今回は週刊少年ジャンプの傑作バレーマンガ「ハイキュー‼」から、小さな巨人を目指す技巧派エース「中島 猛(なかしま たける)」について解説します。
中島猛は春高予選で主人公たち烏野高校と対戦した和久谷南高校のエース。
小柄ながら空中戦でのテクニックに長けた技巧派で、試合では小さな巨人に憧れる日向としのぎを削ることになります。
作中ではバレーだけでなく、その愉快な家族にも注目が集まった中島猛。
本記事ではそんな中島のプロフィールや家族構成、その後の進路(リベロへのコンバート)などを中心に語ってまいります。
「ハイキュー‼」中島猛のプロフィール
基本プロフィール(身長、誕生日、声優など)
所属 | 和久谷南高校3年1組 → キンイロスポーツジャンパーズ(Vリーグ Division3) |
ポジション | ウイングスパイカー → リベロ |
誕生日 | 8月20日 |
身長 | 173.4cm → 173.6cm |
体重 | 65.8kg → 67.5kg |
最高到達点 | 324cm |
好物 | ずんだ餅 |
最近の悩み | 親父の生え際が日に日に後退してる気がする → 兄貴の生え際が後退してきた気がする |
声優 | 阿部敦 |
中島猛は宮城県の強豪・和久谷南高校男子バレーボール部の主将兼エース。
作中では春高予選準々決勝で主人公たち烏野高校の前に立ちふさがりました。
外見はいかにもスポーツマンらしい坊主頭で、しっかり者といった雰囲気の青年。
面倒見が良く統率力抜群で、チームメイトから非常に慕われ頼りにされています。
作者曰く「『もう知らん! 勝手にしろ!』と怒ったけど、物陰から様子を見ちゃうタイプ」。
かつて小柄ながら全国にその名を轟かした「小さな巨人」に憧れており、「小さな巨人」と同じ烏野高校で「小さな巨人」と同じ10番を付けている日向に強い対抗心を向けてきます。
空中戦でのテクニックに長けたエース
パワー | 4 |
バネ | 4 |
スタミナ | 5 |
頭脳 | 3 |
テクニック | 4 |
スピード | 4 |
※最低1~最大5の5段階評価
<Vリーグ後の追加データ>
サーブ | 7 |
レセプション | 8 |
ディグ | 8 |
セッティング | 7 |
スパイク | 8 |
ブロック | 6 |
※最低1~最大10の10段階評価
高校時代の中島猛は小柄ながらネット際の攻防、空中戦のテクニックに長けたスパイカーです。
得意技はスパイクを打ち込む角度を調整したブロックアウト誘発。
烏養コーチからは、今の県内でかつての「小さな巨人」に一番プレースタイルが似ていると評されていました。
また個人技だけでなく、キャプテンとしての統率力も抜群。
作中では観客席に目敏く可愛い女の子を見つけ、相棒の川渡のやる気を引き出したりしていました。
またスパイク以外にレシーブ技術なども高く、高校卒業後はリベロへコンバートしています(詳細は後述)。
「ハイキュー‼」中島猛と中島家
中島猛は仲良し家族の次男。
作中では家族応援団がわざわざ試合の応援に来ていました。
中島家は「ジュラシックパーク」と評される自由人の集まりで、苦労人の猛はそのコントロールに苦労し、その経験がチームの統率にも生かされています。
父・正義(まさよし)
中島家の大黒柱で非常に陽気なお父さん。
夫婦仲は良好すぎるほどに良好で、今でもところかまわずいちゃつく為、猛は妹や弟たちの教育に良くないからとその様子を見せないようにしている。
猛の懸念通り、生え際はかなり危ない。
母・愛(あい)
ショートカットの若々しいお母さん。
この年で旦那に「あ~ん」をするほど仲が良い。
近々子供がもう一人増える予定。
長男・勇(いさむ)~CV:森久保祥太郎~
猛の2歳年上の兄で大学生。
和久谷南高校男子バレー部の元キャプテンで、ポジションはセッター。
弟の猛とは名コンビだったらしい。
長男のくせに自由人で、猛が苦労人となった元凶。
あの父親の息子で、あの髪質というのは、普通に生え際的に危険。
チョイ役のなのに声優が森久保祥太郎さんと、やたら豪華だったことでも話題となった。
長女・真(まこと)~四ッ谷先輩の怪談~
猛の2歳年下の妹で高校1年生。
ショートカットの元気な女の子。
長男と次男が本当は逆じゃないかと発言し、長男を涙目にさせている。
作者の前作にあたる「詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談。」のヒロイン(?)でもあり、中学時代は女子バレー部に所属していた。
三男・実(みのる)
猛の5歳年下の弟で中学1年生。
元気は凶器と評されるほどの元気っ子で猛を振り回している。
四男・平(たいら)
最近生まれたばかりの弟。
母親に抱かれて試合を観戦する。
「ハイキュー‼」中島猛の活躍
作中で中島猛率いる和久谷南は、宮城県春高予選準々決勝で烏野高校と対決。
中島猛と日向は、互いに小さな巨人を目指し、超えようと願う者同士、言葉こそほとんど交わしていませんが、互いに強烈に意識し合っていました。
粘りと熟練のコンビプレーで烏野を追い詰める和久谷南。
中島猛と日向の対決も、技術で一日の長がある中島猛が圧倒。
更には烏野主将・澤村大地の負傷退場もあり、和久谷南が試合をリードする展開が続きます。
しかし澤村に代わって出場した縁下の奮闘もあって烏野はなんとか盛り返し、最終的にはフルセットの末、和久谷南は惜敗を喫することになりました。
「ハイキュー‼」中島猛のその後(進路・リベロ)
高校卒業後、中島猛は宮城県のプロチーム「キンイロスポーツジャンパーズ」に入団し、バレーを続けています。
「キンイロスポーツジャンパーズ」はVリーグDivision3。
同じ宮城県のプロチームでも月島や京谷が所属する「仙台フロッグス」はVリーグDivision2なので、あまり強豪ではないようです。
また、中島猛はプロではスパイカーからリベロに転向。
元々小柄な体格でしたからスパイカーとしてプレーすることに限界を感じたのか、それとも守備の魅力に目覚めたのか、出来れば後者であってほしいですね。
高校時代の相棒であった川渡(バレーは続けていない模様)との交流は卒業後も続いているようで、2018年の日向の凱旋試合には一緒に観戦に来ていました。
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