右目を奪うことに。

「死してなお」
「教え子を守るために」
「立ちはだかる……か」

「サカモトデイズ」佐藤田先生と坂本たちとの過去

 佐藤田先生にとって、かつての坂本、南雲、赤尾リオンの3人組は、手間のかかる期待の問題児でした。

 当時JCC内で突出した実力を持っていた坂本たちの相手ができたのは、教師の中でも佐藤田先生だけ。

 問題を起こした坂本たちを制圧するのは佐藤田先生の役割でした。

 佐藤田先生自身も坂本たちのように歯ごたえのある生徒の相手を楽しんでいたようです。

 コミックス10巻のおまけでは、JCC内の豆まきイベント(豆まきの名を借りたただのバトルロワイヤル)で坂本たち3人を1人で叩き潰そうと好戦的に微笑む佐藤田先生の姿が描かれていました。

 他の教師たちが手に負えない坂本たちを放逐しようとする中、唯一彼らに期待していたのが佐藤田先生。

 坂本たちがJCCでの学生時代を楽しめたのも、教師として彼らと接することができた佐藤田先生がいたからなのかもしれませんね。

「SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)」キャラクター一覧



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