今回は週刊少年ジャンプの傑作バレーマンガ「ハイキュー‼」から、不運に泣いた井闥山学院の主将「飯綱 掌(いいづな つかさ)」について解説します。
飯綱掌はIH優勝校井闥山学院の主将であり、ベストセッター賞に選出されたこともある名プレイヤー。
高校最後の大会となる春高では負傷によりまさかの準々決勝敗退を喫し、悔し涙を流しています。
しかしその悔しさをバネに卒業はプロ入りし、Vリーグで活躍している不屈の男。
本記事ではそんな飯綱のプロフィールやエース佐久早との関係、卒業後のプロでの躍進などを中心に、その魅力を深掘りしてまいります。
「ハイキュー‼」飯綱掌ってどんな奴?(声優除く)
基本プロフィール(身長、誕生日、最高到達点、声優など)
所属 | 井闥山学院 → DESEOホーネッツ(Vリーグ Division1) |
ポジション | セッター |
誕生日 | 4月27日 |
身長 | 181.4cm → 182cm |
体重 | 69.5kg → 75.3kg |
最高到達点 | 不明 |
好物 | 不明 |
最近の悩み | 不明 → サーブ効果率を上げたい |
声優 | ー |
飯綱掌は夏のIH優勝校・井闥山学院を率いる主将にして3年生セッターです。
井闥山学院は全国3大エースの一人・佐久早聖臣と高校No.1リベロと称される古森元也を擁する強豪校。
飯綱自身もJOC(ジュニアオリンピックカップ)でベストセッター賞に選出された実績のある全国トップクラスのセッターで、春高では井闥山学院こそが優勝候補筆頭として扱われていました。
しかし蓋を開けてみれば、井闥山学院は準々決勝で飯綱が不運にも負傷退場してしまい逆転負け。
ラスボス格かと思いきや、まともに試合シーンも描かれないまま敗退という意外な結末を迎えています。
そのため飯綱の登場シーンは非常に少なく、そのほとんどで悔し涙を流しているという不遇のキャラクターでした。
3年世代No.1セッターだがサーブはやや苦手?
パワー | 4 |
バネ | 3 |
スタミナ | 4 |
頭脳 | 4 |
テクニック | 4 |
スピード | 4 |
※最低1~最大5の5段階評価
<Vリーグ後の追加データ>
サーブ | 7 |
レセプション | 7 |
ディグ | 9 |
セッティング | 9 |
スパイク | 5 |
ブロック | 7 |
※最低1~最大10の10段階評価
飯綱掌は具体的な試合シーンがないためプレイスタイルは不明ですが、パラメーターを見る限りではバランスの良いスタンダードなセッターだと思われます。
影山や宮侑、そして及川といった妖怪世代のセッターと比べると、サーブがやや苦手な印象がありますね。
その点については本人も思うところがあるようで、サーブ効果率(ざっくり言うと、サーブでエースを獲ったり相手を崩した割合)を上げたいと悩んでいるようです。
ただ、これについては他のセッター陣がサーブが上手すぎるだけで、特別下手なわけじゃありません(別に「セッター=サーブが得意」というわけではないですし)。
トスアップに関しても、数値を見る限りでは影山たちと比べて一段劣っています。
3年世代のNo.1セッターという触れ込みですが、チーム力の問題もあったでしょうから、実際には高校時点で及川と実力はトントン、プロ入り後は及川が一歩先を行っている印象ですね。
「ハイキュー‼」飯綱掌と佐久早聖臣
井闥山学院のエース・佐久早は潔癖症で自分にも他人にも厳しい性格。
作中でも佐久早はほとんどの人間にキツく当たっていますが、そんな彼が認める数少ないプレイヤーの一人が、飯綱掌です。
そもそも飯綱は佐久早のように潔癖症というわけではありませんが、マイコロコロを持ち歩くほどの綺麗好き。
ある意味、このマイコロコロを持ち歩いている者同士という一点で絆が生まれたと言っても過言ではありません(?)。
また、日頃の準備や練習に関しても佐久早は飯綱を認めており、春高で飯綱が負傷退場し敗北した時にこんな発言をしています。
「準備を怠ったとか」
「練習不足の自覚があるとかなら」
「後悔しますよね」
「飯綱さんはどっちでもないのになあと思って」
それほど準備を尽くした飯綱であっても運に恵まれず悔し涙を流す。
その事実は後の佐久早の価値観に大きく影響を与えることになります。
「ハイキュー‼」飯綱掌と春高での負傷退場
先にも述べましたが、春高準々決勝で井闥山学院は敗北しています。
対戦相手は犬伏東。
セットカウントは(1-2)で、第2、3セットをとられて逆転負けしています。
第1セット(25-22)
第2セット(20-25)
第3セット(27-29)
試合の詳しい描写はありませんが、恐らく第2セット途中で飯綱が右足を負傷して退場、そのまま敗北してしまったと考えられます。
それでも第3セットでギリギリまで盛り返しているあたり、流石優勝候補筆頭と言うべきでしょうか。
試合後、チームメイトに支えられながら悔し涙を流す飯綱。
「いつか来る本当の最後の試合は」
「絶っっっ対笑って終わってやる……‼」
不運なアクシデントにより高校最後の大舞台を悔やみながら終えてしまった飯綱は、その宣言通り悔しさをバネにこの後プロの舞台で躍進することになります。
「ハイキュー‼」飯綱掌のその後の進路(プロ入り)
飯綱掌は2018年時点でDESEOホーネッツ(Vリーグ Division1)に入団し、プロ入り。
セッターとして第一線で活躍しています。
ちなみにDESEOホーネッツには井闥山学院が春高で敗北した犬伏東出身の甲斐涼晴も所属しており、チームメイトとして息の合ったコンビを見せていました。
残念ながら東京オリンピック代表には選出されていませんでしたが……まあ、これは影山と宮侑相手じゃ流石に分が悪いですね。
しかし、2022年に黒尾が企画した世代も国境も超えたオールスタースペシャルマッチにはメンバーとして選出されており、きちんと妖怪世代のセッターとして存在感を見せていました。
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