「黄泉のツガイ」前虎後狼(虎徹と二狼)~段野ハナに仕える犬猫ツガイ、その強さ(?)、IT対応力など~

 今回は荒川弘先生が少年ガンガンで連載中のダークファンタジー「黄泉のツガイ」から、段野ハナに仕えるツガイ「前虎後狼(虎徹と二狼)」について解説します。

 前虎後狼(虎徹と二狼)はかわいい犬と猫の姿をしたツガイで、東村の「墓掘り」段野家に代々仕えるツガイ。

 見た目は普通の犬猫ですが、索敵探索能力に優れ、ITにも対応している有能なツガイです。

 本記事ではそんな前虎後狼(虎徹と二狼)のプロフィールや人間関係、その強さや登場話を中心に解説してまいります。

「黄泉のツガイ」前虎後狼のプロフィール

基本プロフィール

 前虎後狼は東村の番小者である段野ハナに仕える犬と猫の姿をしたツガイ

 個体名は犬の方が「二狼(じろう)」、猫の方が「虎徹(こてつ)」で、首にスカーフのように巻いた紫の風呂敷がトレードマークです。

 言葉を喋ることはできないものの、知性が高くスマホやPC等を使って人間と意思疎通することが可能。

 基本的には人懐っこく愛想の良い性格をしていますが、唯一ユルにだけは異様に当たりがきついです。

 ちなみにツガイ名である「前虎後狼」は故事の「前門の虎、後門の狼」に由来する「次から次へと災難に遭うこと」の例え。

段野家に代々仕えるツガイ

 前虎後狼(虎徹と二狼)は段野家に代々仕える由緒あるツガイです。

 段野家は代々東村の番小者(下界に下りて東村の行動をサポートする協力者)を務めており、「墓掘り」と呼ばれ表沙汰に出来ない死体の処理係をしている一族。

 段野ハナも前虎後狼(虎徹と二狼)を、そのお役目と共に母親から受け継ぎました。


「黄泉のツガイ」前虎後狼の能力(強さ・IT対応)

 前虎後狼(虎徹と二狼)の能力の全容や強さは分かっていません。

 現時点で分かっていることは索敵、探査能力に長けたツガイであるということ。

 作中では二狼がその優れた嗅覚で対象を見つけ出し追跡し、その情報を二狼からテレパシーのようなもの(前虎後狼固有の能力?)で受け取った虎徹がPCなどで出力し、周囲に伝えていました。

 前虎後狼(虎徹と二狼)は下界暮らしが長いので、肉球で器用にスマホやPCなどIT機器を操ることができます。

 また戦闘能力については不明で一見戦えそうにありませんが、32~33話では二狼が巨大化して爆発から段野ハナを守ったと思しき描写があり、一定の戦闘能力を有しているものと思われます。

「黄泉のツガイ」前虎後狼と段野ハナ

 前虎後狼(虎徹と二狼)と主である段野ハナとの関係は良好です。

 特別ベタベタして撫でまわすようなことはありませんが、ごく自然に家族として連れ添っている印象。

 ただ決して愛情が薄いわけではなく、粘菌を寄生させ爆発させるツガイの使い手の話を聞いた後は、二狼が寄生されていないか心配する段野ハナの姿が描かれていました。


「黄泉のツガイ」前虎後狼の活躍(登場話)

初登場からユルにあたりが強い(第4話)

 前虎後狼(虎徹と二狼)の初登場は第4話。

 東村から脱出し、段野ハナの家に世話になることになったユルやデラの前に現れました。

 この前虎後狼(虎徹と二狼)、何故かユルには異様に当たりが強く、初対面でいきなり顔面に肉球パンチをかましています。

 初対面のデラには普通の態度でしたし、左右様とは指と肉球でタッチして愛想よくコミュニケーションを交わしていたのに、ユルに対してだけは引っ掻いたり殴ったりやたら攻撃的。

 理由は不明ですが、第5話で二狼が追跡のためユルの服の臭いを嗅いだ際に凄く嫌そうな顔をしていましたので、あるいは臭いが気に喰わないとかあるのかもしれません。

IT対応の索敵・監視役として大活躍

 前虎後狼(虎徹と二狼)は索敵係、監視役、あるいは大所帯の主人公たちを繋ぐ連絡係としてなくてはならない活躍をしています。

 基本的には二狼が外に出て誰かを監視あるいは同行し、段野家に残った虎徹が他のメンバーにその情報を伝えるという役割分担。

 ユルを筆頭に通信機器を扱えない連中が多いので、実は前虎後狼(虎徹と二狼)は主人公一行の生命線とも言える役割を果たしています。

 41話ではジンと連携し、臭いを辿って西ノ村の拠点を割り出すなど、あまり目立ちませんが前虎後狼(虎徹と二狼)が果たしている役割は大きいですね。

【まとめ】「黄泉のツガイ」キャラクター一覧



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