「ハイキュー‼」日向翔陽~誰より貪欲な主人公、ガチギレ、合宿乱入、ブラジル武者修行、その名言、身長や声優など~

 今回は週刊少年ジャンプの傑作バレーマンガ「ハイキュー‼」から、言わずと知れた主人公「日向 翔陽(ひなた しょうよう)」について解説します。

 日向は「小さな巨人」と呼ばれたバレー選手に憧れ、小柄で技術的にも未熟ながら、類まれな身体能力と闘争心でもって上を目指してひた走る王道主人公です。

 その情熱は時に行き過ぎることもありましたが(ガチギレ、合宿乱入)、そうした貪欲さ、雑食性こそが日向の最大の魅力でもあります。

 本記事では、そんな日向の魅力について作中での事件や影響を与えた人物、名言やその後の進路を中心に語ってまいります。

「ハイキュー‼」日向翔陽ってどんな奴?(声優含む)

引用元:JUMP j BOOKS

基本プロフィール(身長、誕生日、声優など)、読み切り版では気弱で常識人だった

所属烏野高校1年1組 → MSBYブラックジャッカル(Vリーグ) → アーザスサンパウロ(ブラジルスーパーリーガ)
ポジションミドルブロッカー → オポジット
誕生日6月21日
身長162.8cm → 172.2cm
体重51.9kg → 70.1kg
最高到達点327cm → 333cm → 350cm
好物たまごかけごはん
最近の悩みボールが片手で掴めない → リオで使う為に買った大量の日焼け止めまだいっぱいあるけど使用期限どんくらいだろ??
声優 村瀬歩(VOMIC版:KENN)

 日向翔陽は「ハイキュー‼」の主人公の一人。

 バレーボーラーとしては致命的な低身長というハンディキャップを抱えながら、偶然TVで見た春高バレーの「小さな巨人」に憧れ、エースを目指して中学時代からバレーボールを始めました。

 外見はオレンジ色の髪が特徴の元気印のちびっ子。

 性格は単純一途で負けず嫌い、成績は残念と、実に典型的なスポーツ漫画の王道主人公と言えるでしょう。

 中学時代はバレー部がなく、ほとんどまともに練習や試合が出来ませんでしたが、なんとか仲間を集めて中学最後の試合に臨むも、影山たち北川第一中学にボロ負け。

 影山へのリベンジを誓い、かつて「小さな巨人」が活躍した烏野高校に進学しますが、なんとそこにはリベンジ相手の影山の姿が。

 当初は色々とトラブルもありましたが、影山とコンビを組み、全国の強豪たちに挑んでいくこことなります。

 ちなみに、連載版では非常に前向きな性格の日向ですが、連載前の読み切り版では非常に気弱でうじうじしたキャラクターでした。

 影山に振り回される日向というのも非常に新鮮ですので、読んでみたい方はファイナルガイドブックのおまけに収録されていますので是非

合宿乱入事件など、強引過ぎると一部で批判を浴びたことも

 とにかく前向きで強くなることに貪欲な日向は、作中でやり過ぎではないかと思われるような行動をとったこともあります。

 その最たる例が「合宿乱入事件」

 影山が全日本ユース合宿に召集され、月島が宮城県の強化選抜合宿に召集された際、いずれにも呼ばれなかった日向は、強引に宮城県の合宿に乱入します。

 この行動は周囲から呆れられ、一部の読者からも強引過ぎると批判のまとに。

 しかし日向はその熱意からボール拾いとして合宿への参加を許され、限られた状況の中できちんと成果を持ち帰っただけでなく、他の合宿参加者の士気を高めています

 強引なだけ、ワガママなだけじゃないんですよね。

身体能力だけの「最強の囮」から、技術を備えた真に自由で強いプレイヤーに

パワー1→3
バネ5
スタミナ5
頭脳1→4
テクニック1→5
スピード5

※最低1~最大5の5段階評価、→の後ろはVリーグ時点

<Vリーグ後の追加データ>

サーブ8
レセプション9
ディグ10
セッティング9
スパイク10
ブロック7

※最低1~最大10の10段階評価

 パラメーターを見れば分かる通り、登場当初の日向はスピード、バネ、スタミナといった身体能力こそ恵まれていましたが、技術的には最低レベル。素人同然でした。

 これは、高校入学までほとんどまともにバレーができる環境になかったので、ある意味やむを得ないことでもあります(影山には「3年間何やってたんだ!?」って言われてましたけど)。

