「魔都精兵のスレイブ」空折(くうせつ)~無限に成長する八雷神、その能力(吸収・強さ)、死亡シーンと精神世界へ~

 今回は「ジャンプ+」で連載中の「魔都精兵のスレイブ」より、無限に成長する八雷神「空折(くうせつ)」について解説します。

 空折は醜鬼を統べる八雷神の一柱で、初登場時は不気味な二足歩行する卵でしたが、人形醜鬼を取り込み現在は美少女化。

 誕生時点では八雷神最弱ながら、他者を捕食・吸収し、無限に成長する特性を持つ強敵でした。

 魔防隊に撃破され死亡したかと思いきや和倉優希の精神世界に取り込まれた最初の八雷神。

 本記事ではそんな空折のプロフィールや強さ(能力)、死亡経緯を中心に解説してまいります。

「魔都精兵のスレイブ」空折のプロフィール

基本プロフィール

身長不明
誕生日不明
血液型不明
声優

 空折(くうせつ)は自らを「神」「人を滅ぼす存在」と語る八雷神の一柱です。

 育つために「生きた人間」」の餌を必要とする特殊な八雷神で、当初は孵化前の鳥のような足がはえた巨大な卵姿で登場しました。

 餌の好みが五月蠅く、作中では同じ八雷神の紫黒(しこく)たちが空折のために強力な生命力を持つ人型醜鬼の湯野波音と銭函ココを攫い、空折に食べさせ孵化させています。

 孵化後の姿は角の生えた美少女で、姿と性格は吸収した湯野波音と銭函ココに強く影響を受けています。

 美しさにこだわるところは湯野波音、姉である紫黒を慕うところは銭函ココ由来ですね。

 「神」らしく尊大で気が短く、経験不足から単純で戦い方が雑なのがたまに瑕。

 ある意味、非常に無垢な存在で、敵であってもそこに「美しさ」を見出せば素直に認める度量も持ち合わせています。

八雷神・紫黒たちから可愛がられている

 八雷神は大極を長女に、互いを兄弟姉妹のように呼び合っており、空折(くうせつ)は上から六番目。

 男性体である雷煉のことは呼び捨てにしていますが、紫黒や壌竜のことは「紫黒姉」「壌竜姉」と呼んで慕っています。

 特に紫黒にはとてもよく懐いていて、紫黒の機嫌が悪い時にはヘアアレンジをして機嫌を取ったりしていました。

 紫黒の方も空折のことはかわいがっていて、彼女のために特製の手作り醜鬼デッキを準備したり、非常に過保護。

 空折が倒された際には怒りを露わにしていました。


「魔都精兵のスレイブ」空折の強さ(能力)

誕生時点では最弱の八雷神

 空折は八雷神の中ではまだまだヒヨっ子。

 誕生時点では最弱の八雷神であることを自ら認めています。

 勿論、弱いといっても八雷神の中ではの話で、そのスペックは非常に強力。

 基本能力として羽を自在に操って空を飛び、また羽を弾丸として敵を攻撃したり遠隔操作して捕獲用に使用することもできます。

 また雷を纏って攻撃力を高めたり、他の八雷神と同様、全力形態に変身して戦闘能力を大幅に高めることも可能。

 とはいえ、これだけであれば空折の戦闘力は他の八雷神と比較すると明らかに見劣りしています。

 彼女の本領はその吸収能力による無限の成長性にこそありました。

吸収能力により無限に成長する

 空折は人間を捕食することでその能力を吸収し成長するという特性を持っています(姿や性格も吸収した対象に影響を受ける)。

 捕食した人間が桃の能力を持っていればその能力を得ることができ、作中では湯野波音の「透過・潜行能力」、銭函ココの「体液操作・治癒能力」、上運天美羅の「分身能力」を獲得。

 京香からはその潜在能力の高さを危険視され、絶対に今のうちに仕留めなければならないと判断されていました。

 ただ吸収能力では戦闘経験までは獲得できないため、元の持ち主ほど能力を自在に活かすことはできずないという欠点も。

 また空折が醜い餌は絶対拒否と言っているためか、作中では十分な成長を遂げないまま魔防隊と戦うことになっています。

 なお、捕食された人間は死ぬわけではなく、空折の体内でエネルギー源として生かされています。


「魔都精兵のスレイブ」空折の死亡シーン

 空折は作中で能力者の餌を求めて横浜を襲撃。

 二番組組長の上運天美羅と戦い、美羅が市民を守るというハンデを背負っていたこともあり、これを撃破し吸収します。

 しかしその後、羽前京香和倉優希青羽出雲天花東海桐花東麻衣亜といった精鋭が次々と横浜に駆け付け、空折と激突。

 空折は美羅から奪った分身能力もあって非常に厄介な相手でしたが、最終的に吸収していた美羅、波音、ココを京香と優希の「隷刃の太刀」によって奪い返され、弱体化した上で敗北しています。

 この時、空折の肉体は滅びましたが、しかしその精神はひっそりと生き延びており……

「魔都精兵のスレイブ」空折と和倉優希

 空折は生まれたばかりということもあって、人間の交合に興味津々。

 横浜決戦の前にはコッソリ優希のところに忍び込み、面白半分に彼との交合を試みていました。

 その交合自体は助けを呼ばれて未遂に終わるのですが、その時空折は優希にキスして「神の滴」を飲ませており、空折の肉体が失われた際、行き場を失った彼女の魂は自分の力が宿る優希の精神世界へと移動。

 精神世界で優希との奇妙な共同生活が始まっています。

 現在は積極的に敵対する意思も協力する意思もなく、精神世界で優希をからかって遊んでいるようですが、後に伏摩や雷煉も精神世界に入りこみ、そのことが優希の力に影響を与えているようで……

【まとめ】「魔都精兵のスレイブ」キャラクター一覧



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