今回は少年ジャンプの大人気漫画「ブラッククローバー」から、人間とエルフ二つの魂をもつかわいい少女「ファナ」について解説します。
ファナはテロ組織「白夜の魔眼」の幹部「三魔眼」の一人。
肉体はダイヤモンド王国の魔導戦士候補として育てられていた少女のものですが、転生魔法により肉体をエルフの魂に乗っ取られていました。
最終的には人間とエルフの魂は分離し、それぞれ別の道を歩むことになるファナ。
本記事ではそんなファナそれぞれの過去と今後、その強さや魔法などについて解説してまいります。
「ブラッククローバー」ファナのプロフィール
基本プロフィール(年齢、誕生日、身長、血液型、声優など)/人間ベース
年齢 | 19歳(初登場時) |
誕生日 | 3月24日 |
身長 | 162cm |
血液型 | A型 |
魔法属性 | 炎(+鉱石) |
好きなもの | マルス、陽の光 |
出身地 | ダイヤモンド王国 |
声優 | M・A・O |
ファナはクローバー王国で暗躍するテロ組織「白夜の魔眼」の幹部「三魔眼(サードアイ)」の一人「憎悪のファナ」として登場した少女です。
炎の精霊サラマンダーを宿し、回復魔法さえ使いこなす強力な炎魔法の使い手ですが、登場当初はその二つ名の通り「憎悪」に支配されており、まともに会話ができる状態ではありませんでした。
実はファナは人間としてのファナとエルフとしてのファナの二人が存在し、エルフのファナは人間のファナの前世にあたります。
登場当初のファナはパトリの邪眼によって人間の肉体にエルフの魂が強引に転生しており、その影響で精神が不安定になっていました。
人間としてのファナ
人間としてのファナはダイヤモンド王国で生まれた少女です。
孤児出身で魔導戦士候補として国に拾われ、過酷な訓練を受けて育ちました。
非常に明るく心優しい少女でしたが、最終試験で幼馴染のマルスと殺し合いをさせられて死亡(詳細は後述)。
しかし炎属性の回復魔法を持っていたファナは奇跡的に息を吹き返し、興味を持った科学者に魔導石を取り付けられますが、死にかけのまま変化がなかったため結局捨てられてしまいます。
そこをリヒトに拾われ、邪眼による転生でエルフのファナの魂をに肉体を乗っ取られてしまいました。
エルフとしてのファナ(転生と復活)
エルフのファナは強引な転生の影響で精神が不安定になっており、当初はまともに会話ができる状態ではなく「憎悪のファナ」と呼ばれていました。
しかし本来の彼女は、人間のファナと同様に明るい少女。
アスタの反魔法などにより人間のファナの肉体からエルフの魂が分離させられた後、新たにサリーが作った複製体に転生した際は本来の明るい性格を取り戻していました。
ちなみに複製体の肉体年齢は15歳で、人間時より若干若返っています。
「ブラッククローバー」ファナの強さと魔法
稀有な炎属性の回復魔法と炎精霊魔法の使い手
ファナは稀有な炎属性の回復魔法の使い手です。
<炎回復魔法>
不死鳥の羽衣(フェニックスのはごろも)
傷を負った箇所を炎で包んで癒す回復魔法。
その回復能力は使い手によって異なり、2回目の転生を遂げ、あちら側の魔に触れたエルフのファナは、上半身が吹っ飛ばされても即座に回復するほどの異常な力を発揮していました。
加えてエルフのファナは炎の精霊憑き。
サラマンダーによる強力な精霊魔法を使うことができます。
<炎精霊魔法>
サラマンダーの吐息
サラマンダーが放つ強力な攻撃魔法。
サラマンダーの鉤爪
サラマンダーの爪に炎を纏わせた攻撃魔法。
ただ、エルフの魂が人間の肉体から分離した際にサラマンダーはファナから離れ、フエゴレオン団長を今代の宿主として選んだため、ファナが2度目の転生を遂げた際は使えなくなっています。
実験によって埋め込まれた二つ目の魔法属性
人間のファナはダイヤモンド王国の実験によりマルスのグリモワールの一部が自分のグリモワールに移植されており、マルスの鉱石魔法を使用することができます。
作中で使用した技は一種類だけ。
<鉱石創成魔法>
ハルパー
鉱石で出来た大量のナイフを飛ばす攻撃魔法。
これも2度目の転生を遂げたエルフのファナは使えない魔法ですね。
2度目の転生を遂げたエルフのファナは、炎精霊魔法と鉱石魔法の二つの強力な攻撃魔法を失った代わり、不死身ともいえる回復能力を手にした、という形です。
「ブラッククローバー」ファナ(人間)とマルス
前述した通り、人間のファナはダイヤモンド王国の魔導戦士候補として過酷な訓練を受けて育ちました。
彼女には共に魔導戦士候補として育てられたマルスという幼馴染がおり、二人は相思相愛の仲。
しかし、魔導戦士となる最終試験は候補者同士最後の一人まで殺し合うという非人道的なものでした。
マルスを死なせたくなかったファナは、そこでわざと攻撃を受けて死亡してしまいます。
その後、奇跡的に復活を遂げ、紆余曲折を経てエルフの魂に肉体を乗っ取られたファナは魔石を求めて魔女の森に襲来。
そこでマルスと再会を果たします。
なぜファナがそのようになっているかは分からなかったマルスですが、アスタと協力してファナを止め、邪眼から解放して人間としてのファナの人格を取り戻します。
ファナはその後、マルスと一時的に別れ、ダイヤモンド王国からの亡命者・ファンゼルと行動を共にしています。
マルスにはダイヤモンド王国を変えるという大仕事が残っており、それが終わったら一緒に平和な世界を見て回ろうと約束しています。
「ブラッククローバー」ファナ(エルフ)の復活とその後
エルフのファナは人間のファナの肉体から魂を分離させられた後、パトリが発動した大規模転生魔法によりサリーが作った複製体に2度目の転生を果たします。
転生したエルフの仲間たちと共に人間を滅ぼすため戦いますが、後にエルフ族に起きた500年前の悲劇の真相を知って、人間たちと和解。
黒幕である言霊の悪魔ザグレドが滅んだ後、他の転生エルフたちは転生魔法が解けて天に帰って行きましたが、ファナ達三魔眼は二度目の転生であったため複製体に魂が定着しており、そのまま現代で生きていくことに。
現在はラデスの死霊魔法でリヒトの複製体に魂を定着させられたパトリとともに、エルフの隠れ里エリュシアで暮らしているようです。
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