「ブラッククローバー」ゾラ・イデアーレ~実は「黒の暴牛」の団員だったマスク男、その強さ(魔法)と素顔(正体)、現在など~

 今回は少年ジャンプの大人気漫画「ブラッククローバー」から、黒いマスクで口元を覆った怪しい男「ゾラ・イデアーレ」について解説します。

 ゾラはロイヤルナイツ選抜試験編から登場した魔法騎士で、登場時はザクスという別に人間に成り代わり周囲を欺いていた男。

 見た目も言動も怪しさ全開だったのですが、後に彼が「黒の暴牛」に所属するアスタたちの先輩魔導士であり、熱い想いを抱えたダークヒーローであったことが判明します。

 本記事ではそんなゾラのプロフィールや正体、その強さ(魔法)などを中心に解説してまいります。

「ブラッククローバー」ゾラのプロフィール

基本プロフィール(年齢、誕生日、身長、血液型、声優など)

年齢25歳(初登場時)
誕生日12月19日
身長176cm
血液型A型
魔法属性
好きなものシチュー、父さん
出身地恵外界
声優緑川光(少年時代:水樹奈々)

 ゾラ・イデアーレはロイヤルナイツ選抜試験編から登場したキャラクター。

 試験におけるアスタミモザのチームメイトですが、当初はその名を「紫苑の鯱」副団長のザクス・リューグナーだと偽っていました。

 外見は逆立ったボサボサの頭に黒いマスク、ギザギザの歯といかにもな悪人面。

 口が悪く、常に人の感情を逆なでするような態度をとる問題児です。

 しかし言っていること自体は正論が多く、自分が負かした相手への暴言も、よくよく聞けば問題点・改善点を指摘する一種のアドバイスとなっていました。

 そんな二面性のあるゾラですが、ロイヤルナイツ選抜試験終了後、彼がザクスに成り代わっていた偽物であったことが周囲に知れ渡ります。

偽物魔法騎士? → 実は魔法騎士団「黒の暴牛」の一員だった

 ザクスを名乗っていたゾラの正体は、アスタたちと同じ「黒の暴牛」に所属する魔法騎士。

 ゾラは元々民衆を苦しめる悪徳魔法騎士を退治するダークヒーローのような活動を行っていたのですが、このことを面白がったヤミ団長にスカウトされ、強制的に「黒の暴牛」に入団させられていました。

 しかし、過去のある事情から魔法騎士そのものに不信感を抱いていたゾラは「黒の暴牛」のローブを身に纏うことなく、団とも距離を置くことになります

 その後、ロイヤルナイツ選抜試験でアスタと共闘したことが切っ掛けで、幼い頃胸に抱いた魔法騎士への憧れを思い出したゾラ。

 彼はロイヤルナイツ結成の日に「黒の暴牛」の一員、ゾラ・イデアーレとして改めて皆の前に姿を現したのでした。


「ブラッククローバー」ゾラの強さ(魔法)

 ゾラは罠(トラップ)魔法の使い手です。

 罠という魔法属性があるわけではなく、彼の属性は「灰」。

 灰を使って魔法陣を描き、一定の条件下で魔法を発動させる特殊な技術を得意としています。

 ゾラがこうした罠魔法を使う理由は単純明快で、彼が下民出身で魔力が少ないから。

 少ない魔力で魔法騎士と戦うため、入念な事前準備が必要となるものの、高い効果が期待できる罠魔法を駆使しているのです。

 ゾラの罠魔法にはいくつかの種類があり、即席で準備できるのは次の3種。

括り罠系
魔法陣に触れた相手を括りつける罠。

落とし穴系
単純明快な落とし穴。

地雷系
簡単な攻撃魔法を発生させる。

 また、かなりの事前準備が必要となるものの、特に効果が大きいゾラの得意技がカウンター罠魔法。

カウンター罠魔法
発動時に周囲の魔法を吸収し、速度・威力を倍にして相手に跳ね返す。
ただし、跳ね返すにはその魔法以上の魔力を罠に込めている必要がある。

 切り札としてゾラは自分の肉体に、このカウンター罠魔法の魔法陣を描いていますが、これは常に自分を魔力で攻撃しているようなもので、相当なリスクを伴う荒技です。

「ブラッククローバー」ゾラの過去(父親)

 ゾラが悪徳魔法騎士を狩るようになったのには、彼の父親が関係しています。

 父親の名はザラ・イデアーレ。

 魔法騎士団「紫苑の鯱」に初の下民出身魔法騎士として所属する正義感溢れる男性でした。

 しかしそんな父は、ある日戦場で彼を疎ましく思う貴族の同僚に後ろから魔法で撃たれて命を落としてしまいます。

 父の死の真相を知ったゾラは、以降横暴に振舞う魔法騎士を「ニセ魔法騎士」と呼んで憎むようになります。

 そして父が憧れた魔法騎士の誇りを守るため、そんな「ニセ魔法騎士」たちを見つけ出し、密かに退治するようになったのです。

 ちなみにゾラの今のマスク姿は、父親がプレゼントしてくれた人形「正義の使者 スーパー魔導士ゾラさん」がモデルとなっています(口が悪いというのも、父親が作った設定が元になっているようですね)。


「ブラッククローバー」ゾラの素顔

 常にマスクで口元を覆っているゾラ。

 そのマスクの下の素顔は今のところ本編では明かされていません。

 唯一の例外は129話のゾラの過去回想で、そこでは少年時代のまだマスクをしていないゾラの姿が描かれています。

 髪も今のように逆立っておらず、パッと見た限りでは大人しそうな雰囲気の中々の美少年。

 その当時から順当に育っていれば、現在のゾラも美形なのではと思われますが……現在のいかつい目つきと鋭い牙を見るに、あまり順当には育っていなさそう。

 大人の顔立ちって、遺伝子だけじゃなく育った環境とかにも影響を受けますしね。

 まあ、ゾラとマスクはセットっていうか、顔の一部みたいなもんですから、今更素顔がどうとかは……ね。

「ブラッククローバー」ゾラの現在

 ロイヤルナイツとして活動した白夜の魔眼編終了後、物語の舞台がハート王国やスペード王国に移ってからは登場シーンが少なくなったゾラ。

 長期にわたって全く登場せず、ファンの間ではどうなったのか不安の声も上がっていましたね。

 仲間たちがハート王国での修行に入って以降、ゾラはマグナと行動を共にしていました。

 魔力の低さからハート王国の魔言術式を習得できずにいたマグナは、同じ下民で魔力が低いにも関わらず独自の魔言術式を使いこなすゾラに弟子入りを志願。

 ゾラもマグナを気に入って弟子入りを許可します。

 密かに新たな技を生み出し、力を蓄えていた二人は、漆黒の三極性との戦いの最終局面において登場し、仲間たちとともにヤミ団長の救出に加わっていました。



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