今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」から、登場前からコアなファンの間で話題になっていた男「漆間 恒(うるしま わたる)」について紹介します。
ワールドトリガーは異世界からの侵略者「ネイバー」と、それに対抗する防衛機関「ボーダー」との戦いを描いたSFアクション群像劇です。
漆間はファンブック「BBF」で戦闘員1人という部隊構成と特殊なトリガー構成だけが先に明かされ、本編登場前から考察のネタとなってきました。遠征選抜試験でようやく姿を見せた漆間の情報について、ここで整理していきましょう。
ワールドトリガー、漆間恒のプロフィール(声優含む)
守銭奴? 性格が悪い? 協調性に欠ける?
ボジション | ガンナー(B級部隊 漆間隊所属) |
年齢 | 16歳 |
誕生日 | 12月28日 |
身長 | 166cm |
血液型 | A型 |
星座 | かぎ座 |
職業 | 高校生 |
好きなもの | たまごかけごはん、鯛焼き、お金を貯めること |
声優 | ― |
漆間はB級中位部隊漆間隊の隊長ですが、その初登場はB級ランク戦終了後のネイバー遠征選抜試験編です。
他のB級中位以上の部隊は主人公たち玉狛第二とのランク戦などで先に登場していましたから、これだけでもかなり特殊な立ち位置であることが感じ取れますね。
外見は首まで伸ばしたもっさりとした長髪が特徴の、目つきの悪いイケメン。
ただ、モテるかというと正直微妙なところでしょう。
遠征選抜試験では登場するなり金の話を上層部にするなど、いかにも守銭奴らしい一面を見せており、かなりアクの強いキャラクターであることが見て取れます。
また、コミック23巻おまけの遠征選抜試験臨時隊長たちが書いたアンケートでも、11人中2人(古寺と水上)が「協調性に欠ける」「性格がわるいから」という理由で「遠征に一緒に行きたくない人」に挙げていました。
少なくとも性格的に、女の子にキャーキャー言われるタイプでないことは確かでしょうね。
DV隊長と早くも叩かれる? オペレーター六田梨香との関係は?
そんな漆間ですが、登場早々にファンからはDV隊長だと(面白がって)叩かれています。
というのも、唯一のチームメイトでオペレーターの六田梨香は、漆間とは対照的に非常に大人しそうで気弱な印象の美少女。
上層部相手に金の話を始めた漆間を、六田は小声で窘めますが、漆間はそれを無視して「給料とかもA級と同じにしてもらえたりします?」と話を続けていました。
その様子から、ファンは「きっと漆間はDV彼氏だw」と面白がって叩いていたわけです。
まだ誰もどんなキャラクターか掴み切れていない段階での話なので、誰も本気にはしてませんけどね。
というか、遠征選抜試験の様子を見ると、ズケズケものを言うだけで、言ってることは凄く真っ当で普通(志岐にも普通に丁寧に接してたしDVの気配は無し)。
古寺6番隊に配属された六田のことも気にかけ、メールでフォローしている様子が描かれていましたし、口が悪いだけで面倒見も良さそうですね。
ワールドトリガー、漆間恒の強さ
隠密行動、かく乱、破壊工作に特化したトリガー構成
トリオン | 不明 |
攻撃 | 不明 |
防御・援護 | 不明 |
機動 | 不明 |
技術 | 不明 |
射程 | 不明 |
指揮 | 不明 |
特殊戦術 | 不明 |
合計 | 不明 |
※現時点ではパラメーターが発表されていません。
漆間はB級中位部隊の隊長であること、そしてその特異なトリガー構成以外、まだ正確なところは何も明らかになっていません。
漆間のトリガー構成は、
メイン | サブ |
アステロイド(突撃銃) | バックワーム |
カメレオン | サイレンサー |
シールド | シールド |
ダミービーコン | メテオラ |
特徴的なのはステルストリガー「カメレオン」とレーダーを惑わすダミーを作成する「ダミービーコン」、そして恐らく攻撃の音を消すトリガー「サイレンサー」ですね。
推察するに、これら3つのトリガーとバックワームを使って徹底的に隠密行動や攪乱に徹し、アステロイド(通常弾)で敵を仕留める特殊工作員のような戦闘スタイルでしょうか。
メテオラ(炸裂弾)は破壊工作、あるいは置き弾によるトラップ用でしょうかね。
実にワ民の心を興奮させてくれるトリガー構成です。
遠征選抜試験では、風間さんから「漆間がいつもの動きをするだけで自然と連携になる」と予想されており、その戦術・戦闘スタイルに期待が高まります。
たった1人でシーズン18得点、実はすごいぞ漆間隊
さて、漆間隊はシーズン当初は9位(前期順位)、最終順位は14位と、その数字だけを見るとパッとしません。
しかし戦闘員たった1人でこの順位というのは、実はとてつもなく凄いことです。
何故ならランク戦は生存点を除けば倒した敵の数だけポイントを得ることができます。つまり失点を防ぐことよりも、敵を倒すことが何より重要視されるわけです。
その中で、漆間はB級中位を維持するだけのポイントをたった1人で獲得しています。当然、自分が倒されてしまえば他に点を取ってくれる仲間もいませんから、生存もある程度重視した上で。
ポイントを集計すると何と漆間隊はシーズン18得点。これは獲得ポイントだけで言えば最終順位8位の弓場隊と同点なんです。
……というか、ボーダーでは忍田本部長、迅、木崎、小南の4人は特例的に1人で1部隊に相当する戦力と見做されるって話でしたが、漆間もリアルに1人1部隊なんですよね。
漆間恒の今後の活躍、遠征選抜試験はどうなる?
遠征選抜試験で漆間は1番隊に配属されました。
メンバーはA級3位部隊の歌川遼を隊長に、男性恐怖症の志岐小夜子がオペレーター、主人公の空閑遊真、忠犬系ちびっ子の巴虎太郎。
オペレーターに難がありますが、それ以外は漆間とも上手くやっていけそうなメンバーですね。
歌川は人当たりが良くて誰とでもうまくやれそうですし(というか、やれる自信があったから漆間をドラフトで獲得したんでしょうし)、虎太郎ももめ事になるタイプじゃありません。
そしてリアリストな空閑は漆間と非常に相性が良さそう。
多分、根っこのところが非常に近いし、戦闘スタイルも2人ともアサシンっぽくて似通っています。
何より……実は遊真って札束をポンと出せるぐらい、とんでもない金持ちなんですよね(その金の出どころや真贋は非常に怪しいですが)。
作者も覚えてるかどうか怪しい古い設定ですけど。
トラブルになりそうなところを、ポンと遊真が札束で漆間の頬をはつって解決するシーンとか、是非見てみたいものです(まあ流石にないな)。
これまでの試験の様子を見ていると、漆間はズケズケものを言うだけで非常にサッパリした好感の持てるキャラクターですし、漆間と遊真のコンビがどこまで躍進する非常に楽しみです。
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