今回は「ジャンプ+」で連載中の「魔都精兵のスレイブ」より、八雷神のパワー担当「雷煉(らいれん)」について解説します。
雷煉は醜鬼を統べる八雷神の一柱で、初期から紫黒、壌竜と共に登場し、その圧倒的なパワーで魔防隊を苦しめた強敵。
好戦的で人を「廃れ者」と呼び見下しており、作中ではその慢心を突かれて敗北しています。
アニメ版では女性声優が起用されたことでも話題となっていました。
本記事ではそんな八雷神・雷煉のプロフィールや強さ(能力)、作中での活躍を中心に解説してまいります。
「魔都精兵のスレイブ」雷煉のプロフィール
引用元:『魔都精兵のスレイブ』人気投票
基本プロフィール(声優など)
身長 | 175cm(と3巻の設定に記載、絶対もっと大きい) |
誕生日 | 不明 |
血液型 | 不明 |
声優 | くじら |
雷煉(らいれん)は自らを「神」「人を滅ぼす存在」と語る八雷神の一柱です。
外見は仮面をつけた仮面の大男として描かれており、目はオレンジと黄色のオッドアイ。
見た目通り好戦的で気が短く、人間のことを「廃れ者」と呼んで見下しています。
粗暴ではありますが、決して馬鹿でも協調性が低いわけでもなく、敵味方の策を的確に見抜く冷静な一面も持ち合わせていました。
人間を見下す好戦的な八雷神
八雷神は「人間を滅ぼす」という目的は共通していますが、人間に対するスタンスは様々。
同じ八雷神でも紫黒などは人間に興味を持っていて、人類を滅ぼした後も気に入った数人は飼ってみようと考えています。
空折や伏摩なども、どちらかと言えば人間に興味がある派ですね。
一方で雷煉は人間のことは殲滅対象としか見ておらず、その娯楽や文化には一切興味を持ちません。
人間の娯楽に興じる紫黒たちに呆れていたり、ある意味では仕事に真面目とも言えるかもしれませんね。
「魔都精兵のスレイブ」雷煉の強さ(能力)
雷と炎を操るパワーファイター
雷煉は雷と炎を操り、屈強な肉体を持つ八雷神屈指のパワーファイターです。
雷は身体に纏わせたり放ったり、落雷を落としたり、バリアを張ったりと使用方法は非常に多彩で強力。
一方で炎は火球や火炎放射など攻撃特化のイメージですね。
124話では雷と炎を合わせた必殺技「炎雷大珠(ほのいかづちのおおたま)」も披露しています(放たれる前に潰されていましたが、凄まじい威力を秘めていることは間違いありません)。
また雷煉の最大の特徴はその圧倒的なパワーと頑強さ。
羽前京香と和倉優希の合体技をまともに受けても無傷という凄まじい耐久性能を誇ります。
スピードや反射神経も高く、武器の扱いも得意(同じパワーファイターでも壌竜は不器用で武器が使えない)。
見た目に反して戦闘思考力も高く、東八千穂の動きから彼女の巻き戻し能力を洞察するなど、戦闘面においては慢心以外に隙がありません。
天敵は出雲天花
そんな雷煉の天敵は六番組組長の出雲天花。
出雲天花は空間操作能力の持ち主で、攻撃を瞬間移動で回避されるわ、パワーを生かせない空中に強制転移させられるわ、挙句空間を引き裂く防御力無視の技で引き裂かれそうになるわと、雷煉は初戦でフルボッコにされています。
雷煉は紫黒に救出された後も「歯ごたえはあったが勝てる相手」と発言しており、当時はそれが余計に負け惜しみのように見えていました。
ただ後に判明したことですが、雷煉には肉体を引き裂かれた後も戦いを続行する術があり、まだ全力形態を残していたため、「勝てる発言」は必ずしも負け惜しみではなかったようです。
全力形態は大怪獣
八雷神はそれぞれ全力形態を有しており、雷煉のそれは全長数十メートルはある巨大な鬼で、後頭部からは茨のような触手をはやしています。
シンプルに全ての能力が強化されていて、特に再生能力のパワーアップが顕著。
変身時には切り裂かれて喪失していた左半身が復元していて、ただでさえ堅いのにダメージを与えても一瞬で回復するのですから、どうしようもありません。
唯一の隙は大きすぎて小回りが利かず、小さなものに目が行き届かないことぐらいでしたが……
「魔都精兵のスレイブ」雷煉の敗北と吸収
雷煉は作中で、伏摩に付きそう形で魔防隊に潜入。
伏摩の正体がバレるとその姿を現し、伏摩は八番組、雷煉は七番組とそれぞれ激闘を繰り広げました。
七番組の決死の連携により雷煉に大ダメージを与えたものの、それにより全力形態となった雷煉の強さは圧倒的で、あっという間に七番組を壊滅寸前にまで追い詰めます。
京香は最後まで抵抗していたものの、もはやなす術なしかと思われたところで、八番組が伏摩を倒したことで解放された月夜野ベルが優希との連携で雷煉に接近。
雷煉は不意を突かれベルの即死能力で命を奪われ、敗北してしまいました。
肉体は滅んだ雷煉でしたが、空折や伏摩と同様、優希の中に取り込まれた欠片をベースに彼の精神世界に吸収されることに。
欠片が小さかったため精神世界での姿は小人のようになってしまっていますが、辛うじて精神は生き延びています。
「魔都精兵のスレイブ」雷煉の性別は?(女性声優)
見た目はゴツイ大男の雷煉ですが、アニメ版では女性声優の「くじら」さんが声を担当し、その性別に注目が集まったこともあります。
雷煉は普段仮面をしているので、実は仮面を外すと……という可能性を妄想した形ですね。
ただ結論から言えば、雷煉の性別はほぼ間違いなく男。
年上の女性八雷神を「姉」呼びしている空折や伏摩が雷煉のことは呼び捨てにしていましたし、全力形態で仮面を外した姿はどうみても男でした。
そもそも「くじら」さんは女性声優ではあるものの、「大蛇丸」など男性キャラを演じることは初めてではありません。
また仮に雷煉が女性キャラなら話の展開的にとっくにサービスシーンが差し込まれているでしょうし、作品的にも女性キャラは飽和状態ですので、これ以上増やす意味もなし。
雷煉の女性説はあくまでファンのネタレベルのものです。
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