今回は少年ジャンプの大人気漫画「ブラッククローバー」から、かわいいテンプレツンデレヒロイン「ノエル・シルヴァ」について解説します。
ノエルは主人公のアスタと共に魔法騎士団「黒の暴牛」に所属する少女。
登場当初は王族でありながら魔力の制御ができないことを理由に落ちこぼれの烙印を押されていましたが、作中でその潜在能力を開花させ、心身ともに大きく成長を遂げています。
本記事ではそんなノエルのプロフィールに加え、その強さ(魔法・覚醒)、家族(母・兄弟)やアスタとの関係を中心にその魅力を深掘りしてまいります。
「ブラッククローバー」ノエル・シルヴァのプロフィール
基本プロフィール(年齢、誕生日、身長、血液型、声優など)
年齢 | 15歳(初登場時) |
誕生日 | 11月15日 |
身長 | 161cm |
血液型 | O型 |
魔法属性 | 水 |
好きなもの | 甘いもの、小憎らしくて可愛いもの |
出身地 | 王貴界 |
声優 | 優木かな |
ノエル・シルヴァはアスタと同期で魔法騎士団「黒の暴牛」に入団した少女。
銀髪ツインテールと勝ち気そうな目つきが特徴の美少女です。
クローバー王国の王族の一つであるシルヴァ家の出身で、登場当初はアスタらに対して「気安く話しかけないで、魔力の乏しい下民の小虫が」などと中々ファンキーで尊大な態度を取っていました。
ただ実際のノエルは公明正大で心優しい少女であり、尊大な態度は舐められないように強がっていただけ(詳しい理由は後述)。
自分を受け入れてくれたアスタや「黒の暴牛」の仲間たちのことを何より大切に思っていますが、中々それを素直に口に出せないオールドタイプのテンプレツンデレガールと言えるでしょう。
王族でありながら魔力の制御ができず、落ちこぼれの烙印を押された少女
この世界では一般的に王族や貴族は優秀な魔導士の才能を持っています。
しかしノエルは、強大な魔力を持ちながらそれを全く制御することができず、ほとんどまともに魔法の使えない落ちこぼれ。
家族から蔑まれ、虐げられて育ってきました。
ノエルが尊大な態度を取り、強がっているのはこうした過去に由来しています。
そして周囲から虐げられていたからこそ、優しくしてくれた相手にはすぐ絆されてしまうチョロい少女になってしまったようです。
ちなみに、シルヴァ家の他の兄弟は兄ノゼルが団長を務める「銀翼の大鷲」に所属していますが、ノエルはそこに所属することを許されず、ヤミ団長に拾われて「黒の暴牛」に所属しています。
「ブラッククローバー」ノエル・シルヴァの強さ(魔法・技・覚醒)
徐々に魔力制御を向上させ魔法(技)を習得
登場当初は魔力制御が全くできなかったため、箒にも乗れず、魔力を暴発させて大量の水を溢れさせることしかできなかったノエルですが、物語の中で徐々に成長し、魔力を制御できるようになっていきます。
そもそもノエルが魔力を制御できなかったのは、彼女が人を傷つけることを過度に恐れていたためと言われており、「黒の暴牛」での精神的な成長も魔力制御向上に一役買っています。
これまでノエルが作中で使用した魔法(技)は次の通り。
海竜の水鞠
水の塊を飛ばす基本攻撃魔法。
海竜の巣
水のバリアで自分や味方をドーム状に覆う防御魔法。
海竜の揺り篭
水のバリアで自分たちを多い、水中を移動する魔法。
海竜の咆哮
巨大な水の龍を作り出す本格的な攻撃魔法。
威力は大きいが、反面燃費があまり良くない。
またこれ以外にもノエルは2つ新たな魔法(技)を習得し、覚醒とも呼べる飛躍的な成長を遂げています。
ノエルの覚醒1.海神戦乙女の羽衣鎧
ノエルの一つ目の覚醒は、白夜の魔眼との戦いで披露された新魔法。
海神戦乙女の羽衣鎧(ヴァルキリードレス)
水で出来た槍と鎧を身に纏う魔法。
鎧の周囲のマナを完全掌握する魔法で、これによりノエルは白兵能力を飛躍的に向上させている。
空間を泳ぐように自在に飛行することが可能。
この魔法を習得して以降のノエルは魔法制御能力も飛躍的に向上し、魔導士として一段上の領域に足を踏み入れた印象です。