 そのため、物語序盤での日向は完全に影山とのコンビ頼り。

 超高速で動き回る日向の腕に影山がトスを”当てる”「変人速攻」だけが唯一の武器でした。

 そのため、ついたあだ名は「最強の囮」。

 勿論、それだけでも十分強力な武器ではあったのですが、日向はそれだけでは満足しませんでした。

 技術を磨いて空中戦ができるようになり、「変人速攻」を打ち分けれるようになったことはその始まり。

 合宿乱入事件のボール拾いからレシーブのコツを掴み、全国大会では何度もチームの窮地を救います。

 そして卒業後はブラジルでビーチバレーをして修行を積み、あらゆる技術に習熟したオールラウンダーへと成長を遂げることとなるのです。

 本当に、最後はトス上げたり左でスパイク打ったりツーアタックしたり何でもあり、変幻自在のキャラクターに進化してましたね。


「ハイキュー‼」日向翔陽に人間関係、周囲に与えた影響

影山飛雄、最強の味方にして終生のライバル、時にガチギレ、脅迫することも

 影山飛雄はこの作品のもう一人の主人公であり、日向にとっては最大のライバルです。

 作中では最強の味方、相棒として活躍している二人ですが、彼らはいつだって上を目指し、互いを超えようと競い合っています。

 影山はバレーにストイック過ぎるその性格から、中学時代はチームで孤立していました。

 しかし日向は、そんな影山と同等以上にバレーに対して貪欲でした。

 東京での合同合宿で、ほんの一度だけ挑戦していた高度なトスでなく、日向が打ちやすいトスを上げた影山に、ガチギレした日向。

「オイ! 今、手ェ抜いたな!」

 常に上へ、常に前へ。

 常に最高のトスを要求され続けるそれは、脅迫という名の信頼です。

 日向と言う同類と出会ったことで、影山は中学時代の孤独から解放されたのかもしれません。

小さな巨人「宇内天満」、小さなライバル「星海光来」

 春高で次代の小さな巨人と称される星海光来率いる鴎台高校との決戦を前に、日向は憧れていた小さな巨人、宇内天満への対面を果たします。

 今、どこでバレーをしているのかと問う日向に、宇内はもうバレーは辞めたと答えます。

 憧れの人物がもうバレーを辞めていた聞いたにも関わらず日向は、

「あんまがっかりしてない」

 その時、日向はようやく自分が憧れを超えて自分のバレーをしていることに気づくのです。

 もう日向にとってバレーは憧れではなくなっていたんですね。

 続く影山の言葉が、またカッコいいです。

「やっとかよ」
「何を今更、俺はずっと言ってんだろうが」

月島、谷地、研磨、宮侑など主人公として影響を与えた人物は数知れず

 この他にも、日向が影響を与えた人物は数えきれないほど多くいます

 例えば同じ烏野高校一年生の月島。
 たかが部活と冷めた態度を取っていた彼は、日向に触発されてついにはプロにまでなっています。

 そして村人Bと自分を卑下していたマネージャーの谷地さんも、「村人Bでも戦えます!」と宣言。

 音駒のセッターでライバルだった研磨も、日向と戦うことで初めてバレーを「たーのしー」と感じることができました。

 そして稲荷崎のセッター宮侑も、対戦する中でいつか日向にトスを上げたいと考える様になり、後に実際にプロの世界でそれを果たしています。

 この影響力、まさに主人公ですよね。


「ハイキュー‼」日向翔陽の活躍、名言とその後の進路

卒業後はブラジルでビーチバレーの修行を経て、プロ、オリンピック代表へ

 高校卒業後、その時点で即プロ入りが叶うだけの実力を備えていた影山と違い、日向はまだまだ未熟でした。

 そのため、日向は何でもできる技術を獲得すべくブラジルへ向かいビーチバレーの世界で武者修行を積みます。
 二人で何でもこなさなければならないビーチバレーは、日向の技術、特にスパイクやレシーブ、トスの技術を飛躍的に高めてくれました。

 ちなみに、このブラジル行きの資金を援助していくれたのが、ゲーマーやYouTuverとして活躍していた研磨です。

 その後、日本に戻ってきた日向は木兎宮侑が所属するMSBYブラックジャッカル(Vリーグ)に所属し、影山や牛若たちとの再戦を果たします。

 更にその後は、再びブラジルに渡って今度はブラジルスーパリーガに参戦、2021年には影山と共にオリンピック代表に選ばれています。

 日向は今も、ただひたすら上を目指して走り続けているのです。

心ふるわせる主人公の名言

 闘争心、向上心の塊である日向の数々の名言は、いつも読者の心をふるわせてくれます。

「負けたくないことに理由っている?」

「バレーが上手いのと下手なの」
「どっちがかっこいいのかなんて決まってんじゃん!」

 単純であることがただひたすらにカッコいいという実例。

「コンクリート出身、日向翔陽です」
「あなたをブッ倒して全国へ行きます」

「お前を倒すのは絶対おれ!」
「それが10年後でも20年後でも絶対!」

 要は、お前を倒すって言ってるだけなんですけど、日向が言うとこんなにも胸に刺さるのは何でなんでしょう?

「目の前に立ちはだかる高い高い壁」
「その向こうはどんな眺めだろうか」
「どんな風に見えるのだろうか」
「おれ独りでは決してみることのできない」
「これが頂の景色」

 そして、そんな日向がバレーに抱いた原初の憧れがこの言葉。

 こんなシンプルな想いから、「ハイキュー‼」という物語は始まったんですねぇ。



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