今回はジャンプスクエアで大人気連載中のワールドトリガーから、空閑遊真の相棒にしてお目付け役「レプリカ」について解説したいと思います。
レプリカは遊真の父、空閑有吾が作り出した高度な自我を持つ多目的トリオン兵。
独特のデザインと落ち着いたキャラクターで、作中では三大マスコットの一つ(他は雷神丸、そしてたぬきちこと鬼怒田さん)に数えられています。
大規模侵攻編以降、消息不明となっていますが、その復活や遊真との再会の見込みなどのも含めて語っていくことにしましょう。
ワールドトリガー「レプリカ」のプロフィール(声優含む)
主人公、空閑遊真の相棒にしてお目付け役
レプリカは主人公、空閑遊真の相棒にしてお目付け役を名乗る自立型多目的トリオン兵。
遊真の父である空閑有吾が、ネイバーの国家の一つであるトロポイの技術を使って作り出したと言われています。
声優は田中秀幸さん。
そのかわいい見た目とは裏腹に落ち着いた性格(?)の持ち主で、最終的な決断は遊真に委ねるものの、作中では折に触れて的確な助言、指導を与えています。
また、遊真の行く末を案じ、修に「ユーマに『目的』を与えてやって欲しい」と頼むなど、非常に人間的な一面を見せていました。
作中では迅や林藤支部長から「レプリカ先生」と呼ばれていますが、正式な役職は玉狛支部の特別顧問。
保有するネイバーの情報提供と引き換えに城戸司令にボーダーでの遊真の身の安全を保障させるなど、堅実な手段でボーダー内での地位を確立しています。
モデルは作者の家の炊飯器、自律型多目的トリオン兵
レプリカは黒くて丸っこい独特のデザインをしていますが、そのモデルは葦原先生の家の炊飯器であることが明かされています。
葦原先生の家の炊飯器のデザインが独特なのか、それとも炊飯器からレプリカをデザインできる葦原先生の感性が独特なのか……多分、後者でしょうね。
ちなみに、自律型多目的トリオン兵であるレプリカは変形したり分裂したり、触手みたいなものを伸ばしたりと、ある程度自分で自由に形態を変更できるようですが、残念ながら炊飯器のようにパカッとボディを開閉することはできないようです。
ワールドトリガー「レプリカ」の能力
レプリカの持つ五大高性能機能
レプリカには大きく五つの機能が備わっています。
①ブラックトリガー操作機能
②子機分身機能
③高度解析機能
④高出力加速機能
⑤情報記憶・開示機能
①については遊真のブラックトリガーの機能を使用することができるという破格のもので、独自にトリオン兵を生み出して戦わせることもできるようです(遊真のブラックトリガーについては空閑遊真の記事を参照ください)。
②は分裂し、チビレプリカを最大200機まで生み出す機能。
チビレプリカは本体にこそやや性能は劣るものの、ほぼ同様の機能と自我を備えています。
③はその名の通り、他者のトリガー能力を解析したりトリオン量を測定したりと非常に汎用性の高い解析能力です。
④について、レプリカは普段から空中浮遊していますが、緊急時は背面のブースターで急加速をすることもできます。
その速度はアフトクラトルの最新型トリガー「雷の翼」の飛行速度に匹敵するとか。
⑤はこれまでレプリカや空閑有吾が蓄積してきた膨大なネイバーの情報。
恐らくボーダーにとって最も重要なのがこれでしょう。
高度な自我、蓄積された膨大なネイバーの情報
先にトリオン兵としてのレプリカの機能について触れましたが、レプリカの真価はむしろ、トリオン兵らしからぬ高度な自我と、蓄積された膨大な情報にこそあります。
最終的な判断は遊真に委ねていますが、レプリカは常に遊真が良い方向へ進めるよう、遊真の意思を超えて導いてきました。
父親を失った遊真が歪むことなく成長できたのは、間違いなくレプリカというお目付け役あってのことでしょう。
また、ボーダーにとってもレプリカが持つ情報やそこから導き出される助言は珠玉の価値を有していました。
レプリカからもたらされたネイバーの情報は遠征30回以上の価値を持ち、またレプリカの助言が無ければ大規模侵攻での被害はより大きなものとなっていたに違いありません。
ワールドトリガー「レプリカ」の現在と復活・再会の見込み
レプリカが消息不明となった経緯
さて、そんな重要人物(?)であるレプリカですが、アフトクラトルによる大規模侵攻以降、消息不明となっています。
レプリカは大規模侵攻の折、遊真から修たちを託され援護に向かいました。
そして修たちを逃がすため、自ら敵の遠征艇に乗り込み、操作することで、敵を撤退に追い込んだのです。
しかしその代償として、レプリカは敵の遠征艇内に大きなダメージを負った状態で取り残され、そのままアフトクラトルに連れ去られてしまいました。
「お別れだ。ユーマを頼む」
修に、そう言い残して。
子機であるチビレプリカは消えていないので、レプリカ本体も生きてはいるはず、というところまでは分かっているのです……
レプリカ復活と遊真との再会はいつ?
レプリカとの再会は現在のワールドトリガーの大きな目的の一つとなっていますから、今後アフトクラトルへの遠征で、レプリカの復活、再会が描かれることはほぼ間違いないでしょう。
ただ、それがどのような形になるのかは、敵に連れ去られたレプリカがアフトクラトルでどのような扱いを受けているかによって大きく変わってきます。
レプリカが持つ情報に価値を見出され、領主ハイレインや部下のミラあたりに捕まっていれば、再会までのハードルは様々な意味で高くなってくるでしょう。
逆に価値がないとして捨て置かれ、ヴィザ翁あたりに拾われていれば(自分を破った遊真に興味を持つなどして)、万全の状態で再会できる可能性が高まります。
できれば後者であって欲しいものですが……
コメント