「ブラッククローバー」マグナ・スウィング~実はイケメンなヤンキー魔導士、その強さと覚醒(術式)、ラックとの関係など~

 今回は少年ジャンプの大人気漫画「ブラッククローバー」から、トサカヘッドのヤンキー魔導士「マグナ・スウィング」について解説します。

 マグナは魔法騎士団「黒の暴牛」に所属するアスタたちの先輩魔導士。

 魔導士としての才能には恵まれず、ハート王国編では魔力量の低さを理由に一時戦線から離脱していましたが、その後独自の技を編み出し、敵の首魁の一人であるダンテを単独で撃破する大戦果を挙げた不屈の漢です。

 本記事ではマグナのプロフィールや人間関係、その強さ(魔法)やスペード王国編での覚醒を中心にその魅力を語ってまいります。

「ブラッククローバー」マグナのプロフィール

基本プロフィール(年齢、誕生日、身長、血液型、声優など)

年齢18歳(初登場時)
誕生日4月7日
身長169cm
血液型B型
魔法属性
好きなもの辛いもの、漢(おとこ)
出身地恵外界・ラヤカ村
声優室元気

 マグナ・スウィングは魔法騎士団「黒の暴牛」に所属するアスタたちの先輩魔導士です。

 外見はサングラスと二色に染め分けられたトサカヘッドが特徴のオールドタイプのヤンキー青年。

 ヤンキーらしく誰でもとりあえず突っかかる習性の持ち主ですが、気に入った人間には積極的に世話を焼く面倒見の良い性格をしています。

 野球をモチーフにした炎魔法を使う魔導士で、新入団員には洗礼の儀と称して彼の魔法を一発処理させているようですが、マグナが勝手にやっているだけなので実はする必要はありません。

 輩(やから)風の風貌をしたヤミ団長のことを心から慕う自称舎弟筆頭で、しばしば団長と共に賭博場に赴いては仲良く身ぐるみを剥がされています。

 ちなみに箒(もはや見た目はただの魔改造バイク?)の名前は「紅零爾威災駆乱号(くれいじーさいくろんごう)」。

素顔は実はイケメン(かっこいい!)

 典型的なヤンキー顔のマグナですが、実はグラサンを外し、髪を下ろした素顔は案外イケメンです。

 基本敵にボコボコにされた時ぐらいしかそうなることはないのですが、アスタの腕の治療のためにラックとダンジョン攻略した直後(102話)には、その無駄にイケメンな素顔を存分に晒していました。

 ラックとともに「魔宮攻略を経てとてつもなく強くなっちまった」とのことですが、この回はあくまでギャグ回なので、実際にパワーアップしているわけではありませんし、キャラ変も一瞬だけ。

 イケメンマグナのファンの方は、敵が存分にマグナをいたぶってくれることに期待するしかありませんね。


「ブラッククローバー」マグナの人間関係(ヤミ・ラック・ゾラ)

ヤミ団長の舎弟筆頭

 マグナはヤミ団長の舎弟筆頭を自称し、彼のことを心から慕っています。

 マグナは下民出身で魔力量には恵まれておらず、またアスタの反魔法のように特別な力を持っているわけではありません。

 そんな何の取り柄もない自分が「黒の暴牛」に入れたことをマグナは疑問に思い、ある日ヤミに問いかけます。

「オマエが一番根性ありそーだったから」

 マグナはただ一つの取り柄を認めてくれたヤミ団長を信じ、根性では誰にも負けられないと心に誓っています。

ラックとは良き喧嘩仲間でありライバル

 「黒の暴牛」の同期で天才的な雷魔法の使い手であるラックとは、良き喧嘩仲間でありライバルです。

 才能でも実力でも常にラックが先を行き、マグナはいつもラックにからかわれているように見えますが、実際には互いに認め合い、強烈に意識し合う関係。

 ラックは本能的にマグナの可能性を感じ取っており、マグナもそんなラックに置いて行かれるものかと走り続けています。

 白夜の魔眼編でエルフ化したラックを止めるため、マグナがバネッサと共に決死の覚悟で立ち向かうところは、二人の関係性が良く表れた名シーンだと思います。

ゾラは魔言術式の師匠

 ゾラはマグナにとって魔言術式の師匠にあたります。

 仲間たちがハート王国で、ハート王国独自の魔言術式を学びパワーアップしている際、マグナはその魔力量の低さからハート王国の術式は使えないと落第を告げられてしまいます。

