今回は「ジャンプ+」で連載中の大人気作品「SPY✖FAMILY(スパイファミリー)」から、ユーリらが所属する防諜機関「秘密警察(SSS)」ついて解説します。
秘密警察というのは通称で、正式名称を国家保安局。
SSSというのは「STATE SECURITY SERVICE」の略称です。
舞台となる東国(オスタニア)でスパイ狩りや市民の監視を行っている秘密組織で、ロイドたちWISEの天敵。
本記事ではそんな秘密警察(SSS)の概要やメンバー、他組織(WISE、ガーデン)との関係を中心に深掘りしてまいります。
「スパイファミリー」秘密警察(SSS)とは?
引用元:スパイファミリー展【公式】
秘密警察とはヒロイン・ヨルの弟ユーリが所属している東国(オスタニア)の防諜機関です。
秘密警察というのは通称で、正式名称は国家保安局。
「STATE SECURITY SERVICE」の頭文字をとって「SSS」とも呼ばれています。
国家公認の組織ですが、職員は表向き別の身分を与えられていて(ユーリの場合は外交官)、誰が秘密警察なのかは一般には秘匿されています。
主な任務はスパイ狩りや市民の監視などで、東国市民からも恐れられる存在です。
東国現政府の意向を受けて様々な活動を行っており、政治闘争にも関与することがあります。
「スパイファミリー」秘密警察(SSS)の元ネタ(モデル)
「スパイファミリー」は東西冷戦時代のドイツがモデルとされており、
秘密警察の元ネタは東ドイツの秘密警察「シュタージ」とされています。
正式名称は国家保安省で、市民への監視と過激な尋問で悪名高い組織です。
この「シュタージ」の前身が旧ナチスドイツの「ゲシュタポ」で、「シュタージ」には解散した「ゲシュタポ」の構成員の一部が再就職しています。
ちなみにナチスドイツには「SS」と呼称される親衛隊が存在していて、これが「SSS」という略称の元ネタとされています。
「スパイファミリー」秘密警察(SSS)のメンバー
ヴィルカー局長
秘密警察のトップを務めるのがヴィルカー局長。
作中では基本的に「局長」「ボス」と呼ばれていて名前で呼ばれることとはありません。
サングラスをかけたもみあげの濃い陽気な初老男性で、防諜機関のトップとは思えないほどノリは軽いですが、能力は間違いなく有能で、軽薄な仮面の裏に本心を隠しているタイプ。
ユーリのことを「犬みたい」と言って気に入っています。
中尉
ユーリの直属の上司で、顔の左眼部分に大きな切り傷のある男性。
名前は非公開で、作中では「中尉」としか呼ばれていません。
強面で威圧的な風貌をしていますが、面倒見がよく、暴走しがちなユーリを何かと気にかけています。
ユーリ(少尉)
ヨルの弟で秘密警察の少尉ユーリ・ブライア。
元々外務省の職員でしたが、一年ほど前に秘密警察に異動(表向きはまだ外務省の職員)。
新任ながら秘密警察内でもエリート。
有能で数々の成果を挙げる一方、暴走しがちで危なっかしい一面もあり、そんな隙のあるところが余計に周囲から可愛がられています。
クロエ
秘密警察では珍しい女性職員クロエ。
階級は不明ですがユーリの部下にあたり、ユーリの大学時代の級友でもあります(ユーリは飛び級だったため彼より年上)。
ユーリのシスコンにはドン引きしつつも、暴走しがちな彼を心配し、気に掛ける良きお姉さん役です。
「スパイファミリー」秘密警察(SSS)とWISE
秘密警察と敵対関係にあるのが黄昏(ロイド)が所属している西国(ウェスタリス)の諜報機関WISE。
潜在敵国の防諜機関と諜報機関なので、彼らは常に熾烈な暗闘を繰り広げています。
物語的には黄昏(ロイド)が主人公なので秘密警察はWISEにいいようにやられているイメージが強いですが、実際には物語開始前に秘密警察がWISEの諜報員を大量検挙しており、黄昏の活躍により両者のパワーバランスは辛うじて拮抗している状態。
ユーリが黄昏に一矢報いたり、WISEに情報を流していた人間を炙り出して逮捕したシーンもあり、秘密警察は決してやられっぱなしではありません。
「スパイファミリー」秘密警察(SSS)とガーデン
ヨルが所属する東国の暗殺組織ガーデンと秘密警察は、同じ国防を目的とした東国の組織ではあるものの、必ずしも友好関係にあるわけではありません。
ガーデンは国家そのものに忠誠を誓った非公式の組織であり、現政府の統制下にはありません。
両者は表向き敵対することはなく、秘密警察からガーデンに対し仕事(主に政府からのもの)を依頼することもありますが、ガーデンは政治闘争には興味がなく、そのほとんどを断っています。
秘密警察からするとガーデンは敵対するつもりはなく、互いに利用することもありますが、あまり積極的に関わりたい組織ではないようですね。
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