今回は「ONE」先生原作の大人気作品「ワンパンマン」から、怪人協会のリーダー「サイコス(ギョロギョロ)」について解説したいと思います。
サイコスは原作版とリメイク版で若干立ち位置の異なるキャラクター。
原作では最初から怪人協会のリーダーとして振舞っていましたが、リメイク版では「ギョロギョロ」と名乗り、自らが育てあげた怪人王オロチをトップに据えて裏から怪人協会を操っていました。
とは言えバックボーンとなる設定に関して大きな変更はなく、その素顔(正体)やフブキとの過去についてはどちらの版でも共通しています。
本記事ではサイコスの過去や正体、その最後を中心に解説してまいります。
「ワンパンマン」サイコスってどんな奴?(声優含む)
基本プロフィール(災害レベル、声優など)
年齢 | 不明 |
身長 | 不明 |
体重 | 不明 |
怪人名 | サイコス(怪人協会のリーダーor参謀) |
災害レベル | 「竜」 |
声優 | (ギョロギョロ:子安武人) |
サイコスは怪人協会編(ガロウ編)で登場した怪人で超能力使い。
原作版では怪人協会のリーダーを務めていました。
不気味な一つ目の姿をしていますが、実はその姿はサイコスが遠隔操作で操っているダミー。
本体は緩やかに波打つ長髪と眼鏡が特徴の色っぽい美女の姿をしています(この姿は怪人協会の他の怪人たちにも秘密にしていたようです)。
詳しくは後述しますが、元々サイコスは人間で、同じ超能力者であったフブキとは旧知の仲。
あることが切っ掛けで精神に異常を来たし、現在は全人類の撲滅を目指して活動しています。
リメイク版では怪人王オロチを操り、その参謀役ギョロギョロとして登場
リメイク版では当初、怪人協会編において「サイコス」という怪人は登場していませんでした。
その代わりに、怪人王オロチというリメイク版オリジナルの怪人が怪人協会のトップに立ち、その参謀役として「サイコス」のダミー人形に似た姿を持つ「ギョロギョロ」という怪人が存在していました。
実はこの怪人王オロチを育て上げ、裏から操っていたのがリメイク版でのサイコス。
彼女本体はは原作版と同様地下1500mに潜み、ダミー人形(=ギョロギョロ)を通じてオロチと怪人協会をコントロールしていたのです。
「ワンパンマン」サイコスの過去(正体・フブキ)
かつてはフブキ率いる「異能研究会」の副会長として彼女を補佐
前述したとおりサイコスは元々人間です。
彼女はかつて、学生時代のフブキが会長を務めていた「異能研究会」の副会長で、フブキを慕い、献身的に補佐する少女でした。
当時のサイコスはフブキにも劣る程度の超能力者(フブキの念動力が大型トラックを持ち上げれるのに対し、サイコスは人間を持ち上げれる程度)。
当時から謀略に長けており、異能研究会が裏から牛耳るべくその会員を増やし、敵対する組織を傘下に加えるなど腹黒い一面があったようです。
ただフブキを慕う気持ちに嘘はなく、異能研究会の勢力拡大も、フブキの宿敵である姉タツマキに対抗するためのものだったようですね。
第3の眼により未来を視たことで精神に異常をきたす?
そんなサイコスが変わってしまった切っ掛けは、未来を見通す力「第3の眼」をサイコスが習得したこと。
彼女がその力で何を視たのかは分かっていません。
分かっているのは、未来を知ったサイコスが全人類の撲滅を訴えるようになったという事実だけ。
結果、フブキはサイコスの力を封印し、二人の間に深い因縁が刻まれることになりました。
ちなみに、フブキは決して道徳的な理由からサイコスの力を封印したわけではなく、自分がいずれ支配する人類を奪おうとしたサイコスを「敵」と見做して行動したようです。
「ワンパンマン」サイコスの最後(死亡or生きてる?)
原作版ではタツマキを追い詰めるもヒーロー協会に捕縛される
原作版でのサイコスは、タツマキによって正体を見破られ、地上に本体を引きずり出されます。
しかしその後、ホームレス帝やエビル天然水といった怪人たちと連携することでタツマキの隙をつき、タツマキを追い詰めることに成功。
圧倒的優位にたつサイコスたちでしたが、そこに現れたのは因縁の相手・フブキでした。
フブキと一対一で戦うサイコス。
出力的にはサイコスの方が圧倒的に上でしたが、念動力のコントロールでフブキが戦いを制し、サイコスはヒーロー協会に捕縛されることになります。
ガロウ編終了後、フブキは囚われのサイコスに面会し、彼女が「第3の眼」で何を視たのか尋ねますが、サイコスは怯えて何も覚えて繰り返すばかり。
そこにサイコスに止めを刺そうとタツマキが乱入し……色々ありましたが、とりあえずサイコスは生きてはいます。
リメイク版でもタツマキにボロ雑巾にされたが、まだ生きてはいる
リメイク版でも原作版同様、タツマキに地下から引きずり出されてしまうサイコス。
こちらのサイコスは、他の怪人たちとの連携ではなく、怪人王オロチと融合し「神」と接触したことで強大な力を手に入れ、タツマキを追い詰めます。
一時的ではありますがタツマキをも凌ぐ出力と技術を発揮したサイコスは、強すぎるとファンの間で話題になっていましたね。
ただ、最終的にはジェノスらの援護で窮地を脱したタツマキの全力の念動力により、サイコスは街ごとボロ雑巾のように絞られ、敗北してしまうことに。
それでも尚、サイコスはオロチを囮にしてちゃっかり生き延びていましたが、フブキに発見され原作同様ヒーロー協会に捕縛されてしまいます。
その後、未来視「第3の眼」に興味を持った「ツクヨミ」なる怪しげな組織に引き渡され、解剖されそうになりますがなんとかフブキとタツマキによって救出されています。
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