「ふつうの軽音部」藤井彩目(ふじいあやめ)~徐々にかわいいと感じるギター担当、その人間関係(鷹見、桃)など~

 今回は「ジャンプ+」で連載中の「ふつうの軽音部」より、ぽんこつひねくれ少女「藤井 彩目(ふじい あやめ)」について解説します。

 藤井彩目は主人公の鳩野がボーカルを務めるバンド「はーとぶれいく」のギター。

 当初は鷹見たちと「protocol.」を組んでいましたが、鷹見にフラれたことでバンドを脱退し、紆余曲折の後「はーとぶれいく」に加わっています。

 当初は嫌味な毒舌キャラでしたが、仲間になってからはどんどんかわいくなってメンバーや読者からの好感度を稼いでいる藤井彩目。

 本記事ではそんな彼女のプロフィールや過去、人間関係を中心に解説してまいります。

「ふつうの軽音部」藤井彩目のプロフィール

基本プロフィール

 藤井彩目は主人公の鳩野ちひろがギター兼ボーカルを務める「はーとぶれいく」のギター担当です。

 鳩野と同じ谷九高等学校の一年生で誕生日は11月16日。

 ウルフカットにインナーカラーを入れたいかにもバンドをやってそうなクールな見た目で、ピンクのパーカーを愛用しています。

 性格は嫌味な毒舌キャラかと思いきや、実はただのツンデレ。

 昔は今とは見た目も全く違っていじめられっ子だったため、その反動でつい陰口や虚勢を張ってしまう悪癖がありますが、気を許した相手のことはとても大切にするタイプです。

 すぐイキる、うたれ弱い、朝が弱い、成績悪い、小学校のころ遠足で奈良公園に行った時鹿に追いかけられたトラウマで鹿が苦手と、中々のポンコツキャラ。

 趣味は寝ること。

 カラオケ好きで、バンドのボーカルではありませんが、歌は普通に上手です。

 あまり同性から好かれるタイプではありませんが「はーとぶれいく」のメンバーとの相性は良好なようです。

ギターの腕は「すごく上手」

 藤井彩目は中学2年生の頃からギターを始め、熱心に練習していたこともあってその腕前は1年生の中ではトップクラス。

 音楽の腕にプライドを持っている鷹見が「protocol.」のメンバーに入れていたぐらいですから相当なものでしょう。

 彼女と交代で「protocol.」に加入した水尾と比べても実力はほぼ横並び(内田桃は「彩目の方が上手い」と評していましたが、これはひいき目が入っている気がしますね)。

 「はーとぶれいく」メンバーの中では実力が一つ抜きんでており、まだまだ未熟な鳩野たちに文句を言いつつ、その成長に期待しています。


「ふつうの軽音部」藤井彩目と鷹見項希

 鷹見項希は元々藤井彩目が所属していたバンド「protocol.」のギターボーカル。

 鷹見の歌や演奏技術は非常に高く、「protocol.」は一年生ながら部内で一番実力のあるバンドです。

 彩目と鷹見は当初ただのバンドメンバーで、鷹見は「sound sleep」のベース・乃木舞伽と交際していましたが、バンドに本気で取り組みたい鷹見は舞伽の拘束が鬱陶しくなり破局。

 その後すぐに彩目と付き合いだして周囲から色々と言われていました。

 非常にモテる鷹見と付き合えて彩目は鼻高々でしたが、幸山厘の策略により鷹見の前でプロを目指す人間を馬鹿にするような言葉を発してしまい、フラれることに。

 当然、気まずくなった彩目は「protocol.」も脱退。

 どこまで鷹見に対して本気だったのかは微妙ですが、鷹見に対しては自分が吐いてしまった言葉も含め、複雑な感情を抱いています。

「ふつうの軽音部」藤井彩目と内田桃(過去)

 藤井彩目と内田桃は実は小学校の頃の同級生でした。

 彩目が小学五年生の時に転校して以来なので、約五年ぶりの再会。

 ただ当時の彩目は今とは違って太っていて気弱ないじめられっ子で、名字も藤井ではなく森田だったため、当初桃は彩目が同級生だったことに気づいていませんでした。

 桃は当時からかわいい一軍女子で、しかも小学校の頃はイキっていて男子よりも強く、いじめにも参加していなかったため、彩目は桃にあこがれを抱いていた模様。

 高校に入学して軽音部で桃を見かけた時も、内心では密かにはしゃいでいました。

 バンドを組んでからは、桃が昔のイメージ程強くないことに驚きつつも、非常に良好な関係。

 「桃」「彩目」と呼び合い、普通に気が合っているようです。


「ふつうの軽音部」藤井彩目と「はーとぶれいく」

厘の策略と鳩野の歌でメンバー加入

 藤井彩目が鳩野たちとバンドを組んだ経緯は、幸山厘の策略と鳩野の歌によるものです。

 当時「protocol.」のギターだった彩目は、厘の策略により鷹見の前で彼の嫌う言葉を言わされてしまい、鷹見と破局(20話)。

 気まずくなって「protocol.」を脱退した後、そのまま軽音部も辞めようとしていましたが、そこを鳩野たちに勧誘されます。

 当初はそのつもりはありませんでしたが、鳩野が自分のために鷹見と言い争ったことを聞き、鳩野の本気の弾き語りを聞いて、「かっこいいわ こいつ……」と感動。

 鳩野たちとバンドを組むことを決めます。

 ちなみに「はーとぶれいく」というバンド名は、彩目が加入した後に決まったもの。

 案を出したのは鳩野ですが、流石に「はーとぶれいく=失恋」は彩目にはマズいだろと周囲は思っていましたが、当の彩目はそれが「失恋」という意味だと理解しておらず、彼女が賛成する形で「はーとぶれいく」に決まっています。

実は一番の常識人?(かわいい)

 ファンの間では、実はメンバー内で一番ふつうの常識人は藤井彩目なのではと言われています。

 主人公の鳩野は普通に見えて何をしでかすか分からない「神」。

 幸山厘はその「信徒」というか「狂信者」で、この作品で一番普通とは縁遠いやべー女です。

 また一見普通に見える内田桃も、小学生の頃は男子にも噛みつく尖った「狂犬」で、今は鳩野の周りに男が近づくのを嫌う「ユニコーン」。

 相対的にではありますが、口が悪く多少ポンコツではあるものの、結局彩目が普通にツンデレなだけのいい子なのではと、地味に評価を上げる展開となっています。



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