今回は少年ジャンプの大人気漫画「ブラッククローバー」から、かわいい雷小僧にしてバトルマニア「ラック・ボルティア」ついて解説します。
ラックは魔法騎士団「黒の暴牛」に所属するアスタたちの先輩魔導士。
見た目こそ幼い雰囲気の美少年ですが、その本性は強者と見ればすぐに戦いを仕掛ける生粋のバトルマニアです。
本記事ではそんなラックのプロフィールや強さ(魔法)、今の人格を形成する契機となった母との過去や悪友マグナとの関係性などを深掘りしてまいります。
「ブラッククローバー」ラックのプロフィール
基本プロフィール(年齢、誕生日、身長、血液型、声優など)
年齢 | 18歳(初登場時) |
誕生日 | 10月11日 |
身長 | 167cm |
血液型 | O型 |
魔法属性 | 雷 |
好きなもの | 強い者、ちょっかい |
出身地 | 平界イボン |
声優 | 村瀬歩 |
ラック・ボルティアは魔法騎士団「黒の暴牛」に所属するアスタたちの先輩魔導士です。
見た目は金髪に青い瞳の幼げな雰囲気の美少年ですが、その中身は強敵と見れば誰でも戦いをしかける生粋のバトルマニア。
同期のマグナとは喧嘩仲間兼ライバルで、いつもバチバチやり合っています。
平民出身の魔導士ながら貴族をも凌ぐ魔力と高い感知能力を持つ戦いの天才ですが、同時に協調性皆無で手加減を知らない問題児。
魔法騎士団の入団試験では必要以上に対戦相手を叩きのめしたことを騎士団長たちから問題視され、実力はあれど「黒の暴牛」しか受け入れ先がなかったという困ったちゃんです。
ついた二つ名は「狂嬉のラック」。
アスタたちに救われ徐々に仲間意識が芽生えていく
登場当初は自分勝手で個人行動ばかり、仲間のことより自分の戦いを優先させていたラック。
そんな彼が変わるきっかけとなったのは、アスタとノエルと共に受けた迷宮攻略任務でした。
強敵の存在を感知したラックはアスタたちを無視して一人迷宮の奥へ進み、ダイヤモンド王国の魔導士と交戦を始めてしまいます。
敵が放った毒によって窮地に陥るラックでしたが、そんな彼を救ったのは置いてきたはずのアスタでした。
それでも尚、自分勝手に一人で戦い勝利しようとするラックに対し、自分も勝手にラックを助けると宣言するアスタ。
そんなアスタの姿に、自分にも「頼っていい仲間」がいたことを自覚し、徐々に彼らへの仲間意識が芽生えていくのでした。
「ブラッククローバー」ラックの強さ(魔法・技)
ラックは天才的な雷魔法の使い手です。
その戦闘スタイルは雷を身に纏ったスピードタイプで、攻撃力や魔力、魔法の応用力も高水準。
加えて魔力の感知能力がずば抜けて高く、回避能力も突出しています。
ラック以外で雷魔法の使い手と言えばハート王国の精霊守リーダー・ガジャがいますが、そのガジャからもセンスの高さを称賛され、彼が習得に2年かかった真雷魔法を僅か半年で習得していました。
流石に単純な魔力量では王族に一歩劣るでしょうが、それ以外の面では作中屈指の才能の持ち主と言えるでしょう。
そんなラックが作中で使用した魔法(技)は次の通り。
雷創成魔法・雷神の長靴
足に雷で出来た魔法の靴を創り出し、高速移動を可能とする魔法。
雷魔法・迅雷の崩玉
基本的な遠距離攻撃魔法。
真雷魔法・雷霆(ケラノウス)
ハート王国での修行で身に着けた魔法。
足元に五重の魔言術式を生み出し、自分自身を稲妻として打ち出す攻撃魔法。
雷究極魔法・雷霆刹那戦鬼(らいていせつなせんき)
エルフとの修行で習得した究極魔法。
膨大な雷の魔力を身に纏い、自分自身の攻撃力と速度を爆発的に高める魔法。
<合体魔法>
炎雷爆陣砲
マグナとの合体攻撃魔法。
神鳴の矢
ロイヤルナイツ選抜試験でクラウス、プーリーと即興で生み出した合体魔法。
後だし無意味の超速攻撃魔法だが、撃った後はコントロールが効かず、対戦相手に利用されて敗北することに。
「ブラッククローバー」ラックの過去
ラックが今のようなバトルマニアとなったのには、今は亡き母親との過去が影響しています。
幼い頃のラックは出来が悪く、いつも笑顔を浮かべている不気味な子供として母親に叱られていました。
元々の性質か、それとも難しい子育ての中でそうなってしまったのかは不明ですが、母親はどうもかなりヒステリックな性格だったようで、ラックにかなり厳しく当たっていたようです。
そんな母親が唯一ラックを褒めてくれたのが、魔法で貴族に勝った時。
「勝って勝って……」
「勝ち続けなさい……!」
勝たないと母さんに認めてもらえない。
母さんに認めてもらえないと、僕は一人ぼっちだ。
母が亡くなった後も母親の言葉はラックを呪いのように縛り続け、ラックはますます戦いへ執着するようになったのです。
「ブラッククローバー」ラックとマグナ
ラックとマグナは悪友であり最高のライバルです。
彼らは「黒の暴牛」の同期ですが、ラックは当初、実力で劣るマグナのことを見下していました。
しかしラックの本能はマグナの可能性を感じ取り、その成長を楽しむようになっていきます。
才能で勝るラックを強烈にライバル視するマグナ。
そしてどんな障害があろうと必ず這い上がってくるとマグナを信じるラック。
二人の関係性はアスタとユノのライバル関係にも似ていますね。
248話でハート王国での修行にマグナが魔力不足でついて来れないと判明した時も、
「僕だけ強くなってるね~」
とマグナを挑発するラック。
「これでもう強くなれないっていうんなら」
「アイツはその程度のヤツだったってことだよ」
しかしその言葉の裏には、マグナなら必ず諦めず強くなって戻ってくるという確信がありました。
そして漆黒の三極性との決戦においてマグナは見事その期待に応え、大きく躍進することになるのです。
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