今回は「呪術廻戦」から、「天使」を名乗る千年前の術師「来栖 華(くるす はな)」ついて解説していきたいと思います。
来栖華は現時点(2021年7月時点)で、天元から「五条悟復活の鍵を握る存在」として紹介されただけのキャラクター。
開示された情報は少なく、その存在は謎に満ちています。
本記事では、現時点で判明している情報を元に可能な範囲で来栖華の正体について考察してまいります。
なお、新たな情報が入り次第、本記事は随時情報を更新してまいります。
「呪術廻戦」来栖華(天使)ってどんな奴?(声優未定)
引用元:少年ジャンプ公式サイト
基本プロフィール(名前、登場回など判明している情報)
来栖華は145話で天元の口から存在を明かされた術師です。
「死滅回游に参加している泳者の中に、『天使』を名乗る千年前の術師がいる」
「彼女の術式はあらゆる術式を消滅させる」
その内容からも物語の鍵を握る重要人物であることは間違いありませんね。
外見はやや内側にカールしたボブカットの女性で、見た目からは年齢が分かりにくいです。
最大の特徴は背中の羽と頭上の輪っか。コスプレって感じじゃなさそうですから、呪具か彼女の術式の一部なのでしょうね。
手に持ったラッパも、まさしく「黙示録のラッパ吹き」といった感じで「天使」らしいです。
獄門彊に封じられた五条悟復活の鍵を握る存在、死滅回游に泳者として参加
来栖華の存在は、獄門彊に封印された五条悟を復活させる鍵として天元の口から明かされました。
獄門彊には表と裏があり、表は羂索が裏は天元が所有しています。
封印の解放権限は表にしかありませんが、裏であっても特殊な方法を用いれば封印を解放することができるそうです。
その方法は、
①呪具:天逆鉾により術式を強制解除する
②呪具:黒縄により術式を相殺する
ですが、五条悟本人により①は11年前に破壊され、②も去年消されてしまっています。
そこで出てきた第三の選択肢こそ来栖華です。
③来栖華の術式により術式を消滅させる
そして現在、その来栖華は死滅回游に泳者として参加していることが判明しています……え? 何で参加してんの?(疑問の考察は後述)
「呪術廻戦」来栖華(天使)の強さ、能力
あらゆる術式を消滅させる術式の持ち主
来栖華は詳細こそ不明ですが、「あらゆる術式を消滅させる術式」を保有しています。
術式、つまりは異能や神秘の無効化能力と言えば、古今東西あらゆる物語で主人公格が保有している強能力。
物語の根幹を揺るがしかねないバランスブレイカーです。
逆に、この手の無効化能力の持ち主は他の能力を持たず、直接的な戦闘能力に欠けることが多いのですが、来栖華がどうなのかは今のところハッキリしません。
見た目からすると戦闘タイプには見えませんが、少なくとも無効化能力に加えて「羽で空を飛ぶ」術式を保有しており、死滅回游に参加していることからも、全く戦えないことはないのではないのかな、と。
手に持ったラッパの正体は? ヨハネの黙示録?
気になるのは来栖華が手に持つラッパです。
「天使」「ラッパ」とくれば、連想されるのは「ヨハネの黙示録」。
ヨハネの黙示録において、子羊(最も小さな者)だけが解くことのできる七つの封印、その最後の封印が解かれた時に現れるのが、ラッパを与えられた七体の天使です。
ラッパが吹かれるたびに世界に災厄がもたらされ、最後のラッパが吹かれた時、最終的な終末が訪れる、とされています。
恐らく呪術廻戦では、五条悟の封印を七つの封印とかけているのでしょうが、では天使によってもたらされる災厄は何を表しているのでしょう?
来栖華が持つ別の術式のことなのか、それとも五条悟の封印を解いた結果、最終的な終末が訪れるという暗喩なのか……
「呪術廻戦」来栖華(天使)は果たして味方なのか?
そもそも何故、死滅回游に参加しているのか? 羂索との関係は?
そもそも何故、来栖華は死滅回游に参加しているのでしょう?
死滅回游は言わば、逃げ場のない術者同士の殺し合い。普通に考えて参加するメリットがありません。
メインとなる参加者たちは、羂索によって術式を与えられ、参加を強制された者たち。来栖華はそれに該当しませんよね。
にもかかわらず参加しているということは、そこには羂索(ゲームマスター)が思惑が関わっているはず。
ここから先は推測ですが、恐らく羂索は天元が獄門彊の裏を持っていることに気づいている(あるいは所在を知っていると考えている)んじゃないでしょうか。
その上で、獄門彊の封印を解ける来栖華を死滅回游に参加させ、宿儺の器である虎杖たちを死滅回游に関わらせる囮として使っているのではないのかな、と。
もしそうだとすると、来栖華はどのような理由であれ羂索の制御下に置かれていることになりますが(千年前の術師だから、宿儺のように羂索が受肉させて蘇らせた?)……
敵? 味方? 全く見込みのない相手を天元様があてにするとは考えにくい
さて、来栖華の能力をあてにしている虎杖たちですが、果たして来栖華は敵なのか味方なのか。
彼女の協力を得ることが出来なければ、五条悟復活の道筋は断たれてしまいます。実質ラスボスの羂索から獄門彊の表を取り戻すのは現実的じゃないですし、かなり絶望的な状況ですね。
来栖華が死滅回游に参加していることを考えると、それが強制、誘導、協力のどれであれ、彼女は羂索の制御下にある可能性が高いです。
少なくとも、虎杖たちが無条件に協力を得られるような相手、状況でないことは確かでしょうね。
一方で、天元様が全く見込みのない相手をあてにするとは考えにくいですから、少なくとも来栖華が羂索の忠実な部下とか、そんなどうしようもない展開にはならないでしょう。
果たして来栖華はどういった立ち位置のキャラクターなのか、登場が待たれます。
【追記】174話のラストで傷つき倒れた伏黒の前にその姿を現しましたが……
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