今回は「よつばと!」「あずまんが大王」の作者「あずまきよひこ」先生について解説します。
あずまきよひこ先生は兵庫県出身の男性漫画家。
空気系(日常系)漫画の先駆けとも言える存在で、のんびりした作風と高い画力に定評のある作家さんです。
若い頃は作風に似て自由気ままなエピソードの多いあずまきよひこ先生。
本記事ではそんな先生のプロフィールや素顔、噂されるアニメスタッフとの確執などを中心に解説してまいります。
「あずまきよひこ」先生のプロフィール
基本プロフィール(性別、年齢、出身地、大学など)
性別 | 男性 |
生年月日(誕生日) | 1968年5月27日 |
年齢 | 55歳(2024年3月時点) |
出身地 | 兵庫県高砂市 |
出身大学 | 神戸芸術工科大学芸術工学部視覚情報デザイン学科 |
あずまきよひこ先生は兵庫県高砂市出身の男性漫画家で本名は東清彦。
「あずまんが大王」「よつばと!」で知られる日常系漫画の先駆けとも言えるレジェンド作家です。
幼少期は野球や水泳好きなスポーツ少年で、中学3年生の時にようやく友人の影響で漫画やアニメに興味を持ち始めたそうです。
その後、高校2年生の時に同人サークルに所属し、「うる星やつら」の二次創作などを描いていました。
高校卒業後はアニメーターを志望し大阪芸術大学芸術学部映像学科に入学したものの、アニメ熱が冷めて僅か1年で中退。
ただ絵そのものは好きだったため、2年ほど美術系専門学校に通った後、神戸芸術工科大学芸術工学部視覚情報デザイン学科に入学。
大学では遊んでばかりだったそうですが、同人作家として活動しつつ、漫画家を目指して漫画賞へ投稿を行っていたそうです。
漫画家としての経歴
大学卒業に合わせて漫画家めざし投稿を繰り返していたものの、中々デビューに至らなかったあずまきよひこ先生は、当初イラストやアンソロジー作家として活動していました。
短編などは時折、雑誌などに掲載されており、この時期に発表した「Try!Try!Try!」が後の「よつばと!」の原型になっています。
そして1999年から月刊コミック電撃大王で四コマ漫画「あずまんが大王」の連載が開始され、これが後にアニメ化もされた大ヒット作に。
「あずまんが大王」連載終了後の2003年からはストーリー漫画「よつばと!」の連載を開始し、現在に至ります。
「あずまきよひこ」先生の素顔(写真)
あずまきよひこ先生はあまり表に出てくる作家さんではないので顔写真などはほとんど出回っていません。
上の写真は2002年先生が34歳の時に6時間耐久マラソンサイン会をした時のもの。
6時間ぶっ通しでサインをした後だというのに余裕の表情ですね。
サイン会に行った方の感想では、かなりゴツイ体型で、笑顔が素敵な落ち着いた雰囲気の男性だったそうです。
「あずまきよひこ」先生は結婚してる?(子供は)
あずまきよひこ先生が結婚しているか、また子供がいるかどうかについては分かっていません。
「よつばと!」を見ると、いかにも実際に子育てをした方の作品といった印象なのですが、こちらは姪っ子や知り合いの子供をモデルにしているそう。
2011年には自身のブログで、資料用に使って気に入った子供用の椅子を購入するのを子供がいないので躊躇っているとコメント。
詳しい状況は分かりませんが、実は独身という可能性もありそうです。
「あずまきよひこ」先生の画力(背景描写)
あずまきよひこ先生はキャラクターこそ描線のくっきりしたシンプルなアニメ絵ですが、実は背景描写はとても緻密で、その高い基礎画力に定評のある作家さんです。
「あずまんが大王」は四コマで書き込みが少なく、「よつばと!」も初期は背景のブランクが多めでしたが、巻数が進むにつ入れて徐々に背景の書き込みが緻密に。
しかもそれが、だんだんトーンすら使わなくなり、ほぼフリーハンドで描く様になっているのですから、改めて流れで変化を見てみると凄いことになっています。
もともと美大卒で画力が高かったというのもあるのでしょうが、先生はその画力を違和感なく漫画表現の中に落とし込むのが非常に巧み。
まさしく漫画でしか描けない表現というのが「よつばと!」にはあるように思います。
「あずまきよひこ」先生とアニメ化トラブル?
あずまきよひこ先生には、あるトラブルの噂が流れたことがあります。
それは「『よつばと!』がアニメ化されないのは、『あずまんが大王』アニメ化の際にアニメスタッフが先生を怒らせたからだ」というもの。
確かにファンからすると、数々の漫画賞を総なめにした大ヒット作「よつばと!」がいつまで経ってもアニメ化されないのは不自然に思えたのでしょう。
アニメ化に伴うトラブルは良く聞く話ですから、これは一時まことしやかに噂されていました。
しかし、これについてはあずまきよひこ先生自身が公式に噂を否定。
「あずまんが大王」のアニメスタッフとは特にトラブルになったことはなく、むしろ良好な仲だった、と。
また「よつばと!」がアニメ化されない理由についても触れており、「よつばと!」は繊細な日常描写が持ち味の作品で、それをアニメで表現するのは難しいためだと説明しておられました。
確かに言われてみればもっともな話なので、先生が忖度して否定コメントを出しているというわけではなく、アニメスタッフとのトラブルに関してはただのデマであったと思われます。
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