「エクソシストを堕とせない」愛月イムリ~かわいい天才画家の正体、その過去(元カレ)と人間関係など~

 今回は「ジャンプ+」で連載中の恋と希望のダークファンタジー「エクソシストを堕とせない」より、ヒロイン「愛月イムリ」について解説します。

 愛月イムリは魔王サタンから主人公の神父くんを篭絡すべく送り込まれた女性悪魔。

 当初は正体を隠し、サタンに狙われた人間の少女として主人公たちの前に現れました。

 悪魔の中でも特殊な立ち位置のキャラクターで、自由奔放でサタンの命令にも完全に従っているわけではありません。

 本記事ではそんな愛月イムリのプロフィールや正体(元ネタ)、その過去や目的を中心に解説してまいります。

「エクソシストを堕とせない」愛月イムリのプロフィール

 愛月イムリは本作のヒロイン。

 この作品では、魔王サタンから狙われることになったイムリを守るため、主人公の神父くんは彼女の護衛として同居生活を送ることになります。

 外見は赤髪でグラマラスな体型の美少女。

 日本とイギリスのミックスルーツの18歳で、既に天才画家として名を馳せ生計を立てているため、高校には通っていません。

 自由奔放な性格でコミュ力が高く、レアやバーバラなどイムリを警戒し疑っていた人間でさえ、あっという間に絆されてしまう異様な魅力の持ち主です。

 一方で生活能力は皆無で、同居生活中の家事は神父くんに一任していました。

「エクソシストを堕とせない」愛月イムリの正体(元ネタ)

 愛月イムリの正体はサキュバスの原種である悪魔リリン。

 魔王サタンの命令で神父くんを恋に堕とすためにやってきた刺客です。

 ただイムリはサタンの命令に忠実なわけではなく、元々神父くんが気に入らなければバックレるつもりでいました。

 ちなみにリリンとはユダヤ教における悪魔の一種で、リリス(リリト)がサタンとの間に設けた子供の悪魔に対する総称。

 人類の祖先とする説もあります。

 この作中では「魔王サタンの血統にして淫婦リリトの子孫」と名乗っており、彼女以外にも複数のリリンが存在しているようです。


「エクソシストを堕とせない」愛月イムリの能力(強さ)

 愛月イムリは悪魔ではありますが、生まれつき全く魔力を持ちません。

 その為、エクソシストの感知にも引っかかることなく、肉体を鑑定しても悪魔とは判定されないという特徴を持っています。

 戦闘能力は皆無ですが、何故か友人のキャサリン(キャス)が経営する娼館の女悪魔たちからは異様に恐れられていました。

 ファムファタール(運命の女、男を破滅させる魔性の女)と呼称される通り、男も女もあっという間に誑かしてしまう天性の魅力の持ち主。

 所謂、魅了(チャーム)の能力を持っているかのように周囲から語られることもありますが、彼女がそうした能力を使っている描写はなく、その魅力は能力ではない可能性があります。

 悪魔なのに魔力を持たない、という設定からして怪しく、愛月イムリは本当に悪魔なのか……?

「エクソシストを堕とせない」愛月イムリの目的

 愛月イムリの目的は、サタンから主人公の神父くんを恋に堕とすよう命じられていますが、それはイムリ自身の目的ではありません。

 イムリの目的は天使アザゼルを堕天させたような恋がしたい、というもの。

 その為、当初はサタンの命令であれ神父くんが気に入らなければ無視するつもりでいましたが、同居生活をする中で神父くんに恋をして、サタンの命令と自分の目的が一致した、という形です。

 主人公である神父くんを騙してきたことに罪悪感は持っていますが、

「いつか正体を明かしても 一言『ごめんね』って言ったら許してもらえるくらい 彼に好きなってもらおうと思ってるぜ」

 と開き直って悪魔のような発言しています。

 なお、サタンはイムリに神父くんを恋に堕とすよう命じていますが、それがどうして神父くんを倒すことに繋がるのか今一つ不透明で、サタンの命令にはイムリも知らされていない他の意図が含まれているものと思われます。


「エクソシストを堕とせない」愛月イムリの過去(元カレ)

 愛月イムリは神父くんと出会う以前、過去に複数の元カレがいたことが分かっています。

 元カレからは「この先何があっても一生君を守る」などと言われていたものの、結局悪魔だということがバレて破局したそう。

 イムリ本人は真剣に相手のことを愛していた(あるいは愛そうとしていた)ようですが、悉くその相手を破滅させてしまったことが作中で語られています。

 ちなみにコミックスのおまけでは「キャス」という人物とのSNSでのやり取りが掲載されていて、これを読んだファンからはこの「キャス」こそがイムリの元カレではと話題になったことも。

 結局、この「キャス」はイムリの親友で娼館を経営する女悪魔「キャサリン」の相性であったことが後に判明しています。

「エクソシストを堕とせない」愛月イムリの人間関係

 愛月イムリはサタンの配下ではありますが、必ずしもサタンに忠実ではなく、恋の為ならサタンの命令も無視する気でいます。

 ただサタンはそうしたイムリの思惑を見抜いた上で、彼女を駒として利用している模様。

 イムリは他の魔王たちには正体を隠して任務に臨んでいますが、女性魔王であるアスモデウスリバイアサンとはかねてからの知人で親しくしており、互いにその正体を認識しています。

 教会のエクソシストたちとも、正体がバレる以前は良好な関係で、特にレアやバーバラはイムリのことを疑いつつもイムリに好意を抱き、陰で苦悩していました。

 そして主人公である神父くんに対しては常にヒロインムーブ全開で、作中で徐々に恋愛感情を育んています。

 恋愛経験豊富な筈ですが、神父くん相手に時折見せるウブでピュアな様子は何なんでしょうね?



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