「ブラッククローバー」言霊の悪魔ザグレド~500年前から続く事件の黒幕、その強さ(魔法・序列)や作中での行動(死亡)~

 今回は少年ジャンプの大人気漫画「ブラッククローバー」から、言霊の悪魔「ザグレド」について解説します。

 ザグレドはクローバー王国で500年前から続くエルフ族との争い、白夜の魔眼編の全ての元凶であった上位悪魔。

 作中では人間やエルフ族を操り「四つ葉の魔導書」の魔導書の持ち主を絶望させることで「五つ葉の魔導書」を生み出し、こちら側の世界に受肉しようと目論んでいました。

 本記事ではそんなライアのプロフィールや強さ(魔法・序列)、作中での暗躍や最期(死亡)を中心に解説してまいります。

「ブラッククローバー」ザグレドのプロフィール

基本プロフィール(声優など)

年齢不明
誕生日不明
身長不明
血液型不明
魔法属性言霊
好きなもの不明
出身地冥府
声優森久保祥太郎

 言霊の悪魔ザグレドは「冥府」と呼ばれる別次元からやってきた上位悪魔。

 黒い表皮のようなもので覆われた細長い身体つきの、いかにも悪魔らしい見た目をしています。

 性格はただただ邪悪。

 自分の欲望のために他人を騙し弄び、絶望する様を嘲笑う姿はまさしく人々が思い描く悪魔そのものです。

 当人が登場していた「白夜の魔眼」編ではザグレドという個体名は明かされておらず、後に「スペード王国」編において最上位悪魔ルチフェロの発言によりその名が判明しました。

500年前から続くエルフ族との争いの黒幕

 言霊の悪魔ザグレドは「白夜の魔眼」編の黒幕。

 クローバー王国で500年前から続く人間とエルフ族の争いを生み出した全ての元凶です。

 500年前、後に初代魔法帝と呼ばれることになるルミエルと、エルフ族の長リヒトとの友情により手を取り合おうとしていた人間とエルフ族。

 しかしこちら側の世界に魂の身の状態で現れたザグレドが暗躍し、二つの種族に決定的な亀裂を生じさせてしまいます。

 ザグレドの目的はこちら側の世界に完全な受肉を果たすため、「四つ葉の魔導書」の魔導書の持ち主を絶望させて「五つ葉の魔導書」を生み出し、手に入れること。

 「四つ葉の魔導書」の魔導書の持ち主を絶望に落とすために、二つの種族は騙され、争わされることになってしまいました。


「ブラッククローバー」ザグレドの強さ(魔法・序列)

口にした事象を現実にする「言霊魔法」

 言霊の悪魔ザグレドが使う魔法は「言霊魔法」。

 口にした事象を現実にするというチート魔法です。

 「刃の嵐」「真空の壁」「雷の矛」など名詞を口にすればそれに対応した事象が顕現し、「こっちへ来なさい」「潰れなさい」などと命令すればその通りの現象を引き起こすことができます。

 非常に強力な魔法ですが当然制限もあり、自分以外の生物に直接魔法で働きかけることはできません。

 要は「死になさい」は無しということです。

 まあそれにしたって、応用力が高くて強いことは間違いありませんけどね。

「五つ葉の魔導書」を手にした上位悪魔

 ザグレドは悪魔の階級で言えば、後に登場するルチフェロたち最上位悪魔には及ばない上位悪魔。

 強いことは強いのですが、インフレが進む少年漫画のお約束というべきか、ザグレドより格上の悪魔は数多く登場しています。

 ただそもそも悪魔自体、普通の魔法が通じにくい性質を持っているため、アスタヤミ団長のような冥域か、ユノノエルのような聖域の魔法でないと倒せない上、基本的な魔力量は人間より遥かに上。

 最上位でなかろうと弱いはずがありません。

 しかも作中で登場した最上位悪魔たちは、悪魔憑きなど人の身体を借りて実体化している状態で、こちら側の世界では十全に力を振るえない者が大半。

 それを考えると、最終的に「五つ葉の魔導書」を手にして受肉を果たしたザグレドは、こちら側の世界では最上位悪魔にも決して劣る存在ではなかったのではないでしょうか。


「ブラッククローバー」ザグレドの暗躍(過去)

 ザグレドのこちらの世界での暗躍は500年前に遡ります。

 王族ルミエルとエルフの長リヒトの友情、そしてリヒトと王女テティアの結婚により、互い手を取り合おうとしていた人間とエルフ族。

 しかしこちら側の世界に魂のみの状態で現れたザグレドが当時のクローバー王国の大臣へ憑依し、国王を唆してエルフ族を攻撃させてしまいます。

 それによりエルフ族はリヒトを残して全滅。

 襲撃にルミエルが開発した魔道具が使われていたことから、彼に裏切られたと思ったリヒトは絶望。

 彼が持つ四つ葉の魔導書は五つ葉へと変化、その肉体をザグレドに奪われそうになってしまいます。

 しかしその直前にルミエルが駆け付け、ルミエルが裏切っていなかったことを知ったリヒトは、ザグレドに肉体を明け渡さないために禁呪を使って自らを魔神化。

 魔神はルミエルに倒され、ザグレドの魂はセクレの「封緘魔法」により封印されてしまいます。

 しかしこの時、ザグレドは死んだエルフたちの魂を未来に送り、パトリに転生魔法を使うよう仕向けることで、自分が受肉するための企てを走らせていたのです。

「ブラッククローバー」ザグレドの最期(死亡)

 ザグレドの禁呪により現代に転生したパトリは、リヒトが復讐のために自分を転生させたのだと誤解。

 テロ組織「白夜の魔眼」を組織し、各地に散らばる魔石を集めて禁呪を発動し、エルフ族の魂を現代に転生させます。

 そしてこの時、ザグレドは転生したエルフのロンネに憑りつき(実はその前にはパヴァルにも憑りついていた)、受肉のための機会をうかがっていました。

 そしてザグレドは影の王宮でユノから魔石を奪い、ライアに嘘を見破られたタイミングで正体を現し、魔石の力を使って不完全ながら受肉。

 パトリに真実を伝えることで絶望させ、五つ葉へと変化した彼の魔導書を奪うことに成功しました。

 その後、影の王宮を出て現世へと至ろうとしたザグレドでしたが、その場に駆け付けたヤミ団長と転生したリヒト、封印から解かれたルミエル、アスタの力で自我を取り戻したパトリ、そしてアスタ、ユノ、セクレらが立ちふさがり、最終的にアスタに心臓を切り裂かれたことで消滅していきました。



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