今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」で、天才肌のボーダーNo.1スナイパー「当真 勇(とうま いさみ)」ついて紹介します。
ワールドトリガーは異世界からの侵略者「ネイバー」と、それに対抗する防衛機関「ボーダー」との戦いを描いたSFアクション群像劇です。
当真は作中での活躍こそまだそれほど多くありませんが、スナイパーとしての技量、存在感は間違いなく作中屈指。
自由人、天才肌といった言葉が良く似あう男なのですが、実はボーダーの外だと非常に残念な男でもあるのです。
ワールドトリガー、当真勇のプロフィール(声優含む)
リーゼントが眩しい、面倒見の良い兄貴分(身長、声優など)
ボジション | スナイパー(A級2位部隊 冬島隊所属) |
年齢 | 18歳 |
誕生日 | 7月7日 |
身長 | 183cm |
血液型 | AB型 |
星座 | つるぎ座 |
職業 | 高校生 |
好きなもの | 昼寝、バナナ、ラーメン、猫 |
声優 | 岩田光央 |
当真はA級2位部隊冬島隊に所属するエース、スナイパー1位の凄腕隊員として登場しました。
外見はリーゼントが眩しい大柄なヤンキー兄ちゃんですが、不良というわけではなく、どちらかというと人当たりの良い気さくな性格をしています。
面倒見はかなり良いようで、特に絵馬ユズルや空閑遊真といった年下に対してはかなり親切な一面をのぞかせています(ユズルに対しては、単純にスナイパーとしての才能に期待しているというのもあるかもしれません)。
「当てて当然の的には興味なし」と訓練をサボり、「外れる弾なんか撃てるかよ」と援護射撃を拒否するような自由人。
元々はチームを組まないソロ隊員としてフラフラしていましたが、現冬島隊のオペレーター、真木理佐に「働け」と言われてチームを組み、そこに隊長の冬島が加わって現在の冬島隊が結成されたそうです。
ボーダーがあって良かった……頭脳、運動能力ともに最低ランク
さて、そんなスナイパーとしては天才肌の当真ですが、実はそれ以外は非常に残念な男です。
一般的にボーダー隊員は、頭脳あるいは身体能力、またはそのどちらをも持ち合わせた傑物であることが多いのですが、当真はどちらも持ち合わせていない例外です。
学力はアホの18歳トリオ(他2人は国近と北添)と呼ばれ、何と反比例が理解できていないほどのアホっぷり。
身体能力に関しても持たざるメガネと呼ばれる主人公の1人、三雲修以下というのですから、その悲惨さが伝わるでしょう(トリオン体だと身体能力に差はなくなるので、トリガーを使った戦闘には支障はないんですけど)
いや、本当にボーダーがあって良かったね、当真くん。
そして当真を働かせてくれてありがとう、理佐ちゃん。
ワールドトリガー、当真勇の強さ(どこが強いの?)
実戦成果のみでスナイパー1位に君臨する不動の存在
トリオン | 6 |
攻撃 | 9 |
防御・援護 | 7 |
機動 | 4 |
技術 | 13 |
射程 | 10 |
指揮 | 2 |
特殊戦術 | 2 |
合計 | 53 |
これがスナイパー1位、当真のパラメーターです。
技術は鳩原(人が撃てないという欠点を持つ)に次いで2位、射程は4位という非常に優秀な値ですが、不動のスナイパー1位(個人総合4位)というには、ややインパクトに欠ける値かもしれません。
当真は前述したようにスナイパーとしての訓練はほとんどサボってばかりで、訓練によるポイント加算がなく、圧倒的な実戦成果によるポイントのみでスナイパー1位に君臨しています。
つまり当真は数値に表せない実戦でのセンスや立ち回りが非常に優れている、ということなのでしょうね。
ちなみに、通常スナイパーは射程重視の「イーグレット」、威力重視の「アイビス」、弾速重視の「ライトニング」から2~3種類を装備し、使い分けることが多いのですが、当真の装備はスタンダードな「イーグレット」一つだけ。
そういうところも、いかにも天才肌っぽいですよね。
A級2位冬島隊のエース、隊長の冬島とのコンビは反則そのもの
さて、部隊としてはA級2位に君臨する冬島隊ですが、戦闘員は当真と隊長の冬島だけ。
しかも冬島はトラッパーという直接戦闘能力のないポジションですから、実質的な戦闘員は当真一人です。
見つかったら終わり、接近されたら終わりというスナイパーの当真が、そんな編成でどうやってA級2位にまで上り詰めたのか。
それはトラッパーによるテレポートとそれを利用した隠密、狙撃というえげつない戦術によるものです。
まずは冬島が隠密行動をしながら、戦場にテレポートが可能となるトラップを複数設置。それが終わってから当真が敵を狙撃。
見つかったら近づかれる前にテレポートで移動、また隠密して狙撃というものなのですが……えげつない。
実質冬島を見つけない限り勝ち目のない鬼ごっこ。しかも当真の狙撃を掻い潜ってそれを成功させなければならない……どんな無理ゲーだよ。
この戦術を構築したのは、きっとドSの真木理佐に違いありませんね。
当真勇のスナイパー界隈における影響力
後輩たちとの関係(千佳、出穂、ユズル、奈良坂)
当真は基本的に後輩たちに優しく、スナイパーとしてポイントを押さえた指導をしています。
千佳がその気になれば「人を撃てる」人間であることを早くから見抜いていましたし、出穂にも一言二言のアドバイスで的を命中させるなど、指導力も中々。
ユズルとは同じ天才肌のスナイパーとして目をかけているようですし、邪険にされても全く気にした様子もなく、懐の深い所を見せています。
唯一辛辣な言葉を浴びせるのがNo.2スナイパーの奈良坂ですが(援護射撃を良しとする奈良坂に「だからお前は2位なんだ」と発言)、これは奈良坂の実力を認め、期待しているが故の発言でしょうね。
最初の狙撃手「東春秋」との比較
さて、一方で同じ実力者として比較される当真と比較されることが多いのが「ボーダー最初の狙撃手」にして「元A級1位部隊隊長」という凄まじい肩書を持つ男、東春秋です。
「東さんを差し置いて当真が1位とはどういうことだ?」
とこんな疑問を持つ方も多いのですが、これは2人を同じ土俵で比較することがそもそもおかしい、と考えるべきでしょうね。
当真はシンプルに個人技、自分で敵を射抜くことに長けたスナイパー。
東は個人技よりも隊長として人を動かすこと、援護能力に長けたスナイパー。
当然、自分で敵を倒す当真の方が実戦成果、ポイントは上がりますからスナイパーランクは上でしょうが、それで東より上だ下だと比べても意味がありません。
まあこんな風に、同じポジションの中でも色んな役割があるからこそのワールドトリガーですよね。
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