今回は言わずと知れた大人気漫画「呪術廻戦」から、何の説明もなく喋る『パンダ』として登場したキャラクター『パンダ』について考察していきたいと思います(うん、書いてて意味が分からない)。
パンダは呪術高専における主人公たちの先輩。前日譚である「東京都立呪術高等専門学校」にもしっかりと登場しています。
何の脈絡もなく学生たちの中に喋るパンダが紛れ込んでおり、登場時の説明も『パンダ』の一言だけ。出てきたときは『着ぐるみ?』『妖怪?』などとその正体に混乱したものです。
キャラ誕生の経緯を尋ねられた作者さえ『出オチ』と公言しているパンダの正体について、今回は出オチで終わらせずしっかりと語らせていただきます。
呪術廻戦、パンダってそもそもどんな奴?
基本プロフィール(誕生日、声優など)
誕生日 | 3月5日 |
所属 | 東京都立呪術高等専門学校2年 |
趣味・特技 | パンダグッズ収集 |
好きな食べ物 | カルパス |
苦手な食べ物 | 笹の葉 |
ストレス | パンダ以外の動物がチヤホヤされること |
声優 | 関智一 |
パンダは(基本的に)人間の学校であるはずの呪術高等専門学校にしれっと紛れ込んでいるパンダであり、登場時は読者のみならず作中のキャラクターでさえしっかり説明しろとツッコんだ出オチ専門キャラクターです。
実年齢は不明ですが一応2年生で、呪術師としても準2級術師として格付けされています(人間ではないのでどこまで権利や資格が認められているのかは不明ですが)。
外見はまんまリアルなパンダで、性別はオスです(性別に意味があるかどうかは不明ですが)。ただ、パンダのくせして笹の葉は嫌いなようです。
性格は多少悪ノリする気はあるものの優しく温厚、コミュ力も高いです。同級生の乙骨と真希の関係をカップリングして面白がるところなど、実に人間的。
しかし、「人間って気持ち悪いじゃん」といった発言もあり、価値観など本質的な部分は人間とは異なるようです。
スマホのタッチパネルも器用に扱うことが可能ですが、その手がどういう仕組みになっているのかは不明。多分作者も深く考えていないので考察しても無駄でしょう。
作中での活躍・立ち位置
パンダは今のところあまり見せ場らしい見せ場がありません。
唯一の見せ場は京都校との交流戦でメカ丸と人外対決をしたときだけ(内容は後述)。
実際、パンダが活躍しすぎると別の作品と勘違いされそうなので、今後もあまり活躍することはないでしょう(断言)。
どちらかというとパンダは、バトルなどでの活躍よりも作中の人間関係を円滑にする潤滑剤としての役割が期待されているように思いますし、実際パンダがいなければ比較的尖ったキャラクターの多い呪術高専メンバーはまともにコミュニケーションが取れないのではないでしょうか。
ちなみにパンダは同級生の真希から畜生扱いされ、普段は真希の呪具の持ち運びをさせられているようですが、パンダ本人はその扱いに特に不満はないようです。
やはり、こうした懐の広さがパンダ最大の魅力でしょうね。
パンダはパンダじゃない!? その強さ、能力
その正体は突然変異呪骸と言われていた(というか、赤ちゃん時代かわいい)
『パンダはパンダじゃない』
作中で唐突に明かされた衝撃の事実に、「いや、今まで散々パンダって言ってたじゃん!?」とツッコんだ方は私だけではないでしょう。
そう、パンダの正体はパンダではありません。
『突然変異呪骸(とつぜんへんいじゅがい)』、呪力のこもった人形が突然変異により自我を獲得したもの→と、当初は説明されていました。
実はパンダは突然変異ではなく、キチンと意図して作り出された完全自立型の呪骸だったのですが、ある理由からそのことを隠されていたのです(詳細は後述)。
作中では回想シーンでおしめをした小さなパンダが描かれていましたが、人形なのにどうやって成長したんでしょうかね。
普通に考えると呪骸としての核だけを別の人形に移し替えてるんじゃないか、って結論に至るんですが、その場合成長に応じた無数のパンダ人形を、あのグラサンで強面の夜蛾が作っていることに……危険な人形遊びだなぁ。
お兄ちゃん(ゴリラ)、お姉ちゃん(照れ屋・トリケラトプス?)とは?
パンダの戦闘方法は基本的に殴る、蹴るですが、呪骸としての核を切り替えることでモードチェンジをすることもできます。
パンダには3つの核があり、それぞれに自我が宿っているようです(詳細不明)。
一つ目はパンダ自身、バランス重視のパンダ核。
二つ目は短期決戦パワー重視のお兄ちゃん、ゴリラ核。
三つ目は照れ屋のお姉ちゃん(トリケラトプス?)。
京都校交流戦のメカ丸との戦いでは、ゴリラ核にモードチェンジしてゴリラっぽくなったパンダという可愛さのかけらもない形態になってメカ丸を打倒しています。
ちなみに必殺技は「激震掌(ドラミングビート)」、振動による防御不能の打撃です。
死滅回遊編でお姉ちゃんも登場し、トリケラトプスのような姿をしていることだけは判明しましたが……能力を発揮する間もなく鹿紫雲にズタズタにされてしまいました。
コミックス21巻でパンダは二つの魂の情報を失ったと明言されており、お姉ちゃんは何もできないまま退場してしまいます。
パンダを取り巻く人々
制作者(お父さん)夜蛾正道→完全自立型呪骸は作れる、パンダは夜我の実の息子?
パンダの製作者は東京都立呪術高等専門学校学長・夜蛾正道。
「傀儡呪術学」の第一人者とされる夜蛾であっても、パンダのように自我を持つ呪骸を意図して作り出すことはできない、と当初は考えられていましたが、実はこれは嘘。
パンダのような完全自立型の呪骸を意図して作れることが知られれば、呪術界の上層部に危険視され、利用されることは目に見えていました。
そのため、夜蛾はパンダをあくまで「突然変異」ということにしていたのです。
作中では少なくとも他に1体、タケルという完全自立型呪骸の存在が確認されています(同時に複数の呪骸の姿が見えましたが、それらすべてが完全自立型かどうかは不明)。
完全自立型呪骸の製作方法は、肉体(人の死体とか)の情報から魂の情報を複製し、互換性のある魂を呪骸核に3つ入れて互いを観察させること。これにより魂が安定して自我が芽生えるそうです。
ちなみに夜蛾はバツイチ。その時子供がいて、そして死んでしまったとしたら……パンダが実の息子の魂を複製して誕生したものという可能性もあるんですよね。
ちなみにパンダの夜蛾に対する呼称は「まさみち」、パパではありません。
また、パンダの呪術師としての給料は夜蛾に支払われ、それからお小遣いという形でパンダに支払われているそうです。
同級生(乙骨、真希、狗巻)
同級生4人組の中で、パンダはある意味バランサーです。
オドオドしていてコミュ力が低い乙骨(今は少し改善したかな?)、乱暴で姉御気質の真希、語彙がおにぎりの具しかない狗巻という3人を、上手くまとめているのがパンダです。
ある意味、実にパンダらしいマスコット的な立ち位置と言えるでしょうね(素直にかわいいと言えるかどうかは別にして)。
ちなみに乙骨と狗巻との関係は普通に友人ですが、真希からは畜生、舎弟扱いされている模様。
……まあ、パンダ(人形)と仲良く戯れるとかどう考えても真希のキャラじゃないので、そこはしかたないのかなぁ。
【まとめ】「呪術廻戦」キャラクター考察wiki~生死を含めた最新の状況は~
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