ちなみにハート王国での修行後は、鎧を軽量化して高いスピードと機動力を実現した「マーメイドスタイル」も使えるようになっています。
ノエルの覚醒2.ウンディーネとの同化(精霊同化)
ノエルの二つ目の覚醒は漆黒の三極性との戦いの中で見せたウンディーネとの同化。
水の精霊ウンディーネはハート王国の女王・ロロペチカと契約していましたが、彼女との契約が一時的に切れ、ノエルの魔導書に身を移して力を貸していました。
精霊同化(スピリットダイブ)
魔導士と精霊が限りなく一体化することで到達する精霊魔法の極致。
高いセンスと気の遠くなるような努力を重ねることが必要とされる。
この力を得た魔導士は、通常の魔法では倒せない悪魔を邪気を祓って滅することができる特殊な魔導階域「聖域」へと到達する。
アスタのライバル・ユノが使っていたのと同じ能力ですね。
ノエルの「水」属性では、いくら魔力が強くても悪魔に止めを刺すことはできませんでしたから、これは物語的にも大きな転換点と言えそうです。
ノエルの覚醒3.リヴァイアサンとの契約
水の精霊と契約していたノエルですが、その契約はロロペチカを助けるための一時的なもの。
スペード王国編が終わった後はウンディーネはロロペチカの下に戻っています。
そんな彼女が新たに契約したのが海神リヴァイアサン。
海神戦乙女の羽衣鎧・海神竜形態(ヴァルキリードレス・ドラゴンフォーム)
リヴァイアサンの力を借りた武装を纏う魔法。
果たしてその力は如何なるものなのか……?
「ブラッククローバー」ノエル・シルヴァと家族(母・兄弟)
母の死を原因とした兄弟との確執
ノエルにはノゼルとソリドという2人の兄とネブラという姉がいます。
全員が凄腕の魔導士で、ノゼルが団長を務める「銀翼の大鷲」に所属しています。
ノエルはこの兄弟たちから魔力制御ができない落ちこぼれとして蔑まれて育ちましたが、実はノエルが兄妹からこのような仕打ちを受けたのには、ノエルの母・アシエの死が関係していました。
アシエは「鋼鉄の戦姫」と呼ばれ魔法騎士団団長も務めた凄腕の魔導士でしたが、ノエルを産んだことが原因で命を落としてしまいます。
そのため、兄弟たちは「何故お前を産むために母上が死ななければならなかったのか」とノエルに辛く当たることに。
しかしそんな兄弟たちも、ノエルが魔導士として母親そっくりに成長していく様を見て徐々に彼女を認めていくことになります。
そして後に判明する、アシエが死んだのはノエルを産んだからではなく、漆黒の三極性の一人・ヴァニカの呪いを受けたためだったという驚愕の事実。
ノゼルだけはそのことを知っていましたが、呪いによりそれを口にすることができず、母に似たノエルを戦いから遠ざけるため冷たく当たっていたというのが真相のようです。
最終的にヴァニカはノエルとノゼルの兄妹の手によって打ち倒され、長きにわたる因縁に終止符が打たれることになります。
ルシウスの魔法により敵として復活した母アシエ
最終決戦ではルシウスの霊魂魔法により母アシエが復活。
敵としてノエルたちの前に立ちふさがることになります。
兄たちは母を前に戦意喪失してしまいますが、ノエルはリヴァイアサンとの契約という新たな力を手にし、アシエ相手に果敢に立ち向かっていきました。
「ブラッククローバー」ノエル・シルヴァとアスタ
ノエルは本作のヒロインの一人で、主人公であるアスタに想いを寄せています。
ただしノエル本人が重度のツンデレを患っていること、そしてアスタ自身がシスター・リリー一筋であることから、全くその想いは伝わっていません。
ミモザなどアスタに想いを寄せる女性が増える度に焦りを露にしたり、アスタが合コンに参加した際はウェイトレスに扮して監視したりとその想いは非常に分かりやすいのですが……
王道のヒロインでありカップリングではあるものの、今のところその想いが報われる気配は全くなく、作品の性質的にも本編終了までこの関係に決着がつくことはないでしょうね。
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