 そんなマグナが縋ったのが、彼と同じ下民出身にも関わらず魔言術式を使いこなすゾラでした。

 ゾラの下で人と魔について深く学び、独自の真言術式を編み出したマグナは、この後、漆黒の三極性ダンテ相手に大金星をあげることに成功します。

 ちなみに、ゾラがマグナに協力した背景には、ゾラの父親がマグナと同じ「下民出身の炎の魔導士」であったことも影響していたと思われます。


「ブラッククローバー」マグナの覚醒(VSダンテ)

 マグナ最大の魅せ場がスペード王国編の終盤、漆黒の三極性の一人・ダンテとの一騎打ちです。

 ダンテは最上位悪魔ルチフェロを宿す悪魔憑きで、かつてヤミ団長とアスタが二人がかりで辛うじて倒した強敵。

 魔法騎士団「翠緑の蟷螂」団長・ジャックがボロボロにされ追い詰められる中、マグナはゾラと共に戦場に現れ、ダンテに一騎打ちを挑みます。

 魔力量からマグナを雑魚と決めつけていたダンテでしたが、マグナが半年がかりで編み出した魔言術式「魂炎鎖死決闘」によって強制的にマグナと魔力を等分されることに。

 魔力量では互角となったものの、魔法特性と悪魔の再生力でマグナを押し切ろうとするダンテでしたが、しぶといマグナを仕留めきれずにいる内に魔力切れを起こしてしまいます。

 そして最後は、根性で勝るマグナの拳がダンテの顔面にカウンターとなって決まり、見事マグナは敵の首魁相手に大金星をおさめたのでした。

「ブラッククローバー」マグナの強さ(魔法)

 マグナは野球をモチーフにした炎魔法を使う魔導士です。

 下民出身で魔力量が低く、攻撃力は低い上に持久戦には不向きと才能には恵まれていませんが、意外に小器用で多芸。

 様々に工夫を凝らした魔法(技)と根性で戦うタイプの魔導士です。

 マグナが作中で使用した魔法は次の通り。

爆殺轟炎魔球(ばくさつごうえんまきゅう)
爆発する炎の玉を投げる基本攻撃魔法。

爆殺散弾魔球(ばくさつさんだんまきゅう)
爆殺轟炎魔球の散弾版。

獄殺散弾魔球(ごくさつごうえんまきゅう)
爆殺散弾魔球の上位魔法。

極殺消滅魔球(ごくさつしょうめつまきゅう)
消える魔球。敵の目の前で一瞬消えて再出現し、防御のタイミングを外す魔法。

時限爆殺散弾魔球(じげんばくさつさんだんまきゅう)
時限式で爆発する魔法。

愚乱怒守羅夢(ぐらんどすらむ)
炎でバットを作り、それで火球を撃ち出す魔法。

炎縄緊縛陣(えんじょうきんばくじん)
炎で縄を作り、敵を拘束して魔法を封じる。

博打走塁(ばくちそうるい)
炎を足に纏わせ、脚力を強化する魔法。

裏炎魔法 魂炎鎖死決闘(そうるちぇーんですまっち)
ゾラとの修行で編み出した完全オリジナルの魔言術式。
相手に特殊な炎弾を撃ち込み、そこから飛び出た鎖で自分と相手の魂を繋ぎ、強制的に魔力を等分する魔法。
鎖は両者の魂が具現化したものなので、無理に切れば魂がダメージを負う。
仕込みだけで半年もかかる。

 裏炎魔法は凄い切り札ではあるのですが、仕込みに半年もかかるのではコストが重すぎですね。

 ゾラの罠魔法のように、もう少しコストの軽い魔言術式を覚えれば……いや、マグナはこういう刹那的な生き方の方が似合ってるのか?

 今度マグナがどういった方向に成長するのか、要注目です。



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