今回は山口つばさ先生が「アフタヌーン」で連載中の青春アートストーリー「ブルーピリオド」から、藝大油画科の助手「夢崎(ゆめさき)」について解説します。
夢崎さんは大学編1年目で八虎たちを担当した猫屋敷教授の助手さん。
2年目から猫屋敷教授は担当を外れていますが、夢崎さんはそのまま八虎たちの面倒を見続けています。
見た目は怖いですが面倒見がよく苦労人でオカン気質のお兄さん。
本記事ではそんな夢崎さんのプロフィールや人間関係を中心に解説してまいります。
「ブルーピリオド」夢崎さんのプロフィール
基本プロフィール(誕生日、年齢、身長など)
誕生日 | 不明 |
年齢 | 不明 |
身長 | 不明 |
所属 | 東京藝術大学助手(油画技法・材料研究室) |
声優 | ー |
夢崎さんはコミックス7巻から始まる藝大編で登場したキャラクター。
八虎たちが1年生の時、盧生教授、槻木教授、猫屋敷教授の3人が学年担当教授に就いていたのですが、夢崎さんはその猫屋敷教授の助手として八虎たちの面倒を見ていました。
外見はチンピラのような見た目のお兄さん。
ただ性格はとても面倒見がよく真面目な常識人で、周囲からとても頼りにされています。
八虎たちのことをとても気にかけており、2年目からは猫屋敷教授がプロジェクトで担当から外れていますが、夢崎さんはそのまま八虎たちの担当を続けています。
八虎たちの学年を担当する助手さん
藝大の助手は非常に多忙。
助手とは自分の研究を続けながら教授および准教授の職務を助け、時に生徒との懸け橋になる縁の下の力持ち。
生徒たちのミーティングや作品制作、講評の段取りから水道が詰まっただのの雑用まで、薄給で何でもこなす大変なポジションです。
藝大は教授も生徒も、同僚の助手さえも変わり者が揃っていますからその管理やお世話は一苦労。
他の助手は適当に手を抜いているかそもそも頼りにならないタイプですが、しっかり者の夢崎さんは周りから働き過ぎと呆れられるほど頑張っています。
「ブルーピリオド」夢崎さんと猫屋敷教授
夢崎さんが助手を務める猫屋敷あもは藝大油画で唯一の女性教授。
油画技法・材料研究室の教授であり、建物などをラッピングでキレイに飾り立てる独特の作品を得意としています。
見た目は可愛らしいものの、中身は自分の作品を周囲に見て貰うため常に人に気を遣い、自分の全てを捧げている女傑。
夢崎さんは猫屋敷教授のことを尊敬していますが、同時に「1年の担当教授で間違いなく一番えげつない」とも評し、その怖さを誰より理解しています。
また夢崎さん自身とても気遣いができる方ですが、猫屋敷教授のそれには到底及ばず「この人みたいには絶対なれない」とも。
「ブルーピリオド」夢崎さんと櫻井さん
夢崎さんは同じ助手の櫻井さんとセットで行動していることが多いです。
櫻井さんは八虎たちの学年を担当する盧生教授の助手。
小柄で几帳面な女性で、八虎たちの学年の面倒は主に夢崎さんとこの櫻井さんが見ています(他の助手は頼りにならず、教授陣は指導や講評はしても普段生徒たちのことは助手に任せきり)。
ただ櫻井さんは真面目で几帳面ではあっても、夢崎さんと比べれば幾分ドライ。
きっちり仕事はしますが、夢崎さんのように薄給で身を粉にして働くつもりはなく、犬飼教授の相手など緊張する仕事は夢崎さんに押し付けたりしています。
「ブルーピリオド」夢崎さんは面倒見がいい
何度も書きましたが、夢崎さんはとても面倒見の良いお兄さんです。
入学直後から担当クラスの名前と顔、出身地まで全て頭に入れていて、連絡の返信が引くほど早いそう。
また教えてもいないのに同僚に誕生日プレゼントを贈るマメな性格。
また生徒たちへの注意は「油吸ったティッシュは自然発火するから絶対そのままゴミ箱捨てんな」と最低限で良いところを「筆はちゃんと毎回洗え」「変な勧誘には気を付けろ」「知らない人についていかないように」とつい要らないところまで注意してしまいます。
そんな様子に生徒の藍沢彩乃は「お母さんか」とほっこりしていました。
「ブルーピリオド」夢崎さんは苦労人
夢崎さんはとても苦労人です。
そもそも教授も生徒もアクが強い面々が揃っていて、日常業務をこなすのも一苦労。
同僚助手も櫻井さん以外まともに仕事ができる人間がおらず、夢咲さんに仕事が集中し、自分の研究を進める時間がほとんどとれていません。
適当に手を抜けばいいのでしょうが、夢崎さんは生徒たちのことをとても気に入っており、薄給で大変だけど楽しいと仕事を抱え込んでしまいます。
その為、本来であれば八虎たちの2学年進級に伴い、猫屋敷教授が担当を外れたタイミングで夢崎さんも担当を外れれば良かったのでしょうが、暇だから(絶対暇じゃない)とそのまま八虎たちの担当を続けていました。
八虎たちにとっては喜ばしいことでしょうが、もう少し自分の時間と身体を大切にした方が……
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