今回は週刊少年ジャンプの傑作バレーマンガ「ハイキュー‼」から、伊達工の主将「茂庭 要(もにわ かなめ)」について解説します。
茂庭要は主人公たち烏野と同じ宮城県のバレー強豪校・伊達工の主将。
後輩たちから慕われる人格者でしたが、作中では夏のIH予選終了後に主将の座を二口に託して引退しています。
引退後も後輩たちを心配して度々応援に駆け付けていた茂庭。
本記事ではそんな彼のプロフィールや人間関係、名言やその後(将来)を中心に解説していこうと思います。
「ハイキュー‼」茂庭要のプロフィール
基本プロフィール(身長、誕生日、悩み、声優など)
所属 | 伊達工業高校3年C組 |
ポジション | セッター |
誕生日 | 9月6日 |
身長 | 176.3cm |
体重 | 67.5kg |
最高到達点 | 305cm |
好物 | ごはんですよ。 |
最近の悩み | 2年。 |
声優 | 小野塚貴志 |
茂庭要は「鉄壁」で知られる宮城県の強豪・伊達工業高校の主将です。
外見はツンツン頭で人の良さそうなごく普通の少年。
個性的なチームメイトをまとめ上げる苦労人であり、後輩たちからは特に慕われていました。
作中では夏のIH予選後に春高を待たず引退。
後輩たちに後を託し、その飛躍を温かく見守っています。
作者の古舘先生からは「基本優しいけどちゃんと怒れる奴。上司にしたい」と評されていました。
冷静に試合を組み立てチームを鼓舞するセッター
パワー | 2 |
バネ | 3 |
スタミナ | 3 |
頭脳 | 4 |
テクニック | 4 |
スピード | 3 |
※最低1~最大5の5段階評価
これが茂庭要のパラメーターです。
頭脳とテクニックがやや優秀なこと以外、平均的なスペックのセッターで、作中ではこれといって華々しいプレーがあるわけではありません。
ですが要所要所で優秀な後輩たちを鼓舞し、落ち着かせるなど統率力に関しては中々のもの。
また日向・影山の変人速攻は日向にしか使えないことを見抜き、即座に対応しています。
精神的にチームを支え、冷静に試合を組み立てるタイプの模範的なセッターと言えるでしょう。
「ハイキュー‼」茂庭要と伊達工業
後輩たちに悩まされる気苦労の多い日々
茂庭要は主将として個性的なチームメイトに悩まされる気苦労の多い日々を送っていました。
「最近の悩み」にもあるように、特に彼を悩ませていたのが「2年」の二口と青根です。
能力は高いものの毒舌で生意気な二口、「鉄壁」の中枢を担う最強ブロッカーながら無口でコミュ障気味な青根。
生意気な二口が先輩の鎌先を煽ってもめると、それを茂庭が青根を使って止めるのは伊達工では定番の光景でした。
二口を筆頭に茂庭を困らせてばかりいた後輩メンバーでしたが、茂庭のことはとても慕っており、彼がIH予選後に引退する際にはムキになって引き留めていました。
二口に主将を託し、その後を温かく見守る
二口に主将の座を託し引退した茂庭たちですが、彼らはその後も後輩たちを心配して度々応援にかけつけています。
彼らがあまりにも頻繁にやって来るので、逆に後輩たちが就活大丈夫なのかと心配するほど。
茂庭たち3年生が引退した後の伊達工はセッター茂庭の後釜として1年生で期待の高身長セッター黄金川の入った未完成なチーム。
茂庭の背番号「2」と主将の座を受け継ぎチームメイトの統率に四苦八苦する二口や、ミスの多い黄金川を「発展途上で伸びしろしかない」チームとして温かく見守っていました。
「ハイキュー‼」茂庭要の名言
茂庭要の名言と言えばプレー中もそうですが、何よりその引き際(引退時)。
引退を引き留めようとする後輩たちに、茂庭はこう言って奮起を促します。
「3年は春高まで残らないよ」
「俺たち3年の代は”ハズレ”だって言われてたんだ」
「不作だって」
「それがお前達のお陰で”鉄壁”の名に恥じないチームでいられた」
「お前たちが3年の時は春高まで残れ」
「青葉城西も白鳥沢も烏野も」
「全部押さえつけて全国行け!」
この茂庭の言葉通り、新生伊達工は翌年のIHで見事宮城県代表の座を勝ち取り、全国ベスト16となっています。
そしてその陰で、茂庭たちは後輩に隠れて密かに涙を流していました。
「くそっ もっとやりたかったなあ」
「引退したくねぇなあ」
「当分立ち直れる気ィしねえや」
「でも来年は」
「来年の”鉄壁”は 絶対崩れねぇ」
「ハイキュー‼」茂庭要のその後(将来)
高校卒業後、茂庭要は無事に地元の溶接工場に就職を果たしています。
後輩の応援ばかりしていて心配されていたので、本当に就職できてよかったですね。
2021年の東京オリンピックの際には、アルゼンチン戦のチケットに当選し、こっそり会場で観戦している茂庭の姿が描かれていました。
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