「ハイキュー‼」孤爪研磨~音駒の”背骨”で”脳”で”心臓”、黒尾や日向との関係、大人になった彼のその後、声優や名言など~

 今回は週刊少年ジャンプの傑作バレーマンガ「ハイキュー‼」から音駒高校の”背骨”で”脳”で”心臓”「孤爪 研磨(こづめ けんま)」について解説します。

 研磨は主人公たち烏野高校の宿命のライバル、音駒高校の中核人物として登場しますが、スポーツ漫画としては珍しく、バレーに対してあまりやる気を見せないキャラクターです。

 しかしそんな研磨も、主人公たちやチームメイトと触れ合う中で次第にバレーの面白さを理解し、最後はその想いを爆発させます。

 本記事ではそんな研磨の軌跡を、黒尾や日向との関係、名言、その後の進路なども交えて語ってまいります。

「ハイキュー‼」孤爪研磨ってどんな奴?(声優含む)

基本プロフィール(身長、誕生日、声優など)、金髪に染めた理由は山本が……

所属音駒高校2年3組
ポジションセッター
誕生日10月16日
身長169.2cm
体重58.3kg
最高到達点295cm
好物アップルパイ
最近の悩み夏は暑いし冬は寒いこと
声優梶裕貴

 研磨は「ゴミ捨て場の決戦」で知られる烏野高校宿命のライバル音駒高校で、「音駒の”背骨”で”脳”で”心臓”」と仲間から評される中核選手として登場しました。

 外見はプリン頭で小柄な猫目の少年。

 性格は内向的でどちらかというと脱力系で、根性とか気合とかが致命的に似合わないタイプです(まあ、後半では奥義として習得するわけですが……詳しくは後述)。

 趣味はゲームで空き時間には常にスマホやPSPを操作しており、その実力は大きなゲーム大会で優勝するほど。恐らく「ハイキュー‼」世界で最も優れたゲーマーでしょう。

 研磨は元々運動が好きでも得意でもなく、体育会系のノリは大嫌い。バレーそのものにもそれほど熱意を持っているわけではありません

 バレーを始めたのも幼馴染の黒尾に誘われたからで、続けているのも自分が辞めると友達が困るからという消極的な理由です。

 そうした熱血とは程遠いキャラクターである研磨が、バレーというスポーツの楽しさを知る過程は「ハイキュー‼」という物語の見どころの一つとなっています。

 ちなみに、内向的な研磨が髪を染めている理由は(高校入学時は黒髪だった)、練習中に同級生の山本「貞子みたいで怖い」「黒髪が目立つ」と言われたから。目立ちたくないという理由で髪を染めたようです。

