今回は週刊少年ジャンプの傑作バレーマンガ「ハイキュー‼」から、”ハツラツと性格が悪い”男「臼利 満(うすり みちる)」について解説します。
臼利満は九州の強豪・狢坂高校の2年生セッター。
爽やかな見た目でハツラツとしていますが、考えていることはどす黒く、作中では梟谷の赤葦を罠にハメ、一時はコート外まで追い出した策士です。
一方でエース桐生へのリスペクトはすさまじく、根は普通に良い奴。
本記事ではそんな臼利満のプロフィールや活躍、人間関係を中心に解説してまいります。
「ハイキュー‼」臼利満のプロフィール
基本プロフィール(身長、誕生日、悩みなど)
所属 | 狢坂高校2年4組 |
ポジション | セッター |
誕生日 | 12月12日 |
身長 | 182.2cm |
体重 | 70.5kg |
最高到達点 | 不明 |
好物 | そぼろご飯 |
最近の悩み | 時々目が怖いって言われる |
声優 | ー |
臼利満(うすりみちる)は全国三大エースの桐生八擁する九州の強豪・貉坂高校の2年生セッター。
作中では春高準々決勝で梟谷学園の前に立ちふさがりました。
外見は色素の薄い髪をセンター分けにした爽やかでハツラツとした雰囲気の好青年。
実際、礼儀正しく感じの良い男であることは間違いないのですが、爽やかな顔の下でごく自然と敵を罠にハメることを考えているなど性格はとても黒いです。
チームメイトからは「ハツラツと性格が悪い」、作者の古舘先生からは「ハツラツと黒いやつ」と評されていました。
敵の心理を読み罠にはめる頭脳派セッター
パワー | 2 |
バネ | 3 |
スタミナ | 3 |
頭脳 | 4 |
テクニック | 4 |
スピード | 4 |
※最低1~最大5の5段階評価
これが臼利満のパラメーターです。
特別目立った能力はなく、対外的にも桐生の影に隠れて目立つ選手ではありません。
ただ狢坂高校全体に言えることですが、フィジカルはしっかり鍛えられており、サーブなど基礎能力は全体的に高めです。
臼利の最大の武器はパラメーターには出てこない性格の悪さ。
タイプ的には音駒の孤爪研磨に近いでしょうか。
相手の心理を読み、一番嫌なところを笑顔でついていく性格の悪さは、敵にするととても恐ろしいものです。
「ハイキュー‼」臼利満の活躍
赤葦をコート外に追い出す
臼利たち狢坂高校は、春高準々決勝で木兎たち梟谷学園と対戦しました。
試合序盤、梟谷は木兎の攻撃を警戒され、赤葦のセットアップもことごとく読まれ流れに乗れません。
赤葦のメンタルも少しずつ追い詰められていき、調子を崩して一時は交代させられてしまいます。
その対木兎シフト、赤葦潰しを企んだのが臼利。
彼はワザと緩いサーブを打つなどして赤葦の攻撃を誘導してブロック、その後敢えて赤葦に見せつけるようなセットアップをすることで、赤葦にプレッシャーをかけていきます。
焦って完全に心理を読まれた赤葦は調子を崩し、セットアップにも乱れが。
一時は控えセッターと交代し、コート外に追いやられてしまいました。
絶好調の木兎にも焦ることなく対応
一時は完全にゲームの流れをコントロール臼利でしたが、それを超えてきたのが絶好調の木兎。
完全に”ただのエース”として覚醒した彼は、木兎シフトを容易く飛び越えてきました。
身を竦ませる臼利でしたが、彼は焦ることなくエース桐生を信頼し、ボールを託して対応。
最終的に木兎と復活した赤葦の前にチームは敗北したものの、臼利はエース桐生の実力を十全に引き出していました。
「ハイキュー‼」臼利満と桐生八(名言)
臼利満のエース桐生八への信頼は凄まじいものがあります。
何せ初登場時(327話)のセリフが、
「何も問題ありません」
「八さんは今日も最強やけん!」
そして自分がツーアタックを決めて褒められた時でさえ、
「八さんに注目が集まることを利用したツーやけん、八さんがツーを決めたち言うても過言や無ぇス!」
と語るほど。
梟谷に敗北した後、臼利は桐生にトスを集めるということは桐生に負担をかけることだと理解していたと認めつつも、
「それでん俺は」
「上げてえけん」
「上げました…!」
と桐生への信頼を口にしています。
そして桐生もそんな期待と信頼があったからこそ頑張れたのだと、臼利たちに感謝の言葉を口にしていました。
「ハイキュー‼」臼利満のその後は?
「ハイキュー‼」では多くのキャラクターの卒業後の進路などが判明していますが、臼利たち狢坂高校のメンバーに関しては桐生以外明かされていません。
臼利は2年生で、桐生の卒業後もう1年選手としてプレーしたはずですが、その結果も不明。
桐生を始めとしてプロ入りした選手も多数いますが、臼利の場合はその性格の悪さを活かして別の道に進んだ可能性が高そうですね。
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