今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」から、主人公たちを温かく見守る大人の男「林藤 匠(りんどう たくみ)」について解説します。
林藤匠は主人公たちが所属する玉狛支部の支部長です。
旧ボーダー設立メンバーの一人であり、その意思を継ぐネイバー融和派のトップ。
作中での戦闘描写こそありませんが、実は相当な実力者であることも判明しています。
本記事ではそんな林藤支部長のプロフィール(声優交代の経緯含む)や強さ、人間関係などを中心に語ってまいります。
ワールドトリガー、林藤匠のプロフィール(声優含む)
難しい立ち回りを求められるネイバー融和派・玉狛支部の長
ボジション | 不明(玉狛支部支部長) |
年齢 | 34歳 |
誕生日 | 11月2日 |
身長 | 179cm |
血液型 | AB型 |
星座 | とけい座 |
職業 | ボーダー玉狛支部支部長 |
好きなもの | タバコ、塩ラーメン、動物、釣り(釣れない) |
声優 | 藤原啓治 → 津田健次郎 |
林藤匠は主人公たちが所属する玉狛支部の支部長です。
外見は逆立った髪と眼鏡が特徴の渋い中年男性で、アニメファンの間ではハガレンのマース・ヒューズ中佐にそっくりと話題になっていました。
林藤支部長が率いる玉狛支部はネイバーとの協調・融和を掲げていた旧ボーダーの意思を継ぐ支部で、反ネイバーを掲げる現ボーダーの中では異端の存在。
しかしブラックトリガーを持つS級隊員の迅悠一(後にA級へ降格)や、ボーダー最強部隊と呼ばれる玉狛第一(木崎隊)を擁し、ボーダー内でも無視できない高い戦力を有しています。
また、支部内にはネイバーの隊員も存在し、彼の被保護者にはボーダーにとっての最重要人物の一人であるネイバーの王子さまも……
非常に難しい立場にある林藤支部長ですが、作中では常に飄々とした雰囲気を漂わせ、どんな相手とでも波風を立てることなく、穏やかに立ち回っています(部下は波風しかたてませんが)。
藤原啓治さん死去により声優交代、後任は津田健次郎さん
林藤支部長はアニメ第一期は藤原啓治さんが声優を務めていましたが、藤原さんが2020年にガンでお亡くなりになり、2021年に放送された第二期からは声優が交代となっています。
後任は津田健次郎さん。
見た目が似ていると話題になったマース・ヒューズ中佐とは、この声優交代の経緯も共通しています。
ワールドトリガー、林藤匠の強さ
ポジション・トリガー構成は不明だがボーダー屈指の総合力
トリオン | 9 |
攻撃 | 10 |
防御・援護 | 10 |
機動 | 6 |
技術 | 8 |
射程 | 6 |
指揮 | 9 |
特殊戦術 | 7 |
合計 | 65 |
これが林藤支部長のパラメーターです。
作中では今のところ戦闘描写は無いものの、ファンブックであるBBFでこのパラメーターのみが公開されています。
ポジションやトリガー構成については一切不明。
しかし、パラメーターの総合値では木崎レイジや東春秋に次ぐ第3位であり、相当な実力者であることは間違いありません。
射程の「6」からするとポジションは恐らくシューターかオールラウンダー。
ガンナーの可能性もありますが、ガンナーはシューターから派生したポジション。
トリオンキューブを上手く飛ばせない隊員のために後から作られたポジションなので、創設メンバーである林藤支部長がそうである可能性は低いでしょうね。
また、攻撃力が「10」とトリオン量「9」のシューター(しかも射程「6」と高射程)にしては高い(※)ため、アタッカートリガー(近接戦用でシュータートリガーより攻撃力が高い)を装備したオールラウンダーという可能性が高そうですね。
(※)トリオン量「14」の二宮でやっと、攻撃力「12」、射程「6」。
エンジニアとしても優秀、ランク戦システム構築の立役者
林藤支部長はエンジニアとしての顔も持っており、鬼怒田開発室長とともにランク戦のシステムを構築したことでも知られています。
ランク戦システムの原型はボーダー創設期に遊真の父である空閑有吾が提唱したもの。
誰も傷つくことなく、何度でも戦い、実力を高めることができるこの仕組みは、現ボーダーを支える根幹システムとなっています。
ワールドトリガー、林藤匠の人間関係(過去)
旧ボーダーの意思を継ぐネイバー融和派のトップ
先に述べた通り、林藤支部長は旧ボーダー創設メンバーの一人であり、ネイバーとの協調を掲げた旧ボーダーの意思を継ぐ玉狛支部の支部長です。
城戸司令や遊真の父である空閑有吾、迅の師匠である最上宗一は林藤支部長の先輩、忍田本部長は同輩(林藤支部長の一歳年下)にあたります。
また、風間さんのお兄さんである風間進(既に死去)が、林藤支部長の弟子だったことが明らかとなっています。
4年前の現ボーダー設立にあたり、若手メンバーはそのまま玉狛支部に残留。
城戸司令と忍田本部長、桐山さんの三人が袂を別ってボーダー本部に移っていった形です。
そう考えると、玉狛支部は反ネイバーを掲げて人を集めざるを得なかった現ボーダーの方針に納得できなかった若手メンバーの受け皿、という側面もありそうですね。
ちなみに、昔の小南は林藤支部長にべったりだったようです。
ネイバー殲滅を訴えるボーダー主流派とも上手くバランスを保つ
現ボーダーは4年半前の第一次ネイバー侵攻で多大な被害を受けた三門市民の反ネイバー感情を煽って大きくなった組織です。
「ネイバーを滅ぼしたい」
「ネイバーから街を守りたい」
人によってその感情は様々ですが、隊員たちの多くがネイバーという脅威に対抗して集まったことは間違いありません。
そんな中、ネイバーとの融和・協調を訴える玉狛支部は間違いなく異端の存在。
普通であればもっと本部と揉めていてもおかしくありません。
そんな中、玉狛支部が(表向きは)大きなトラブルを起こすことなく本部主流派と上手くやっているのは、間違いなく林藤支部長の人柄と立ち回りあってこそでしょうね。
……まあ、結局部下が大きなトラブルを起こすわけですけど、それも飄々と受け入れてしまうところが、林藤支部長の器のでかさです。
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