 山本は「髪を切れ」と言いたかったようですが、研磨は前髪がないと落ち着かないので切るのではなく染めることを選択しています(余計に目立ってると思うのは私だけ?)。

相手の思考を見抜き、誘導し、有利な状況を作り出す頭脳派セッター

パワー1
バネ2
スタミナ2
頭脳5
テクニック5
スピード2

※表は最低1~最高5の5段階評価

 研磨は典型的な頭脳派セッターで、身体能力こそ平均を下回るものの、その卓越した観察眼と戦略で巧みに相手を誘導し、自分たちに有利な状況を作り出すことに長けています。

 勿論、基本的なセットアップの技術は高い水準にありますが、影山宮侑のような超絶技巧を誇るセッターには遠く及びません。

 一方で、視線によるフェイントや相手の意表をつくツーアタックなどはお手のもの。

 また、音駒の高い守備能力を活かして粘りつつ、徐々に自分たちに有利な状況を作り出す戦術指揮能力は味方からも恐れられるほどの悪辣さを誇ります。

 ちなみに、研磨が正確なセットアップを行うことができるのは、「守りの音駒」「音駒品質」と呼ばれるチームの安定したレシーブ力があってこそ。

 研磨自身が狙われるとスタミナ的に弱いという欠点もありました。

 しかし作中ではそれを逆手にとって相手に罠を張り、見事に勝利を収めていますから(早流川工業戦)、本当に敵に回すと厄介な存在でしょうね。


「ハイキュー‼」孤爪研磨の人間関係

幼馴染、黒尾鉄朗との過去

 音駒高校の主将、黒尾鉄朗は一つ年上の幼馴染で、研磨をバレーに誘った人物です。

 今でこそ非常に面倒見がよく、大人びた性格である黒尾ですが、幼い頃は研磨以上に内向的で引っ込み思案でした(詳細は黒尾鉄朗の紹介記事で)。

 そんな黒尾に何かやりたいことはないのかと研磨が尋ね、そこで黒尾が提案したのがバレーボールでした。

 研磨は身体を動かすことには消極的でしたが、バレーボールを見ること、戦術の分析には最初から強い興味を持っていました。

 そして黒尾から「セッターという参謀のように格好良くて、あまり動かなくても良いポジションがある」と言われ、バレーの道に引き込まれることとなるのです。

 そうして何となくバレーを始め、体育会系のノリが嫌になっても、黒尾に「辞めんなよ?」と諭されバレーを続けていた研磨。

 彼がバレーの楽しさを自覚することになるには、日向翔陽との出会いを待たねばなりません。

日向とは正反対ながら相性は最高

 本作の主人公の一人、日向翔陽は典型的な陽キャで、研磨とは正反対のキャラクターです。

 しかし意外にも二人の相性は悪くなく、研磨はビックリ箱のように何をしでかすか分からない日向のことをとても「面白い」存在だと楽しみにしています。

 黒尾曰く「新しいゲームを見つけた時と同じ顔」をしているとか。

 ただし研磨曰く、

「翔陽が同じチームにいると常に上を目指さなければならないしサボれない。疲れるから嫌」

 らしく、気が向いた時に偶に会うくらいがちょうどいい距離感のようですね(本当、ネコみたい)。

 一方では日向は日向で、バレーに対して「別に普通」と冷めた感想を持つ研磨に対して悔しい想いを抱いており、

「”悔しかった”とか”楽しかった”とか」
「『別に』以外のこと言わせるからな!」

 と、研磨に向けて宣言しています。

 この言葉が現実になるシーンは、「ハイキュー‼」最大の見せ場の一つと言って過言ではないでしょうね。


「ハイキュー‼」孤爪研磨の活躍と名言、その後の進路

研磨がバレーの楽しさを自覚するまでの軌跡と名言

 初めて研磨が登場したのは、烏野高校と音駒高校の練習試合でした。

「強いのはおれじゃなくて皆だから」

 この時から、クールなようで仲間思いな研磨の人柄がにじみ出ていますね。

「最初クリアできそうにないゲームでも繰り返すうちに慣れるんだよ」

 日向たちの変人速攻に対して焦ることなく、冷静に戦略を練る研磨。
 その卓越した頭脳の一端が、ここに現れています。

「じゃあ……期待しとく」

 日向に「別に」以外の言葉を言わせてやると言われた時の返事。
 ひねくれた返事の様で、これは彼の素直な心の吐露だったんでしょうね。

「……でもできるよ」
「皆は根性の使い手だから」

 根性や気合を嫌い、自分にそれは使えないと考える研磨。
 けれどそんな彼が提案した作戦は、最終奥義「根性」の使い手でなければ決して実行し得ないものでした。

「たーのしー」

 春高「ゴミ捨て場の決戦」で、日向の想像を超えたプレーに感極まったように倒れ込みながら研磨が呟いたセリフ。

 日向はこの言葉に感情を爆発させます。

「おれにバレーボール教えてくれてありがとう」

 そして試合を終えて、研磨は黒尾に心からの感謝を伝えたのです。

大人になった彼は、大学生にして会社経営・プロゲーマー・YouTuberと大活躍

 大人になった研磨は、高校卒業後大学に進学。

 在学中から株式トレードで資金を稼ぎ、プロゲーマー、YouTuberとして活躍するとともに「株式会社Bauncing Ball」代表取締役社長として会社を経営しています。

(ちなみにゲーマーとしては「世界のKODZUKEN」と呼ばれているのだとか)

 いや、凄まじい頭脳ですね。

 まさしく好きなことで楽しく生きていくを体現しており、こうして様々な分野で成功をおさめながらも、

「つまんなくなったらやめる」

 とブレません。

 ちなみに、日向のブラジル行きの資金を援助したのも研磨で、研磨にとって日向は変わらず「面白い」ままであるようです。

 バレーはもうしていないようですが、それは決して「つまらなくなった」わけではなく、別の楽しみ方を見つけただけなのでしょうね。



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